2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧
これはもうエネルギーワークというか。呼吸法というか。カタルシスワークというか、プライマル・スクリーム(原初の叫び)というのか。クリアランス、あるいは邪気発散。 暑いのであかりと水風呂に入る。水風船をたくさん浮かべて、風呂の中でジャンプする。…
施設では、昭和歌謡をよく歌う。藤山一郎、岡晴夫、小畑実、三橋美智也、春日八郎、ディックミネ、フランク永井、島倉千代子、美空ひばりとか。 500曲ほど、ポスターサイズに拡大印刷して、みんなが歌えるようにしている。 戦後の歌謡は、歌いやすい。歌詞も…
30年近く前に、学生たち40名とともに、南インドの島でボランティア活動をしたことがあった。 ぼくはインドの人たちと学生たちとのつなぎ役。島の家を借り切って寝泊まりして、活動したことを思い出した。 その時の学生の隊長が今は市会議員をしていた。さき…
なにしろ夏休みなので大変だ。あかりが一日中、家にいる。あと1ヵ月もだ。 近くに子供がいれば、子供同士遊ぶことができる。だけどいない。ということで、あかりと遊びにエネルギーを使う日々。 あかりは思い切りエネルギーを発散させ、なるたけ、おとうちゃ…
ひとりでずっと家にいると鬱になりそうだから、そちらの施設に遊びに行きたい。でも、足がないので迎えにきてほしい。 そういう方もおられる。まあ、ちかくなので、はいよ、いまからいきますよと迎えに行く。-----------------80代、90代というと、多くはひ…
学ぶ目的は学ぶこと。学ぶことそれ自体が楽しい。躍動する。思考が深くなっていく。世界が広がる。仲間が増える。 ところが、学校教育だと、そうはならない。試験があっていい成績をとることが目的になる。評価されることが目的になる。だから、試験が終わっ…
「綱渡り」の日々。だいぶうまくなってきた。
「おとうちゃん、ちょっときてー」──ん? なあに。「あれ、持ってきて」──いま疲れているから。動きたくないよ。あかりがほしいんだから、自分で持っておいで。「だめー。おとうちゃんがもってきて」──おとうちゃんは、疲れているから動かない。「だめー。だ…
そもそも葬儀にお坊さんは必要ないんじゃないか。 自分たちで、遺族で葬儀を行えばいい。小さくていい。心のこもった儀式があればいい。自分で納得のいくおくりをすればいい。 遺族が導師を勤めればいい。お経はあってもなくてもいい。詩でも歌でもいい。大…
身近な人がなくなった時どうしたらいいか。いつ自分が死ぬか、どのようにおくられたいか。お盆も近いので、利用者さんとの日常会話である。 「葬儀にお金がかかりすぎる」という話。 全国平均200万円。一年間それで暮らしていけるほどの金額を葬儀にあてる。…
通所介護施設を経営しているので、利用者さんとよく話をする。利用者さんのほとんどは80から90代。ある方は、夫も子供も亡くして一人暮らし。圧迫骨折を繰り返し、体も弱ってきている。緑内障で視野狭窄、目が見えなくなってきている。------------------も…
なすべきことを、なおざりにし、なすべからざることをなす、遊びたわむれ放逸なる者どもには、汚れが増す。(ダンマパダ292) 常に身体(の本性)を思いつづけて、為すべからざることを為さず、為すべきことを常に為して、心がけて、みずから気をつけている…
聡明な人は順次に少しずつ、一刹那ごとに、おのが汚れを除くべし、――鍛冶工が銀の汚れを除くように。(ダンマパダ239)鍛冶工が銀の汚れを除くように仕事をしたいものだ、と思いつつ。これが難しい。-----------------いまありがたいことに、4冊の本作りの…
哲学は、モノローグではなくてダイアローグ。ひとり語りではなくて、対話である。 対話によってお互いに思索が深まり新しい気づきが生まれていく。プラトンの「ソクラテスとの対話」がその意味では、ひとつの原点。-----------------けれども対話をベースと…
朝、利用者さんのお迎えに行く。ひとり暮らしの94歳の方は、生き方の基本に、日々の祈りがある。たんたんとして、一日も休まず、朝晩の勤行を行う。創価学会の会員だ。 そのためか、とても安定して穏やかだ。なにがあっても、動揺することがない。かといって…
