昨年の暮れに母が二度目の脳梗塞を発症して、しばらくリハビリで入院していた。ことし88歳になる。右半身の麻痺が残って、ひとり住まいができなくて、姉夫婦のところで一緒に暮らしている。やはり知力も気力も体力おとろえてきたけど、まだアタマはしっかりしている。冗談も言い合って笑えるほどだ。
その母から医療費の明細を見てせもらった。半年近くの入院で、その費用がなんと、556万円! さいわい健康保険で安くすむけれども、しかし金額がすごいね。この不景気な時代、老人をかかえる病院は裕福になっていく。これからますます老人が増えるわけだから、国家財政に占める医療費って、とんでもないことになるね。