過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2020-01-01から1年間の記事一覧

お金をイラク航空に機内に落とした さあどうする

電話局の記念写真を撮ったその瞬間だ。突然、二人の警官に腕を掴まされた。警官はライフルを肩に下げている。 なんだ? というと。「ここは撮影禁止だ。フィルムをよこせ」という。 どうしてだ、というと「空港、橋、公共の施設は撮影禁止なんだ。そんなこと…

すんなりひとつの部署で集中的に機能的な結びつけられたらいいんだけど

最近の事例。 Mさん86歳:ひとり暮らし。圧迫骨折4度目。現在入院中。親戚は近くにいない。子どもは先に亡くなった。きょうだいは、片道7時間の遠方。そて、これからどうするか、どうなるか。通えるときはデイサービスに来ていただいて、それでも動けなく…

真言宗の大本山の本をつくることになった

来年に向けて、真言宗の大本山の本をつくることになった。本尊の功徳、功力、礼拝と供養のあり方、歴史、おかげばなし、管長法話、大日如来と諸尊についてなど。大本山への参拝のすすめであり、密教の入門編でもある。 いまの時代、こうして仕事をいただける…

お姫さまがいいか魔法使いがいいか

あかり「お姫さまになりたいの。そして、魔法が使えるの」。 おとうちゃん「それはいいね。でもね。お姫さまになったら魔法は使えないんだよ。魔法を使えるのは、おばあちゃんなんだよ」。 あかり「そうなんだ」。 おとうちゃん「そうだよ。どっちにする。お…

生きがい特派員の仕事

過疎地の買い物支援と見守り、として「便利屋猿ちゃん」のことを書いた。静岡県の健康長寿財団の雑誌。まだゲラ段階でこれから校正。 生きがい特派員というのを4年間続けてきたけど、そろそろ引退。来年、誰かやりたい人、いませんかね。浜松市の北部〜天竜…

友人が起訴された

交通事故で人身事故を起こした友人が、起訴された。起訴状を持ってきた。実際の起訴状を見たのは、ぼくは初めて。方向性を確認。①公訴事実は争わない。事実として認める。②十分に反省している。③国選弁護人を選任する。ということで、来年の1月に一回で審理…

6メーター四方(20畳余)のオープンテラス

6メーター四方(20畳余)のオープンテラスが、出来上がりつつある。さて、これに屋根をつけるかどうかが悩ましい。 屋根がないほうが青空のもとで、スカッとして気持ちがいい。しかし、もろに雨や紫外線にあたるので、木の劣化が早い。 そうすると、屋根が…

ネコたちの運命やいかに

ねこばかり30匹いる屋敷。 いわゆる「ネコ屋敷」。30匹くらいいる。いつもここを通るとき、ネコを眺めるのは楽しみであった。 かねてより近所からの苦情があった。たとえば、製材所の製品におしっこをかけて製品に臭いがついてしまう。 それで、ついにネコた…

風呂の中での読書はいい

休みなので夕方から露天の風呂炊き(ちゃんと屋根はあるよ)。さて、風呂の中で本でも読みたい。まてよ、本がない。 そうだ、風呂の近くに、ゴミに出すつもりでまとめていた文庫本の束があった。そこから吉川英治の「私本太平記」、森村誠一などを手にとった…

クラウドソーシングで仕事を進める

人を雇う余裕がない。しかし、締切は迫る。そういうときは外注に依頼する。アウトソーシングだ。しかし、ある程度の経験や技術、知識がないと仕事がはかどらない。結果、費用がかかる。 問題は「人」だ。いろいろな人に依頼してみたが、高かったり、忙しいと…

検察に電話してみた

" data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true">友人が交通事故の加害者で、刑事被告人になった。裁判になるという話を聞いて、検察に電話してみた。ぼくは「縁」あれば、できるだけサポートしたいという趣旨だ。そのことで、学びにもなる。 電話…

交通事故の加害者で起訴されて裁判

友人が人身事故を起こした。加害者だ。赤信号なのに交差点に入った。バイクと衝突。被害者は、全治3ヶ月。保険で対応した。--------------------だが、それでおしまいではない。 検察に呼ばれた。その時、裁判なると言われた。国選弁護人をつけるかどうか聞…

帝国データバンクが調査のために訪ねてきた

" data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true">帝国データバンクが調査のために訪ねてきた。二度目である。 こんな辺鄙な山里の、介護施設として認可されてまだ一年もたたない零細な施設に、わざわざ帝国データバンクが調査に来るのは、どうして…

郷土史研究の語り合い

郷土の歴史について、郷土史家の木下恒雄さんを、森町の村松達夫さんと訪ねる。初対面だが、挨拶抜き。いきなりトップスピードの語り合い。--------------------気田(けた)の町のできた背景にある王子製紙の設立、それをつくった渋沢栄一。小俣の山林を王…

基礎石と束柱を埋める

オープンテラスづくり2日目。パチェコさんたちが工事。ユンボで穴を掘って、基礎石と束柱を埋める。ペイント缶に柱を立ててセメントを流した束石が24本。次回は、大引き材(または根太材)を打ち付ける。それができたら、板を貼ってゆく。広さは、6メーター…

