過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2015-01-01から1年間の記事一覧

伐り捨てられている間伐材

伐り捨てられている間伐材。炭焼きの小屋を建てたいと近所のAさんに相談すると、あの山から好きなだけ持って行っていいよ、と言う▲雨の中、Aさん所有の山林に行くと、あちこちに間伐して放置されたスギとヒノキ。何千本もありそう。山里のいたるところは、間…

シカやイノシシの皮の活用

ああ、もったいない。シカを仕留めて解体するとき、皮を捨ててしまう。なめして革にすればいいのにと思う。が、それはワザがいる。業者に依頼すると一頭2〜3万円する。皮を取るために猟をしているのではなくて、獣害駆除のためなのだが、それにしても、皮…

炎のある暮らしがいい

炎のある暮らしがいい▲きのう訪ねた里の家の加藤さんのところの、カマドが味わい深い。ツリーハウスも楽しそう。ヒーリング気功堂の鈴木さんの焚火のできる小屋がよかった▲カマドはぜひつくりたい。でも、小屋のほうは難しいかな。炭焼き窯のとなりに、焚火…

ヤギを飼いたい

ヤギを飼いたい。雑草を食べてくれる。乳が飲める。チーズもできる。なにより可愛い▲ひとり暮らしじゃ無理だ。でも、いつか飼いたいと思っていた。今年、結婚して子どももできたので、家族で世話することができそう▲インドの旅は、子どもが大きくなるまで行…

シカの解体

ずいぶんと大きなシカだ。仕留めたシカは3頭。シカたちは河原で撃たれた▲猟犬が森のなかでシカの匂いを嗅ぐ。吠えつづけて追っていく。シカは必死で逃げる。体力を使いはたす▲獣たちには汗腺がないので、身体が熱くなる。体を冷やすために川まで逃げるのだ…

炭焼き窯づくりの備忘録

炭焼き窯づくりの備忘録。炭焼きでいちばんたいせつなのは、煙の観察。いまは炭焼き窯をつくる過程だが、やはり煙の観察が鍵だ。煙の色と匂いで、窯の中の状況を判断し空気穴を調節する。炭焼き窯の中には、間伐材などが200本くらい詰めてある。その他、細か…

こんな禅僧がおられる

こんな禅僧がおられる。村上光照さん。この方の言葉を本にできないかなあと思っている。お会いしてから30年近くになる。かつて雑誌の仕事で取材して原稿にさせてもらった。伊豆の松崎の草庵におられる。 - こんな禅僧がおられる。村上光照さん。この方の言葉…

煙突を閉じて、焚き口を赤土で完全に塞ぐ

炭焼き窯の見守りがつづく。坂本君が窯の隣にムシロで小屋を立ててくれた。インディアンのティピのように、中で焚き火ができる。まだ格好はよくないけど、めざすは縄文式の住居だ▲坂本くん、杉山くんがドラム缶風呂をセットして、薪割り。三人で交代で風呂に…

炭焼き窯に火を入れて2日目の朝

48時間、白い煙がもくもくと出ている。炭焼き窯に火を入れて、2日目の朝だ。いまのところ、炭焼き窯づくりはうまくいっている▲焚き口はかなり絞り込んでいる。2センチくらい隙間から空気が入るだけ。それでも、たいへんな勢いで白い煙が出ている▲この煙が…

ブルーベリーが100本

10年育ててきたブルーベリーが100本。一人ではもう続けられないので、譲りたいとSさんが相談に来られた。せっかくのブルーベリー園、放置になったらもったいない。その後を継承させていただくことにした▲それで、きょうは草刈りをみんなで2時間。斜面からの…

きょうは稲刈り

きょうは稲刈り。総勢5名。うちの庭の孟宗竹を切って、組み立てて稲架掛けをつくった。孟宗竹が曲がっていたので、稲架掛けも湾曲。ま、それもなかなか味があると思う。奥に見える6段の稲架掛けも、われわれが収穫したもの。休耕田だった2反の田んぼを蘇…

夜通し火がついて窯そのものを焼いている

朝、昨日から火を入れていた窯から、白い煙がモクモクと出ていた。夜通し火がついていたわけだ。焚き口と天井にかけて、白く焼き上がっていた。焼かれた部分と焼かれていない部分の間に、小さな亀裂が入っていた。小槌で叩いて締める。栗島さんに聞くと、ま…

