過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

やっと底地を買うことができた

山里に移住して10年。はじめは1,700坪の敷地を買ったが、広すぎて草刈りなど大変。夏に見に来たので、日当たり良くないは後で知る。山が迫り土砂崩れも心配。沢が敷地に流れているので、葉わさびができたりしたが、湿気が強い。カビが生える。畑やろうと思ったが、自分には無理とわかる。
 
あかりが生まれたので、新しい土地に移住したのが5年前。
そして、昨年末からデイサービスの事業を継承した。
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問題なのは、デイサービスの施設がある400坪の敷地が借地であること。建物の譲渡はきまったものの、「借地権」を地主が認めてくれない。それは困る。裁判の申立(借地非訟)して、裁判所に承諾を決定してもらおうと動いた。だが、こじれると地元ゆえ厄介。なので断念。
 
借地のままでは、ずっと賃貸料を払い続けなくちゃいけない。さらには、事業を撤退するときには、建物を解体して更地にしなくてはならない。その費用だけでも300〜500万円はかかる。
 
無理をしても土地を手に入れたい。しかし、地主は売ってくれない。いや売ってもいいとはいえが、かなり高い。いや、それではあんまり。もっと安く、なんとか。というような状態が、実は一年半も続いていた。たえず、困ったなあ、どうしたものかなあという思いがあった。
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それがやっと、土地を買わせてもらうことができた。ここに至るまで、いろいろドラマあり。契約も完了して名義の書き換えもした。3日前のことだ。
 
ついの拠点が定まったことになる。もう遠征はせず。ここから、じわじわと掘り下げていく道だ。
 
しかし、処分しなくちゃいけない土地は、まだ2,000坪ある。山里なので二束三文。不動産は、負動産。さて、どうするか。どうなるか。