過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

多文化共生村みたいなことにも使えそう

43ヘクタールの広大な森(東京ドームの10個分)。50人キャパの宿泊棟が10棟。体育館。天文台。イベント広場。標高500メートル。 かつては、県営の林間学校。その後、NPO法人が所有。杉や檜を伐採して、山桜を植えてきた。広葉樹も茂ってきた。 その施設が…

保育事業とフリースクール

①施設では、保育事業も行っている。施設を区切った別の部屋で、未就学児の保育。春野町には保育所がないので、保育ママ制度を活用した保育所。といっても、預かるのはマックス3名。 問題は、子供をみてくれる保育ママさんがいないこと。だが、やっと安定し…

「教えない塾」

「教えない」学校というのは、いいかも。 学びたくない人に、カリキュラムに沿って教えるのは、虐待みたいなものかも。 学びたくない人が、試験のためにしかたなく学ぶのは気の毒だし、まったく身につかない。勉強は嫌なものの代名詞になる。 学びたい人にだ…

心はそれよりもひどいことをする

憎しみや恨みは、自分が自分に仕打ちをする、自分をいじめる。自分を蝕んでいく。相手にはまったく影響を与えることはないのに。 最古の経典である「ダンマパダ」にはこういう言葉がある。 「 憎む人が憎む人にたいし、怨む人が怨む人にたいして、どのような…

いろいろな動物たちが現れる。

山里に暮らすと、いろいろな動物たちが現れる。 きょうはクルマで移動中、キツネが横切った。まじかでキツネを見たのは初めてだ。ちょっと嬉しい。 タヌキは、よく現れる。夜中にコンポストをひっくり返したり、ランのエサの箱をあけて食べていったりする。 …

建物を解体して更地にしなくてはならない どうするか

建物を所有していても、借りている土地だとややこしい。 事業が立ちゆかなくなった時、賃貸借契約は解除したい。しかし、建物を解体して更地にしなくてはならない。 -------------------- 解体費用がたいへんだ。何百万円もする。鉄骨だと、一千万円以上もす…

インパール作戦 インド人からすると、イギリスからの独立運動であった。

大東亜戦争は、日本は、石油を奪うためであり領土拡大のためであったが、東南アジア 大東亜戦争は、日本は、石油を奪うためであり領土拡大のためであった。けれども、東南アジア諸国に対して、白人支配からの解放のための「聖戦」としていた。「大東亜共栄圏…

いまの大学など大した価値はない コミュニケーション力、リテラシー(読解記述力)、ITを駆使できる力

いま大学はコロナ禍で、オンライン授業。 双方向のやりとりのない一方的な映像の講義ほどつまらないものはない。友だちもできない。先生とのやり取りもない。ぼくなど、すぐにドロップ・アウトしてしまうだろう。 そもそも大学の授業(とくに文系)など、ほ…

コロナ対策の助成金の数々

コロナ対策の助成金。いろいろ調べていくとページ数にして、300枚余になった。これを解読していくことになる。 たとえば、緊急支援事業、家賃支援給付金、緊急包括事業、休眠預金による緊急支援事業、感染症緊急支援、無担保無利子対応資金融資、IT補助金…

人の気持ちがわかり、自分の気持がわかるというあり方

「あんさんはなぁ、ひとさまをお助けする。そういうひとになりなはれや。 お助けというと、難しいようやが、けっして難しくはありません。 よくひとの気持ちがわかることや。 ひとの気持ちがわかると、自分の気持ちもわかってきます。 ひとの気持ちがわかり…

息を吸う時に、歌の情景をイメージする。

施設では、毎日10曲以上は歌をリードする。 歌うときに、その情景をイメージして歌う。 情景のイメージなくして歌うと、たのしくない。機械的。 数日前から心がけているのは、息を吐いて歌う前に、情景を描いていること。 息を吸う時に、歌の情景をイメージ…

木綿のパジャマをいただいた

パジャマをいただいた。なかなかおしゃれ。着心地がいい。布絵作家の竹山さん(84歳)からだ。木綿の布の素材でワンピース、パジャマ、パッグを作ってくださる。いつも打ち込んでいるのは「布絵」。60代から始めた。数年前に、作品をまとめた本を作らせても…

「家で吠えて」と冷たく一言

オオカミの遠吠えを何度もした。するとあかりは、 「家で吠えて」と冷たく一言。 ──はい。 それでおしまい。 クルマに乗って図書館に行くとき、あかりがおおあくび。それらつられて、おとうちゃんは、オオカミの遠吠えをした。おもしろがって、あかりも一緒…

ひとつり暮らしの緊急連絡

山里には、ひとり暮らしのお年寄りが多い。自宅で病気・事故などに陥ったときに、発見されないということもある。この暑い8月、寒い2月など心配は多い。このあたりの課題は大きくなってくる。 自治体によって、いろいろ工夫しているようだ。 ①食事の配食や…

圧迫骨折と脊柱管狭窄症

痛みはおさまらないし、耐えていくしかない。お互いの辛さ、痛みの分かる人がおしゃべりを楽しむ。笑うことがいちばんのクスリ。 ただ、この山里では、そうした気軽に出会う場所がない。年とると、わざわざ出かけていくのもたいへん。わざわざ訪ねると、手土…