ヤギのメリーちゃんが草を食べに来てくれた

ちかくの養護施設で飼われているヤギのメリーちゃんが草を食べに来てくれた。 来年の夏は、草刈り用にメリーちゃんを借りることにした。施設に出かけて、リードを引っ張って連れてくる。杭を打ってそこにつないでおけば、360度ぐるりと草を食べてくれる。 ヤ…

沐浴と年寄りに冷や水

熱い湯と冷水を交互に。薪を燃やして露天風呂。星空を眺めて芯から温まるしあわせ。温泉に行けなくても、これで十分。ごくらくごくらく。露天風呂の横には、ステンレスのドラム缶に水を張っている。熱い風呂に入った後は、ざぶんと冷水に入る。また熱い風呂…

ススキの根っこを掘るには

100坪の畑。二枚刃の背負い式草刈機で40分で刈り終わった。借りている土地は草刈りしないと顰蹙を買う。地主が「まわりからクレームが来たので、刈ってほしい」と来られた。こちらが忙しかろう、と躊躇していた由。 今年は放置していたら、ススキが繁茂して…

「水師営」と「君死にたまふことなかれ」

「水師営」。乃木大将とロシアの将軍ステッセルとの会談の歌。80歳以上の人は、この歌をよく知っている。尋常小学校で盛んに歌われていた。おなじ時代の歌で、「桜井の訣別」(大楠公の歌)も、みなさん歌える。なので、施設ではよく歌のリードをする。きょ…

移動図書館がきてくれる

移動図書館のバス。毎月きてくれる。施設にいながら100冊、借りられる。 こちらは介護施設としての利用だが、こんど、保育の事業だけでも新たに申請してみよう。そうすると、あらたに幼児、子ども向けの本をまた100冊かりられそう。 図書館の方も「よろこん…

6メーター四方のオープンテラス着工

" data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true">施設の敷地に、6メーター四方のオープンテラスを作ることにした。本日、着工。3密対策。 屋根はなし。青空が広がる空間がいいので。暑いとき、雨のときはタープを張る。 畑で作った野菜を料理して…

郷土史研究家の木下さんから和文タイプライターなど

" data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true">「終活なんだ。もらってくれんか。昭和史を研究している人はいないか。『昭和天皇実録』60巻がある。高松宮日記(全8巻)もあるぞ。それから、静岡県史(通史編全6巻、資料編全26巻、別編全3巻)もあ…

便利屋猿ちゃん

過疎地の買い物支援と見守り 猿田光里さん(浜松市天竜区在住、75歳) 山里暮らしのたいへんさは、買い物が不便なことです。高齢になると、歩いて行くのはたいへんなこと。なにより過疎地の山里には、もう店がなくなってきています。 そんな過疎高齢化の著し…

「どうやって死んでいくか」ということが、いつも話題になる

やはり「どうやって死んでいくか」ということが、いつも話題になる。 とくに高齢でひとり暮らしの人は、このテーマは切実だ。 もしものとき、どうするか、どうなるか。 そのためには、なにをしておいたらいいか。 ------------------- もしものときは、ぼく…

心身の全体性を取り戻すような至福の時間

露天風呂に入って星空を眺める。赤く燃える薪の炎をながめていると、時空を超えて神秘の世界に入るようだ。 ゆったりくつろいでいるんだけれど、なにしろ露天風呂だから、首から上は冷気にある。身体はゆるんで、頭は冴える。 瞑想というよりも、なにか心身…

ダンボールアート

コンビニや100均で、段ボールを山のようにもらってくる。毎日、段ボールを切ったり張ったりしている。 マンダラアートは、壁に所狭しとぎっしり。歌詞の台紙はもう120曲になった。おーいお茶の箱はA4ファイルの収納に。あれこれ入れる箱。あかりのおもちゃ…

炎のゆらぎ、赤く燃える薪、そして熱と光

毎朝、段ボールのゴミなどを焼却炉で燃やしている。炎を眺めると、とても心地よい。夕方、露天風呂を焚く。薪を燃やして炎を見ているのが楽しみ。炎のゆらぎ、赤く燃える薪、そして熱と光。最後には、真っ白な灰になる。熱い風呂にはいるのも喜びであるが、…

やっと底地を買うことができた

山里に移住して10年。はじめは1,700坪の敷地を買ったが、広すぎて草刈りなど大変。夏に見に来たので、日当たり良くないは後で知る。山が迫り土砂崩れも心配。沢が敷地に流れているので、葉わさびができたりしたが、湿気が強い。カビが生える。畑やろうと思っ…

一緒に、さおだけ屋をやった

" data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true">タイの首都バンコクにある、ファランポーン駅前広場。国有鉄道の主要幹線4路線の起点駅だ。賑わいを見せる。 夕方になると駅前広場では、東北部のイサーン地方の娘たちが店を開く。イサーン地方は、…

インドの旅といまと、どちらが修行になっているかというと

" data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true">ヒマラヤの麓からインドの最南端を旅したことがある。バスと列車で100時間くらいの移動だろうか。昼も夜もおんぼろバスに揺られながら、谷底に転落しそうなところを走った。 ちょうど今の季節を旅し…