過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

毎日「きょうはなんの日」という時間を

毎日「きょうはなんの日」という時間を作って、お話させてもらっている。話すほうとしては、とても勉強になる。なにしろ毎日のことだから。 過去のきょうの出来事を説明する。素材だけ提供。話題はそのときの利用者さんの流れ次第で変化していく。 ---------…

やがてくるであろうシナリオ

ドイツ銀行破綻が破綻。きたか。やがてくるであろうシナリオ。 世界各地の銀行取りつけ騒ぎ。口座封鎖。世界恐慌。ハイパーインフレ。食料の枯渇。そうして、内乱が発生。 そんな予感がする。動乱の時代。新興宗教も現れるか。 ---------------------- どう…

「感染しても発症しづらい」「致死率が高くない」そのために拡大

①コロナウィルスは、すでに100以上の国と地域にひろまり、パンデミックが現実的になってきた。幾何級数的な感染の拡大をみせていく。 ②どうして感染が拡大していくのか。 ③このウィルスの特性として、「感染しても発症しづらいこと」「致死率が高くないこと…

「終末総合コンサル」という仕事の模索

①施設は休み。風呂のガス給湯機を交換。追い焚き機能のあるものに交換した。2台。S社に依頼して、ガスを切り替えることで、給湯器と工事費を無償に。これで、風呂の温度が安定するので、入浴介助の負担も少し軽くなる。ただ、これまでのガス屋さんとの少な…

満月と三輪車

もうすぐ満月だ。すこし曇りがちの空だけど、あかりと日課のお月さま散歩にでかけた。きょうのあかりは三輪車。自分でしっかり漕いで移動していた。 「あれれ、夜なのに影があるよ」 ──それはね、ほら、満月だからだよ。お月さまの光に照らされて、影ができ…

なあんだ、現世とちっとも変わらないじゃないか

「倶会一処」(くえいっしょ)という言葉がある。 浄土系の教えでよく言われる。 仏菩薩と浄土で一緒に暮らすという意味だが、一般的なとらえ方では、あの世でまた、親しかった人と出会える。というような意味で使われる。 しかし、よく考えてみると、人はい…

断食死のすすめ

利用者さんと、よく「死んだらどうなる」「どうやって逝くか」という話になる。みなさん80代、90代なのでリアルな思いだ。 「ころりと逝きたい」と、みなさん言われる。まあしかし、「こればかりは、わからないよね」というところに落ち着く。 -------------…

「 面々の御はからいなり」(歎異抄)

コロナウィルスの感染やら、その流れで経済的な逼迫やら、いろいろ懸念することがたくさん。 まあ、究極は「死ぬことが怖い」「死んだらどうしよう」ということにあるのかな。 しかし、死ぬことが、そんなに恐ろしいことで、たいへんなことで、つらいことか…

おぶさりながら、「お月さまきれいだねえ」

あいかわらず、「追いかけっこしよう」「鬼ごっこしよう」「おんぶー、肩車」と迫ってくるあかり。 ───いそがしい、仕事があるんだから。 そう言っても許してくれない。泣く子と地頭には勝てぬとは、よく言ったものだ。甘やかしすぎだが。 ───じゃあ、追いか…

日蓮の立正安国論

「近年より近日に至るまで、天変地夭・飢饉疫癘・遍く天下に満ち、広く地上に迸る。 牛馬巷(ちまた)に斃(たお)れ骸骨路(みち)に充てり。死を招くの輩(やから)既に大半に超え、悲まざるの族(やから)敢て一人も無し。 ……是れ何(いか)なる禍(わざ…

このいまの現実と思いきりダンスを続ける

コロナウィルスが拡散している国は、中国、イラン、イタリア、韓国、そして日本だ。 韓国は地理的に近いので、なんとなくわかる。しかしどうして、イランやイタリアなのか。 それらの国はじつは、中国と密接で中国人の労働者が行っているからという説もある…

折りながらなにができるのか、わからない。それがいい。

折り紙やっていても、たとえば、鶴なら鶴を折るときめる。すると、一つひとつの作業は、鶴が完成するための過程となる。 目標(鶴)に対してのステップ、作業、過程となる。 完成したらそれはそれでうれしい。だけれど、あんまり楽しくない。 折りながらなに…

えんえんと物語は続くのだった

「おとうちゃん。これかきたい?」 ──いや、いまいそがしいから、あとで。 「だめだよ。〈いま〉しかないんだよ」 「いましかない」という言葉に、はっと気づいて、それはそうだと一緒に工作する。 折り紙を折って切り抜いて、幾何学模様を作った。 あかりは…

