過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

田畑と森

毎日、田んぼ、どうしようかと妻と論議している

儲かりもしないのに、えらくたいへんそうだし、なにか罰ゲームでやってるの? ピラミッドの労働者みたいだ、と。クチの悪い友人が言っていた。毎日、田んぼ、どうしようかと妻と論議している。行ったり来たりだ。とにかく、田んぼは一人じゃできない。家族だ…

田んぼで子どもたちと焚き火

田んぼで子どもたちと焚き火。けっこうワイルドだね。いまどき、山里でもこんなに自由に焚き火できところは、なかなかない。これからは、火の季節。炎の季節。お日さまぽかぽかのありがたい季節。

来年はどうしようかと、メンバーと会議

お米の「もみすり」もおわって、来年はどうしようかと、メンバーと会議。収穫量をいかに上げるか、手間をいかに省くか、出費をいかに抑えるか。いちばんの課題は収穫量を上げること。なかなか難しいが、ともあれ来年も続けようということになる。畑は縮小だ…

なぁんと500キロだった

なぁんと500キロだった。あれだけ手間ひまかけて、これしかとれない。せめて700キロくらいと踏んでいたので、みんなショボンとなった。昨年は、イモチ病になった分、少なかったが、それでも570キロはあったのに。3反でこの収穫量は少なすぎ。一般的な慣行農…

ホタルの幼虫の餌 カワニナ

これはカワニナだ。巻き貝の一種で、ホタルの幼虫の餌となる。カワニナがいないと、ホタルが育たない。そのカワニナを、ホタル公園に放ってくれる人がいる。近所の岩本さんだ。ボランティアで、各地に取りに行っている。今回は、5キロも。それを、あかりに…

かくして、田んぼは日本からなくなっていく

きょうは700キロのお米の籾摺(もみす)りの予定だった。でも、農機具屋さんの準備体制が外れて、うまくいかなかった。来週に延期となった。こんどは、無理をお願いして義父のところでやってもらう。往復3時間以上かけて、軽トラで持ち込む。来年のこともあ…

ああ、もう10年早く移住していれば、もっと可能性がひらけたのになあ

いま農業やっても、食っていくのは難しい。多くの農家は、大量の肥料と農薬、そして大型機械を入れて、なかなか収益が上がらない。農協だけ儲かる仕組みという見方もできる。 これからの方向としては有機農業がいい。食の安全と安心が求められてくるので。で…

いろいろ失敗つづきの蕎麦の栽培

うちの農地で水野さんたちと蕎麦を栽培している。おもな労力は、ほとんど水野さんたち。ぼくはすこし手を貸す程度。だが、いろいろ失敗つづき。まず友人から頂いた種を播いたものの、まったく発芽せず。種がよくなかったのか、こちらの保存が悪かったのか。…

グリーンツーリズムとしての田んぼ体験は可能だろうか

なんとか田んぼは続けたい。完全無農薬・無化学肥料のあり方は、変えない。しかし、経費と労力がかかりすぎる。なんとかならないか。経費が捻出できて、たのしく農作業ができる方法はないか。グリーンツーリズムとしての田んぼ体験は可能だろうか。なんとい…

春野にほたる公園がある 水を引くという問題

春野にほたる公園がある。毎年、6月頃にはたくさんのゲンジボタルが舞う。ビオトーブになっている。ホタルの餌は、カワニナという巻き貝の一種で、これは岩本さんという方が、あちこちに行って探してきて、水辺に放している。この公園は気田川から水を引い…

サバイバルゲーム

うちの田んぼの近くに、突如クルマが200台以上。戦闘服の男たちが、銃を構えている。いったい何事と思いきや、これはサバイバルゲームだ。 川の畔や森林の中で、銃器で撃ち合う。銃器はかなり本物に近い。目に当たれば失明、歯に当たれば折れてしまほどの威…

ススキを穂を刈るおばあちゃん。なんと87歳。

楽舎の田んぼの隣の畑。ここでススキを穂を刈るおばあちゃん。なんと87歳。とっても元気でいつも感心する。鎌の手入れがいいので、スパスパ切ってゆく。農家にとってススキは、貴重な堆肥となる。他の雑草は刈り取っても、ススキだけは残しておくものだ。ま…

きょうでやっと脱穀が完了

こうして家族が交流しながら、子どもたち同士が遊び友達になっての農作業。まちなかから、1時間余かけて手伝いに来てくれるひともいる。きょうでやっと脱穀が完了。稲穂と籾(もみ)を分ける作業だが、脱穀機がやはり不調。分解したり点火プラグを掃除したり…

脱穀はやっと半分というところ

脱穀機を納屋から運び出す。エンジンはかかった。快調に脱穀は進む。けれども途中で燃料切れを起こして、ぷすぷすと止まる。そのままギアに稲束を食い込んだまま停止。燃料を入れても動かない。稲束をなんとか取り出したものの、もう動かなくなる。分解掃除…

とくに仏教分野。そこにエネルギーを集中していかなくちゃ、と

田んぼ(3000平米)に大豆畑2,000平米。それから、ブルーベリー畑(100本)に栗畑(50本)。ほかに農地は1300坪。こちらは友人が蕎麦と麦に挑戦中。これだけでも、ちゃんとやっていたら、専業農家。まあ、できない。いちばん手のかかるのが、田んぼ。土を耕…

