仏教の『五戒』ということをみなおしている。
まあ実験中というところ。『五戒』を守ろうとしたら、どのように人生が変わっていくのか、と。検証中だ。
とくに、「生き物を殺さない」「嘘をつかない」「盗まない」(与えられたもの以外取らない)の3つ。この実践は、なかなかたいへん。たいへんだけど、やってみようと試している。
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「嘘をつかない」ひとつでも、きちんと実践しようとするとすごく大変。ささいなことで、これくらいならいいやとごまかしたり、嘘をついてしまうことってある。
まあ、戒律を持とうとすることで、そのあたりが見えてくる。
とくに「嘘をつかない」というのは、日常の中で即実践できる。実践しやすい。
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酒は完全に絶った。それだけでも、頭脳のパフォーマンスは上がった。
ただ「生き物を殺さない」。これがなやましい。
なにしろ山の中の一軒家だからね。虫がたくさんいるよ。
ハエも蚊もなるたけ殺さない。まあ反射的に叩いてしまうこともあるけど。カメムシは夜に入ってくる。それはそのまま放置。
寝る時に読書すると電気スタンドに羽アリとか蛾みたいなのが寄ってくる。これも困りもの。
ゴキは、さいわいほとんど出てこない。まあ、ゴキよけに、バターで瓶の中を塗って、玉ねぎを刻んだ瓶をおいとれば、入ってくれる。入ったら、庭に放ってしまうってなことを考えている。
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「植物も生きものじゃないか」という理屈もある。そりゃそうだろう。しかし、植物なくしては生きられないのはたしか。雑草も敷地内にすごいしね。放置もできない。
いまのところ植物を食べたり刈ったりするのは「生き物を殺さない」の範疇には入れていない。でないと、生きていけないもんね。ただ、草にしてみると、刈られると嫌だろうなという気持ちは、なんとなくわかる。