過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

最悪のシナリオから起死回生のベーシックインカムへ

最悪のシナリオ:コロナウィルスが蔓延する。仕事に行けなくなる。学校も休校。集いやイベントも行われない。レストランやショッピングセンターもガラガラ。一憶総引きこもり状態となる。
こわいのは医療崩壊。病院は閉鎖。死者が増える。経済は大停滞。大不況。倒産も相次ぐ。生活苦が増える。さあどうしよう。
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そんなとき、どういう手があるか。
A)「各人のはからい」としては、田舎、山里に移住して自給自足の道に。いまなら、タダ同然の空き家、耕作放棄地はたくさんある。
B)「政府のはからい」としては、このタイミングで、ベーシックインカムの導入。
ベーシックインカムとは、政府がすべての人に無条件で、一定額を支給する社会保障制度。
赤ちゃんからお年寄りまで、たとえば一律一人1ヶ月10万円支給する。(金額は、たとえばの話)家族が5人いれば、1ヶ月50万円となる。
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では、それを実行したらどういうことになるか。
①生活の収入が安定して保証される。将来の不安がなくなる。「安心」が大きい。将来の不安のために預金する必要がなくなる。すると、経済は循環する。
②子どもが増える。少子化対策となる。子供をたくさん産めば、それだけ収入が増える。
③田舎に移住する。過疎化対策となる。収入が安定していれば、都会に住む必要がない。田舎でのんびりという人が増える。
④行政の合理化となる。生活保護社会福祉、年金など、社会福祉の事務は必要ない。その人員は必要ない。
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ええ?と問題点はある。
みんな怠け者となって、働かなくなる?
すると、国際競争力がなくなって、国が衰退する?
そのあたりは、わからないが、メリットの面をざっくり見てみよう。
①最低限の暮らしは保証されるので、生活のために働く必要はなくなる。しかし、稼ぎたい人は、稼ぐ努力をするようになる。
②自分の趣味、道楽、打ち込みたい仕事、芸術の方面にエネルギーを注ぐようになる。1億総アーティストの時代になるかもしれない。独創的な能力を発揮する国家となるかもしれない。
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これらは、過去の世界の歴史において、実行されたことがない。だから、不可能なのか、あるいは大成功になるのか、わからない。
しかし、こうした国難のタイミングにおいてこそ、舵を切ることも可能になってくる。