過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

浦川歌舞伎に行ってきた

浦川歌舞伎に行ってきた。佐久間町の浦川で150年の歴史士のある農村歌舞伎だ▲演目は、『傾城阿波の鳴門』(けいせいあわのなると)、『白浪五人男』(しらなみごにんおとこ)、『与話情浮名横櫛』(よわなさけうきなのよこぐし─お富さんと切られの与三郎の話…

気田川の辺りを散歩

甲斐犬のランは水が大好きで、冷たくてもへっちゃら。どんどんと川に入っていく。鮎がたくさん泳いでいる。ときどき飛び跳ねるので、キラっと光る。そろそろ投網の練習をしなくては。早朝の散歩では、かならず人と出会う。それが楽しみのひとつ。今朝は、半…

おばあちゃんたちの語らい

たのしそうなおばあちゃんたちの語らい。ランはその真ん中に入ってくつろいでいる。お年寄りのお話を聞くのは、とても楽しい。とくに、どうという話題はないんだけどね。なんというか、おまかせというか、あるがままというか、天の動き・運命に逆らわないと…

おばあちゃんたちとの立ち話

朝のランの散歩では、地元のお年寄りとの出会いがある。なかには挨拶しても、知らん顔している愛想の悪いおやじもいるけどね。おばあちゃんたちは、みんなやさしい。きょうは秋祭りのための神社の草取りをした帰りだという。この方たちは、みなさん80代。ぼ…

ススキは秋の風情

秋の日本の風情は、やっぱりススキだなあ。夏草を刈るとき、地元の人はススキだけは残しておく。葉っぱは畑に敷くと草抑えになるからだ。うちの敷地にも、たくさん穂が出てきた。玄関に活けたところ、ガネちゃんが葉をむしゃむしゃと食べはじめた。

モースのみた庶民の暮らし展

明治時代の子どもの写真。みんなの笑顔がすてきだ。下駄にカスリの着物。よくこんなに自然な写真が撮れたものだ。9月19日の朝日新聞にこの写真があって、おお! と惹きつけられた。撮影したのは、エドワード・モース。大森貝塚の発見で知られる学者だ。「モ…

アートクラフト展での出会い

これも浜名湖アートクラフト展での出会い。友人の夢弦工房の登本さん。カリンバという指ピアノをつくって販売している。半音階が出せるカリンバはかれのオリジナルで、売れ行き好調だ。もともとは東急ハンズでサラリーマンをしていて、こういう仕事が好きで…

今朝は大豆焙煎珈琲を

涼しくなってきたので、あたたかい飲み物がほしくなる。この山里はお茶の産地だけど、お茶はいれるのに手間がかかるうえに、高額だ。ぼくは朝は、もっぱら自分で焙煎した珈琲ばかり。ただ、ほどほどにしないと胃によくない。ということで、今朝は大豆焙煎珈…

やっと、動き出すぞ! というエネルギーに

今朝は寒かった。いよいよ猫がひざにのってくる季節になった。長袖にして、ひざ掛けも。常温40℃の足湯器も机の下にセットすることにした。暑さに弱いぼくとしては、寒い季節は大歓迎だよ。さすがにセミは鳴かなくなった。いつでも、いまの季節が最高、きょう…

ガラ紡

ガラガラと音を立てながら、糸が紡がれていく。これは綿花から糸を紡ぐ機械だ。明治の頃に考案された紡績機で、動かすときにガラガラというので、ガラ紡と呼ばれる。一台40万円くらいで売られていた。先日、浜名湖クラフトフェアに出かけた。いろいろ楽しい…

医者は薬でもうける?

病院や医者がガッポリと利益を上げるのは、もちろん診察や治療ということだけど、やはり薬の処方が大きいと思う。▲外科や内科はもちろんのこと、心療内科など、一人ひとりじっくりカウンセリングしても、埒があかない。だから精神安定剤、睡眠導入剤、抗鬱剤…

医療費が556万円!

昨年の暮れに母が二度目の脳梗塞を発症して、しばらくリハビリで入院していた。ことし88歳になる。右半身の麻痺が残って、ひとり住まいができなくて、姉夫婦のところで一緒に暮らしている。やはり知力も気力も体力おとろえてきたけど、まだアタマはしっかり…

お米の脱穀

昨日の朝、ご近所の脱穀風景。この方は、米作りは今年でおしまい。もう体力が続かないという▲ぼくが来年から近くで田んぼを始めるということを聞いて、この脱穀機と稲刈り機をゆずってくださることになった。米はもちろん、麦の脱穀もできそう。田植機は、も…

大豆が実りだした

大豆が実りだしている。引きぬいて、茹でて枝豆にしていただいた。しかし、まだ実は小さい。これくらいのが2000株くらいある。▲20年余りの休耕田をトラクターで耕して、直播したのが7月13日。堆肥も化成肥料も入れない。鳩に食べられないように、テグスの糸…

帰りを待つラン

甲斐犬のラン。ぼくが帰ってくると、こんな嬉しそうな表情をする。甲斐犬は、天然記念物の猟犬。主人以外にはなつかなくて、かなり獰猛といわれているけど、うちのランは、お客さんが大好きでとても人懐こすぎるほど。散歩は二回。夜になると、外に放して自…

