過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

自然が作ったアートがたくさん

河原には自然が作ったアートがたくさん。流木も石ころも見事なものが。そして、錆びついて穴の空いた金属も味わい深い。

「嫌な人、苦手な人とのつきあい方」スマナサーラ長老とのインタビューメモ

スマナサーラ長老とのインタビューメモ。「嫌な人、苦手な人とのつきあい方」について。フツーの雑談からのメモなので、公式の講話ではありません。-----------------------イヤな人というのは、どこにでもいるものです。こちらが挨拶しても、挨拶を返さない…

一緒に歌うと音程が合う

99歳のFさん。かなり耳が遠い。おしゃべりのやりとりが難しい。筆談が主になる。○△□ のマンダラ塗り絵。その後は暇そうにしていたので、一緒に歌うことに。 耳が遠くても不思議や不思議。一緒に歌うと音程が合う。「人生の並木路」「蘇州夜曲」「浜千鳥」「…

不愉快は、いまここにある

不愉快と共に暮す、不安と共に暮らすという生き方。 不愉快は不愉快。それはたしかにリアリティとしてある。 不愉快は、いまここにある。だって、不愉快なんだもの。それがまさにリアリティ。 -------------------- そのことで、つぎに「〜だから、できない…

河原をフィールドに、なにかオブジェができてゆく。

「おとうちゃん、毎日、川にきて作品作ろう」 水の流れはとまらない。つねに変化してはてしなく流れゆく。石ころも流木も無限にある。 河原をフィールドに、なにかオブジェができてゆく。 こわれたらこわれたで、それで次の作品に向かう。 こうしたプロセス…

こんな山里でフリースクールは立ち上げられるだろうか

「山里でフリースクールを開きたい。 いまの文部省教育になじめない子のために。生きるそのものワザを養わせたい。その上での読み書きソロバン。農業を基盤にやってみたい。そのためにも、こんな山里が最適」。 そんなことを言う女性が訪ねてきた。2か月前…

林業は絶望か

「だれか山をもらってくれる人いないかね」。 先日訪ねた山奥の方から、言われた。これまで、数人の山主からも聞いた。 あちこちの山を買っている知人がいる。「いまは山は買う時代じゃなくて、もらう時代だ」とも言っていた。「林業をやりたいわけじゃなく…

「痛み」とともに暮らす

営林署で山仕事、そして土建業をしていた。しかし、土砂崩れで土砂に埋まり腰の骨を折ってしまう。体にはボルトが20本も入っているという。 年をとると、その古傷が痛む。大きな病院に行くが、「痛みと付きあうしかない。痛みに慣れるしかない」と言われたと…

ほとんどダンボールの額装に

掲示物は、ほとんどダンボールの額装にしてしまった。 利用者さんの書に塗り絵、規約から連絡表、一日の流れ、シルバー川柳など。町の俯瞰図、地図もダンボール額装。 こうしてピンに吊るしておけば、ひょいと持ち運べる。入れ替えできる。なにより、軽いの…

すっかりマンダラアートのギャラリー

施設の壁は、すっかりマンダラアートのギャラリーとなってきた。 毎日、数枚の絵が完成するので、ぼくはせっせと額装。日課になってきた。 利用者さんの塗り絵は、とても丁寧にきちんとしている。ぼくの額装は、かなり適当でザツだけど。 廃棄処分するダンボ…

「核兵器禁止条約」に批准しない理由がわからない

アメリカ軍によって、広島に原爆が投下された。1945年(昭和20年)8月6日午前8時15分。それによって、56万人が被爆した。死者は10万人余になる。 日本は、唯一の被爆国である。唯一の被爆国として、核兵器廃絶に向けた国際世論をリードする責任があると思う…

こいわいのは「圧迫骨折」

「いまバス停にいるので、家に送ってほしい」と頼まれた。86歳の友人。去年、夫を亡くし3年前には一人娘を亡くした。親戚も近くにいない。まったくのひとり暮らし。 「圧迫骨折」を起して診療所に行った帰りだという。こんな山里だと、整形外科とか大病院は…

死に至る道をあゆみつつ、テレコミュニケーションをはかる実践的事例

終活は完了したという友人の投稿から。 -------------------- これで、一応の書斎兼事務所兼マシン室の完成となった。ところが、今年は「夏休みの自由研究」のテーマが見つからない。死期が迫っていると思って、やりたいことはみな、やってしまったような気…

巨木が流れ着いていた

気田川であかりと水浴び。こないだの豪雨で巨木が流れ着いていた。 ゾウさんみたいに見えるけど、カマキリみたいで怖い、とあかり。 流木も少し拾ってきた。アートフルな流木があちこちに落ちている。磨いたりカットしてペンダント、あるいは盆栽の鉢とか、…

田んぼとビオトープ 気軽に交流できる場に

過疎の山里は、ひとり暮らしのお年寄りが多い。隣家も遠いし足腰も弱っているので、出歩けない。コロナ禍でますます孤立する。 公民館や集会所があっても、葬式とか祭に使うくらい。気軽に交流できる場がない。交流が止まると、心身が弱る。人と人との交流は…