うちの施設も、その覚悟

コロナウィルスの感染。名古屋では、126のデイサービス事業所に2週間休業を要請と。 事業所は収益減、人件費がかさむ。利用者はどうなる。家族のお世話は。トイレ介助は。入浴は。食事は。家で一人でテレビだけ見ているような日々になると、日常生活の機能…

起きてくる現実とダンスしていくような感じで

子供のおもりはたいへん。体力がいる。勝手に一人で遊んでいてくれればいいんだけど、そうもいかない。 「おにごっこやろー」「おいかけっこやろー」「リヤカーでお月さま見につれてってー」。 ──だめー。つかれているので、かんべんして。 「だめえ」。 ぜ…

あすのことを思いわずらうな

「来年のことを言うと、鬼が笑う」ということわざがある。一年先のことを言たらおそろしい鬼でも、笑ってしまう。アテもない未来のことを言うと、鬼がバカにして笑う将来のことはわからない。あれこれ言っても意味がない。そんな意味だろう。 未来は全く予測…

ギターを弾きながら、あざみの歌、人生の並木路、別れの一本杉

机をくっつけて一つの島にしてみた。こうすると、互いに顔を見て話がしやすい。利用者さん同士の交流も進む。 みなさんが塗り絵をしたりお喋りをしているなか、ぼくはBGMのような感じで、ギターを弾きながら、あざみの歌、人生の並木路、別れの一本杉、君恋…

生きぬいて、どんな世の中になっていくのか、しかと見届けたい

「便利屋猿ちゃん」こと猿田さんに、週一に来てもらって、語らいの集いをしている。あわせて、パンや菓子、惣菜などを買うのも、利用者さんの楽しみのひとつ。 この山里には、店はほとんどない。高齢の方には、買い物は至難のこと。猿ちゃんは、そうした買い…

「神の見えざる手」は、はたらかない

トイレットペーパーがなくなるなんて、ありえない。だけど、現実に在庫切れになってしまうと、買わざるをえない。うちのような施設だと、とくに困る。さいわい、かなりの在庫があるからいいけれど。マスクも。 「買いに走るのは、自分さえよければというエゴ…

デイサービス運営の事務処理について

デイサービスの事業をはじめて2か月余となる。 やってみて骨身にしみる、いろいろたいへんなこと。 ①万一の事故の恐れ。 高齢者の介護なので、万一の事故の恐れがある。転倒したり食事が喉に詰まったり、脳梗塞を起こしたりしたらたいへん。そのあたり、十…

最悪のシナリオから起死回生のベーシックインカムへ

最悪のシナリオ:コロナウィルスが蔓延する。仕事に行けなくなる。学校も休校。集いやイベントも行われない。レストランやショッピングセンターもガラガラ。一憶総引きこもり状態となる。 こわいのは医療崩壊。病院は閉鎖。死者が増える。経済は大停滞。大不…

低学年の子を持つ親は、休校になって、さぞや大変な

妻が研修に行っているので、あかりを幼稚園の送り迎えする。 さいわい幼稚園は、休校になっていない。感染者が出たらアウトだけれども。 低学年の子を持つ親は、休校になって、さぞや大変なことと思う。小さな子がいると、なんにもできなくなる。 ----------…

コロナの蔓延の最悪のシナリオといい方向の可能性

おおざっぱに考えてみた。 コロナウィルスの感染と蔓延による最悪のシナリオ ①収束しないで蔓延。パンデミックになる。 ②暑くなっても終焉しない。対抗できる免疫力で共存していくしかない。 ③経済は大停滞。大不況に突入。 ④オリンピックやパラリンピック、…

しりとり

あかりが「しりとりをしよう」と言い出した。 いちおう、ちゃんと「しりとり」にはなっている。 いつの間にか語彙量が増えたものだなあ、と感心。 でも、単語ばかりの「しりとり」も行き詰まるので、変化させようと「文章しりとり」にしてみた。 「あ」とき…

後出しじゃんけん

「鬼ごっこをしよう」というので、鬼をきめるのに「じゃんけん」をする。 あかりは、鬼になりたがる。勝ったほうが鬼ということになる。 ところが、あかりはいつも「後出しじゃんけん」だ。こちら出したあとに出してくる。 「後出しはダメだよ」といっても、…