過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

デイサービス運営の事務処理について

デイサービスの事業をはじめて2か月余となる。
やってみて骨身にしみる、いろいろたいへんなこと。
①万一の事故の恐れ。
高齢者の介護なので、万一の事故の恐れがある。転倒したり食事が喉に詰まったり、脳梗塞を起こしたりしたらたいへん。そのあたり、十分に気を使うという意識の持続が必要。
②物理的な人の手当。とにかく人手がいる事業なのだ。
まず、クルマでの送迎がある。入浴介助がある。食事の提供がある。ホールでの語り合い、リクリエーション、ゲームや歌、体操など。施設の掃除。これらは、人がいれば可能だが、しかし、人を雇えば人件費だおれとなる。
③コミュニケーション力が大切。人がいるだけではだめで、利用者さんが心地よいようにコミュニケーションがとれなくてはならない。快適なお喋りができる関係性をつくる力が必要。そのあたりは人材の確保次第。
④売上がないことには、事業の継続は難しい。利用者さんをどう増やすか。利用者とさんケアマネさんの信頼をどう得ていくか。そのあたりの日々の努力、広報、営業、発信。
⑤事務処理の膨大さ。国保の利用のために、日々の記録がたいせつ。ケアマネ、行政への報告書類。契約関係など。事務処理にエネルギーを使う。
※開業申請だけでも、100ページくらいの書類を書くことになった。
----------------------
今回は、⑤の事務処理について書いてみる。
日々の記録業務としては、たくさんある。
たとえば、送迎の時間、運転者名。利用者さんのバイタルチェック(体温、血圧など)、クスリの管理、入浴、食事量、昼寝、きょうの施設の出来事、利用者さんの身体や心の変化など。それを、利用者さんの家族に伝えるための「日々の連絡帳」に記載する。
さらには、月別に表にして、個別に利用者さんの推移がわかるようにする。AさんならAさんの施設利用日、血圧の変化、入浴の利用など、日々の推移がわかる。一ヶ月、一年と推移がわかるようにする。そして、請求の計算。国保と利用者さん。
----------------------
これらを手書きしていたら、たいへん。計算も間違える。かといって、エクセルにいれたり、ワードに入れたりしても、難しい。クラウドでも、難しい。
ということで、いまのところ、FileMakerというソフトを使って、ペーパーレス、データ連携できるようにしている。ひとつ入力すれば、全部、縦横に組み替えられるようにする。
----------------------
もうひとつ、スタッフのコミュニケーションの問題。物理的に会議ができないことが多い。迅速に問題意識を共有しなくてはならない。
そのあたりは、ChatWorkというクラウドを活用して、ネットで意見、問題点、改善点など、書き込めて、コミュニケーションが取れるようにする。
ということで、いまシステム改善していく過程。こちらは、妻の担当。