過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

川奈の野外センターで楽舎主催のワークショップ

昨日は、北区の引佐町川奈の野外センターで楽舎主催のワークショップを行った。はるばる名古屋のまちなかから、知的障害のあるひとたち37名とスタッフ5名が来訪。昨年の秋は、春野の楽舎の田んぼで稲刈り、脱穀、天日干しを体験したが、今回はその2回目になる。浜松の山里で森の体験をしてもらおうと企画した。

趣旨は、山里の魅力を体験してもらおう。健常者とともに、芸術創作してみよう。自分で薪つくりから食事をつくってみようというところ。

みんなで森林散策、マンダラアートの創作、野外炊飯でカレー作りを行った。マンダラアートは、模造紙20枚の上に、クレヨン、絵の具、葉っぱな花をつかって、好きに描いてもらう。みんなで作り上げた作品は、そのままマンダラとなる。マンダラとは、すべてが具足していて欠けるものがない、そのまま宇宙という意味だ。

おお、すごい体験。前田さんが参加してくれて、参加者全員にスプーンを渡して、念力によるスプーン曲げを体験してもらった。成功率80%だった。できっこない・できるはずないと思っていたことが、あれれできる。曲がる。すごい。やればできるんだ、と成功体験を得てもらった。

さて野外炊飯だ。大丈夫かなあと心配したが、ちゃんと斧で薪を割り、コメが炊けた。カレーも美味しくできた。みんなよく働いてくれた。これはさすがに野外センターのスタッフの力量だ。

いろいろな人がサポートしてくれた。カヤック作りの田中さん、スプーン曲げの前田さん、神戸から佐藤由美子さん、山里暮らしを考えている渥美さん、妻とあかりもスタッフで参加したのだった。また、秋にも企画したい。(写真掲載の許可は得てあります。)