過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

低収入でも安定して稼げる道があれば、山里暮らしは魅力的

山里の暮らしはたいへん。仕事がない、いろいろと不便。だが、低収入でも安定して稼げる道があれば、山里暮らしは魅力的ではある。
 
山里は高齢化が進む。出会うのはほとんどお年寄り。若い人を見かけない。高齢化が進むということは、見方を変えれば、デイサービスなどの需要はある、ということだ。それらの施設をつくる際、まちなかよりも、土地も安く手に入る。自然環境もいい。
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しかし、問題は「人」だ。ちゃんと利用者のケアができる人材を得るのが難しい。
若い人は少ない。もとより給与は低い。山里なので、通勤もたいへん。
 
けれども、山里に移住したい人はいる。しかし、仕事がないと暮らしが続かないので、足踏みしている。そこで、デイサービスの仕事があるよ、とそこにつなげる道もある。
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さいわい空き家は多い。賃料もまちなかよりも破格に安い。空き家を見つけて、デイサービスの仕事に結びつけることもできるかもしれない。
 
フリーで創作的な仕事をしている人がいる。週5日は無理だが、2日くらいなら勤められる、という場合もある。そうしたら、低くても安定した収入がベースにあるので、あとの時間は、自由な創作活動に打ち込めるわけだ。
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そのあたりを、うまく組み合わせてつなぐことができれば、デイサービスの受け入れ体制は可能。そうしたら、利用者を集められる。利用者が増えれば、経営は安定する
 
しかし、具体論として、どこまで可能か。精神論や甘い見通しでは、立ち行かなくなる。友人とデイサービスの経営者とそんな話をしたのであった。