過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

10キロの種モミを水につけた

田んぼの仕事がはじまる。まずは種から苗を育てるのが肝心なところ。

たねは、昨年、とてもいい出来栄えだった晩稲(おくて)のサガビヨリ種モミをつかう。1粒のお米が、芽を出してちゃんと実ると、約3000粒ものお米になるそうだ。

きょうは10キロの種モミを水につけたので、これがすべて実ったとしたら、3万キロの収穫になるわけだ。しかし、実際は、発芽しなかったり、うまく育たなかったり、病気にかかったり、台風でたおれたりして、実際のところ800キロくらいだと思うが。

種モミを、56℃の熱湯で10分間消毒して、冷水につけた。これから毎日、水を取り替える。

数日で芽が出てくると思う。一週間後には、育苗箱に培養土(赤土にヌカを混ぜて発酵させたもの)を入れて、そこに種をまく。だいたい70箱くらいになる。

寒冷対策で覆いをすると、ぐんぐんと苗が育つ。うまくいけば、田植えは6月10日くらい。5月下旬から、代かきと畦塗りを丁寧に行なう。