脱穀機のエンジンかからず

脱穀しようとしているが、脱穀機のエンジンかからず。添加系か燃料系に問題だと思う。キャブレターをオーバーホールしてどうの、点火プラグがどうの、というけれども、どこがどうなのかさっぱりわからず。あとでまたトライしてみる。ダメなら機械屋に修理を…

ド素人の田んぼ作りも、今年で3年目

ド素人の田んぼ作りも、今年で3年目。完全無農薬、無化学肥料。土の力だけでお米を作っている。収穫量は低い。3反弱で600キロくらい。反あたり200キロ。まぁ、山里の冷たい沢の水で、完全無農薬、無化学肥料というと、そんな程度か……。そうして収穫量は、年…

今週は脱穀。しかし段取りが難しい。

田んぼは、自ら動くともに、段取り仕事。なにしろ人手がいる。無農薬はとくにそうだ。田植え、草取り、稲刈り。脱穀、籾摺(もみす)と作業工程がたくさん。「時間があったら、そのうちやりましょう」では、時を失う。忙しかろうがなんだろうが、すべて「待…

山里の農業のたいへんさは、獣害だ

あかりを連れて朝の田んぼ仕事。ちかくの畑でせっせと仕事をしている老夫婦。声をかけると、いつも田んぼやっている人たちだね、感心だね……と言ってくださる。田んぼをしていると、地元では信頼される。ちゃんとやってないと、いろいろ言われるけれども。山…

朝から田んぼに連れて行く

朝から田んぼに連れて行く。刈田は、子どもの遊び場にもいい。毎朝、田んぼで一緒に遊べるかな。お父ちゃんは、あかりを見守りながら、すこし片付け。稲刈りは終わった。これだけの天日干しで、700キロくらいとれるといいんだけど。昨年は560キロだった。イ…

稲刈りが完了した

稲刈りが完了した。バインダーという機械で、稲を刈って麻紐で束ねる。人力で稲架掛けをする。日の光と風によて乾燥させていく。 2週間くらいして、稲の含水率が15%くらいになったところで、脱穀する(稲穂からモミを取り出す)。次にモミ摺り(玄米と籾殻…

「稲架掛」(はざかけ)づくりの苦労

稲を刈る。天日干しのために「稲架掛」(はざかけ)する。2週間くらい乾燥させると、これくらいで200キロほどの玄米になる。今年の予想は700キロ。この稲架掛の木をつくるのが一苦労。昨年は竹で作ったが、強風でみんな倒れてしまった。10回くらいは倒れた。…

元気でおもしろいお兄ちゃんたちがいる

田んぼでは、元気でおもしろいお兄ちゃんたちがいる。妹もいる。あかりも刺激になっている。「田んぼ学校」というのがあってもいいね。

きょうは稲刈り

きょうは稲刈り。ぼくは新聞作りの合間をぬって参加。あかりもすこし。今年は700キロの収穫、いくような気がする。イモチ病も食い止めた。まったくの無農薬、無科学肥料だ。そうして、天日干し。明日も稲刈りだ。明日で完了できるかな。

山道の「支障木」の有効活用

さきほどの山道の「支障木」の続き。 道路にせりだしてきて、危害を与える支障木が至る所に見られる。事故が起きたとき、その責任は山林所有者にある。だが、かれらがつねに見まわっているわけではない。放置の場合が多い。見つけた人が、片付けたりする程度…

「支障木」の問題

森林組合に勤めている友人と、ちかくの林道を走ってみた。ミツマタ(紙の原料となる)の群生地があるというので、見に行ったのだ。そのことは、また別に書くとして、道路事情の悪さが気になった。そこはスーパー林道につながる道だが、林業が衰退とともに、…

栗を料理してくれるという

うちにはブルーベリーが100本ある。摘むのがたいへんで、鳥たちに随分と食べられてしまった。摘んでしまえば、冷凍保存がきく。いつでもジャムにできる。栗の木は60本ある。ブルーベリーと比べると、拾うのはそんなに手間じゃない。けれども、料理するのがた…

稲刈りやら蕎麦刈りやら新聞作りやら

台風のために、田んぼに水が抜けない。そうして、週末またしても雨のようだ。稲は十分に実っている。はやいとこ稲刈りしないと、実が落ちてしまう。しかも、スズメたちがやってきて盛んに食べている。 田んぼメンバーの大友さんが、今日やりましょうというの…

きょうは林業

きょうは林業。刈った稲を干すためのナル(材木)をいただきに森下さんの森に。4月に50本ばかり伐らせてもらったが。だいぶ乾燥して軽くなったところで、玉切りしてもらうことになった。ハーベスタとグリッパーというロボットのような機械で、2メーター毎に…

農地を借りる場合

自分の土地にしていれば、安心して農業はできる。しかし、農地を取得するのは、「農地法」の制限があってたいへん、ということを書いた。しかし、農地を取得せず借りて耕作すればいいわけだ。それでも農家資格はとれるし、べつに農家資格などなくても、農業…