ユーザー車検が完了

ユーザー車検が完了した。点検整備も洗浄も何もしないで、走行距離8万キロの軽トラを、そのまま車検場に持っていく。だいたい1時間で済む。書類書きと自賠責やらの支払いに20分。車検コースそのものは20分。待ち時間20分といったところ。費用は、書類代30円…

来年、田んぼをはじめるかな

むかしの田んぼって、いろいろな生き物がいたよね。ドジョウ、タニシ、タガメ、フナ、ザリガニ。それに雷魚というシーラカンスみたくて、指を食いちぎってしまうような恐ろしい魚もいた▲秋になるとイナゴの大群が飛んでいて、それをつかまえては佃煮にして食…

明日、ユーザー車検

軽トラの車検切れが明日に迫る。納税証明が見つからないので、役所で再発行してもらう。車検場の予約は、明日の午前中。整備も点検も掃除もしないで、ほとんどそのまま車検場に行って、検査コースを受ける▲もしも不合格になったときには、そのところだけ近く…

〈からだとひびき〉振動と静寂の瞑想&バジャン

先日、〈からだとひびき〉振動と静寂の瞑想&バジャン、という集いを企画した。からだを振動させ、そしてダンス。瞑想。気功ヒーリング。そのあとで、バジャンを歌うというもの。3時間があっという間に過ぎた。▲こんな遠い山里にもかかわらず、9名の方が参加…

キールタンを歌う

近ごろは、よくインドの歌をうたっている。歌いだすとあっという間に1時間がたつ▲キールタンといって、インドの神様の名前繰り返し歌い続ける。名曲が多い。歌う瞑想みたいな感じになる。そのときの楽器セット▲左の箱は、シュルティボックスといって、手風琴…

気田川の水位はこのとおり

台風が去って、すっかり風雨は収まって爽快な天気になった。甲斐犬のランを連れて川を見に行った▲気田川の水位はこのとおり。1時間前には、さらに1メートルも高さがあったという。川に流れこむ水路に水が逆流している▲逆流した水路のところで、投網をかけて…

戦争中の浜松のこと

きのう入浴施設で出会ったおじいさんとの語らいから──▲この方は、かつて「フジヤマのトビウオ」と称された水泳の古橋広之進の2級後輩で83歳になる。本人も水泳で国体にも出たことがあると言っていた▲妻が三年前になくなり、その実家が近くにあって時々、空き…

刺青はやはり

わがやには田舎暮らししたいとい人がよく訪ねてくる。その人の人生の節目になりそうなことに関わるのはおもしろいので、あちこち空き家を案内する。もちろんボランティアだ▲先日、若いカップルに山の中の一軒家の空き家を紹介した。「池谷さんの知りあいなら…

のんびりお湯に浸かり、大広間でごろごろ

きょうは、のんびりお湯に浸かり、大広間でごろごろして雑談という一日であった。車で40分のところに、龍山町という屹立した山ばかりの里がある▲そこに「やすらぎの湯」という大きな風呂がある。入浴料は200円と安い。秋葉ダムの近くで、天竜川と山々の眺め…

おおー、そんなに若いのかね。

朝のランの散歩のとき、地元のおばあちゃんたちと立ち話することが多い。▲「これからどこいくの? 」「ああ、いつもの診療所だよ。血圧が高くてね」「ところで、いまいくつ?」「88歳だよ」「そうすると、大正13年か、ねずみ年だね。死んだ父とおんなじだ」…

読書の秋になりそうだ

ドラマの「半沢直樹」がおもしろくて、欠かさず見ている。原作を読みたくなって、池井戸潤「オレたち花のバブル組」を。おもしろいので休むことなく集中して一気に読んでしまう。池井戸潤はおもしろいと、その流れで「ロスジェネの逆襲」「空飛ぶタイヤ」ま…

気功のワークショップ

やわらかでゆっくりとした動きこそが、強靭ということを体感できた。からだぜんたいのエネルギー、気で動くことのコツがつかめた。これまでいろいろな気功を学んできたが、ひとつ開けたように感じた。昨日は、気功のワークショップに参加した。中健次郎さん…

こんなワークショップを企画

こんなワークショップを企画しました。体を振動させ、エネルギーを開放して踊り、そして静寂の瞑想。その後に、気功のリラクセーション。最後は、インドのお経と祈りの歌をうたうという、そんな企画です。きっと体の疲れやコリがとれるんじゃないかと思いま…

鮎とりに開眼した

鮎とりに開眼した日。川面に鮎が跳ねる。あそこもここにも。バサッと網を投げる。網は広がって川底に落ちる。しばらくして、網を見ると、おお、いるいる。鮎がかかっている。一度に6匹くらい。多いときで10匹くらい。最低でも1匹はかかる。上流に向かって移…

事実と真実

裁判というのは、正義とか真実を明らかにするところではないんだと思う。ではなんだ?というと、〈事実を明らかにするところ〉だと思う。〈事実をもとにして、法律を根拠にして裁く〉ところと。問題は、この「事実」である。言った、言わない、聞いてない。…