過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

いまはもういない。

しばらく前まで、田んぼを仕切って、ここでアイガモを飼っていた。いまはもういない。

沢からの水も引かなくなったので、地割れしている。こうしてみると、土が微細にとろとろになっているのがわかる。カモ君たちが、せっせと足でかき混ぜてくれていたからだ。

まったく雑草が生えていない。雑草を根こそぎ食べ、土の中に潜んでいた種まで食べ尽くしてくれたのだった。

そのアイガモ君たちがいないので、なんともせつないというか、さみしいものがある。