過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

二回目の口頭弁論。なんと、裁判官は交代になっていた

(続き)脅しにちかい言い方で和解を高圧的にすすめてきた裁判官。証拠など意味ない、読まないと言い放つ暴言。あまりにひどい対応なので、どうしてくれようか、裁判官忌避、あるいはマスコミにこの酷さを発信してもらおうかなどと考えていた。

そうして迎えた二回目の口頭弁論。なんと、裁判官は交代になっていた。こんなわずらわしい裁判はやってられないと、別の裁判官に押し付けたんじゃないかと思われた。

二人目の裁判官は女性で、物腰はやさしい。よく聞いてくれそうな印象。しかし、やはり和解を勧めてくる。それを断ると、後日、家にまで電話してきた。和解したほうがいいですよ、と。

いや、和解はしません。相手が支払うという約束をしながら、支払わないという事実は明確です。証拠をもとに事実を審理してもらえば、わかります。それよりも、あなたはちゃんと準備書面を読んでいますか。どうも、読んでいないで和解を勧めているような気がします。まずは、ちゃんと読んでからにして下さい。

そう伝えて電話を切ったのだった。それからはもう和解の可能性はなしということで、互いに準備書面を提出していく裁判が重ねられた。

日本の裁判は、ドラマにあるような、弁護士と裁判官とのやり取りなど、まったくなし。すべてが書面で行われる。裁判官とのやりとりは、一言二言ていど。「原告は陳述しますか」「はい」「次の口頭弁論の日程はいついつでどうでしょうか」「あ、その日に都合がわるいので」「じゃあ、いついつに」「では、その日に」……それしかない。時間にして3分くらい。

ま、そんなことで、1年半かけて書面のやりとりが行われて、結審。こちらの主張は全面的な受け入れられて、完全勝訴したのだった。しかし、相手方は控訴。舞台は地裁に移ることになって第二ラウンド。