〈フォルテ〉と〈ピアノ〉 そこに至る大事な内容は小さな声で歌われている

「〈フォルテ〉は、感情が高まり表現が大きくなる部分で、結果としての頂点であり、そこに至る大事な内容は〈ピアノ〉、小さな声で歌われている。ここは大事ですよ!と声をひそめて歌いかける部分。 小さな声で歌うからといって、感情のテンションを下げてし…

なんだか、舞踏みたいになってきた

あかり劇場開幕。なんだか、舞踏みたいになってきた。 まず、おとうちゃんに注文つける。 「カーテンを開けたら、あかりちゃんの登場です。それではどうぞって言ってよ」。 カーテンの後ろに隠れている。カーテンを開けると、あかり登場となる。 はじめに、…

歌う前に息を吸ったのを見て感動した

「歌う前に息を吸ったのを見て感動した。悲しいときには悲しい息が入って、その悲しい歌が始まる。白い息を吸って、声が出た瞬間から表情が始まるのではない」 声楽家の池田直樹さんの語ることに、なるほどと合点がいった。 ------------------- なにかを表…

かなり上手に乗れるようになってきた

山里は自転車の練習場所に困らない。かなり上手に乗れるようになってきた。おとうちゃんは、見守るだけで楽ちん。

西インドの砂漠に行ったときのこと

ものすごく暑い。浜松は41.1℃。歴代最高気温のタイ記録だとか。ワンコはへばりそうなので、川に3度連れて行って泳がせた。 この暑さで思い出しのは、4月に西インドの砂漠に行ったときのこと。 ラージャスターン地方のプシュカールに滞在した。ここはインド…

自閉症児のグループホームを作りたいという友人

ハコモノが活用されずにそのまま、というところが全国にはたくさんある。廃校とか農村都市交流センターとか、土木事務所だとか、営林署だとか、あるいは特養だとか。 耐震設計されていない。補修しようとすると、多額の費用がかかる。維持運営の軽費も出ない…

五味太郎さんのインタビュー

「誰かに見てもらって点数つけてもらって休みもお金ももらう。自分が何がしたいかわからなくなっちゃってる」社会に生きてきた自分にとっては、まさにそのとおりで。 「毎日わくわくする。わくわくしながら仕事に行ってる人ってどれぐらいいるのかな」。まさ…

「脳」というのが、ひとつのテーマらしい。

レストランで、かき氷を食べてうれしそう。「踊ってもいい?」というので、いいよ。すると、ヨーガのようなインド舞踊の動きをしていた。ムドラー(手印)組んでた。 ───あかりちゃん、その踊りはどこで覚えたの。幼稚園?「ちがうよ。脳の中だよ」「スポン…

図書館というのは、本を読むだけのところではない

こども主役の図書館。ひろびろ。絵本たくさん。走りまわっても、騒いでもオッケー。子供同士が自然と友だちになれる。 あかりは、同い年の男の子とままごとやっていた。そのお母さんに絵本を読んでもらった。 図書館というのは、本を読むだけのところではな…

五味太郎さん「コロナ前は安定してた?」不安定との向き合い方

五味太郎さん「コロナ前は安定してた?」不安定との向き合い方 朝日新聞のインタビューの五味太郎さんの語りが素晴らしいので一部、紹介。 語りがとてもいい。そして、記者のまとめ方もうまいなぁ。 https://www.asahi.com/articles/ASN4F71W5N42UTFS008.htm…

石原莞爾と牧口常三郎

昨日は敗戦記念日。 日本の戦争は、なんのために興したのか、考えてみた。 外向けの戦争目的、大義名分は「東亜の解放」。大東亜共栄圏。アジアを白人の支配から開放するのだ。それが、アジアの盟主である日本の使命。すなわち、聖戦である。「八紘一宇」「…

昼間は90代のお年寄りのお世話、夕方は5歳のあかりの世話

こんなに暑いから、無理かなあと思っていたが、99歳のFさんは「行きたい」というので、お迎えに行く。 施設に着いた。けれども、「足が痛いから下りるのはいやだ」と。 ──大丈夫だよ、支えるから。 「いま無線が入って、早く帰ってこいという。胃もいたい」…

明日は、敗戦記念日。なぜ日本は負けたのだろうか。

「勝てるはずのない相手と戦った」。 なにしろ相手は、あのアメリカ。当然といえば当然。 「精神論では勝てない」。 日本は得意の奇襲攻撃で勝てると踏んでいたのか。義経の「ひよどり越え」、信長の「桶狭間の戦い」、楠正成の電撃戦のようなし。「敵は幾万…

インドの山中で銃口を向けられる

突然、銃口を向けられた。標高2,000メートル余もあるインドの奥深い山の中。 バドリナートという中国と国境の近くまで旅をしたときのこと。 ふらりと標高2千メートルの山の山を歩いた。透明の風と光ばかりの風景だった。 山中で暮らす修行者のテントを訪ね…

自然素材アート

自然素材アート。きのう、河原で拾った鉄板と石ころと流木。