「山里にいる 普通なのに普通じゃない すごい90代」というタイトルの原稿を書き始める。出版社は、すばる舎から。 主に春野町に暮らす90代の方。どんな暮らしぶりをしているのか、それを描く。 お年寄りばかりで、もうほとんど衰亡しかないお先真っ暗な過疎…
毎日、よく眠れないと言う利用者さんがいる。睡眠導入剤を飲んでも眠れないと言う。私も不眠症は長いので、そのつらさはよくわかる。 ──どうですか。よく眠れましたか?「だめ、まったく眠れなかった」「2時に目が覚めてから、もんもんとしてたわ」そんなや…
「これじゃない・これじゃない」という生き方がある。「今じゃない・今じゃない」という生き方がある。 「今じゃない」「これじゃない」「ほかにある」「あとである」として生きていると。せっかくいまの起きている現実と出会っていない。現実に直面しないで…
自分が宗教を作るとしたら、次の三つが教えの中核。 ①「悪あがきでいい」悪戦苦闘して、悪あがきして死んでいくことでいい。安祥として死んでいくってことはないのだ。 ②「直面するのみ」現実の困難は、直面することでしか乗り越えられない。目をつむっても…
すごい雨と稲妻、雷の中、山里に暮らす90代の方々を訪問。きょうもまた魅力的な出会いであった。出版社(すばる舎)の水沼さんと、カメラマンの内山さん同行。1枚目:ぽつんと一軒家みたいな森のなか、ひとり暮らし中田俊子さん91歳。2枚目:タバコ吸うすが…
山里に暮らす90代の方の本作りで、出版社(すばる舎)の水沼さんと、カメラマンの内山さんと次々と訪問してインタビュー。明日も、3人の訪問予定。みなさん、それぞれ個性的ですごい人ばかり。1枚目:和紙と人形づくりの大城忠治さん91歳2枚目:林業家の鈴…
宗教あるいは新興宗教というのは、どうも不施や寄付がつきものだ。 ある巨大宗教団体など「財務」という名称で100万円単位で寄付を求められるとも聞く。友人などは、「自分の家では、総額一億円くらいの寄付をした」と言っていた。ひえええ。---------------…
94歳の方をともなって、お訪ねしたのが96歳の方。すばらしい書をかかれている。今年になって、さすかにひとり暮らしは不自由ということで、子どもの家のほうと行ったり来たり。本作りの話をしたんだけど、「私なんてとんでもありません」と。
さあ仕事するぞお!というときに、あかりがやってくる。 「おとうちゃん、積み木やろう」──いやだァー。「ダメえ」という押し問答があって、やはりいつものように押し切られてしまう。やれやれ仕方がないなぁ。と積み木遊びにつき合った。けれどもやっぱり全…
いろいな脳があって、その脳のありようによって生き方がちがってくる。 大きくは「奴隷脳」と「経営脳」。 「奴隷脳」。自由はないが安定を求める。ぼくはサラリーマン生活を12年やっているので、これだった。上司の評価を気にする。「やってる感をだす」の…
あかりとバジャン(インドの祈りの歌)を歌ってみた。ジェイ・マーという歌。偉大なる女神、お母さんを讃えるというような意味。https://www.youtube.com/watch?v=rUWFopUsaac
昭和歌謡はみなさん大好き。映像は、いつもよく施設で流している。YouTubeから65インチの大画面のテレビモニターに映すのだ。 きょうは、三橋美智也、春日八郎などを見ていたら、美輪明宏が出てきた。若い時の美輪明宏で、当時は丸山明宏である。「ヨイトマ…
「身内みたいな」という言葉がある。親友なんだけど、より家族に近い関係だ。 先日も身内みたいな友人たちが集まって誕生パーティーを行った。それぞれ祝い合う。あかりも今月末が誕生日だし、友人も来月が誕生日である。一緒に食事をして雑談をすればいい。…
頻発する自然災害のおおもとは地球の温暖化にあるのだろう。それは、二酸化炭素の温室効果ガスによるものと思う。 温室効果ガスの温室効果のおかげで、地球は、人間が暮らしてきた。しかし、急激な経済成長によって温室効果ガスが増え続けて、地球環境は破壊…
こちらは83歳になる方の自分史。海辺に育ち、山里に嫁いできた方だ。------------------幸浦海岸のちかくに暮らしていた。朝5時ぐらいから毎朝沖に船が出る。村人たちは、みんなで地引網を引く。アジ、サバ、イワシ、イカがたくさんとれた。シラス(イワシ…