もう3か月になる

助産院「大地」の山口先生が、指導に来てくれた。赤ちゃんて、生まれてから2ヶ月くらいまでの柔軟度はすごい。軟体動物みたいにゆるゆる、ぐにゃぐゃ▲あかりも、もう3か月になる。体もしっかりしてきて、それにともなって固くなってくる頃。からだのクセも…

炭焼き窯を内側から焼いていく仕上げの日

炭焼き窯を内側から焼いていく仕上げの日。朝から火を入れて窯の中を燃やしていく。一気に燃やしぎると窯に亀裂が入るので、少しずつ。焚き口を閉じて空気の出入りを少なくする。窯の中は煙で燻され、煙突からもうもうと煙が吹き出てくる。窯は高温になって…

山とまちとの交流事業の企画について

浜松市市民協働センターから加藤さんと杉山さんが来られて打ち合わせ。ぼくは赤ちゃんを抱きながら。うちに長期滞在している坂本君にも参加してもらう。山とまちとの交流事業の企画について、どんな魅力を発信できるのかヒアリング▲やっぱり「人と暮らし」を…

炭焼き窯に火を入れて、窯そのものを焼いていく

きょうは朝から、炭焼き窯に火を入れて、窯そのものを焼いていくという作業にはいる。焚き口のところで薪を焚いて、煙で内側から暖めていく。その過程で窯に亀裂が生じたら、ペタペタと叩いては土を固めていく。窯本体までは焼かない▲明日は、窯本体まで焼い…

ついに森岡の家が解体

あの風格ある江戸期の土蔵、長屋門はなくなっていた。母屋もない。なにもない。美しい巨木だけが残っていた▲居合わせた工事担当者に聞いた。残っている木もすべて伐採するという。その後、どうなる? 駐車場にするという。こんな風格のあるものを取り壊して…

軽トラの車検に

昨日、ふと車検を確認したら、なんと軽トラックは9月に切れていたよ。そのことを知らずに乗り続けていた。危ない危ない▲きょう、あわてて自賠責に入って、役所で仮ナンバーをもらって、車検場に行ってきた。ブレーキランプが切れていたので、自分で取り付け…

稲刈りと炭焼き窯づくりの日程

稲刈りと炭焼き窯づくり。雨などで延期になっていましたが、再開。日程などご連絡します。10日(火)13時から、炭焼き窯の火入れ。すこしずつ焚いては、土をペタペタ叩き続ける作業。焚き火を囲んでの雑談。 11日(水)9時から、本格的に炭焼き窯の火入れ。…

友人がこのお寺に住むことになった

「正式にお寺に住むことになりました」。友人のYさんから報告があった。Yさんはきちんと密教の行を積んだ僧侶で、活け花もお茶の腕前もすばらしい。仏画は東大寺で個展をひらくほど。亡き夫の母が亡くなり、相続が発生して東京で住職を務めていた寺をたたま…

ヨモギで血が止まる

稲刈りの時、鎌で指先を少し切ってしまう。血がじわっと出てきて、止まらない▲「うわっ、しまった」。その時、下村さんが教えてくれた。「ヨモギを揉んで当てたら血が止まるよ」。ええ、ほんとかいな。そうおもったけど、ヨモギを探して葉をつぶして患部に当…

2千部の増刷 累計13万4千部

本日、出版社から2千部の増刷の報告。5年前に企画してつくらせてもらった『死んだらおしまい、ではなかった』(大島祥明著、PHP研究所)が、累計13万4千部になる。7月14日に増刷して3か月だから、また動き出している。いよいよ続編を出さねばというところ。…

稲架掛けは6段

稲架掛けは6段。このあたりで、ひときわ目立つ。これだけ掛けても、あと1枚の田んぼ、3分の1ほど稲刈りが残っている。でも、明日も明後日も雨そうなので、一休みかな▲多くの方に手伝っていただいた。こんなふうに家族同士で稲刈りができるのがいいね。小…

本格的に編集の仕事に復帰か

出版社で仏教書の仕事(編集)の打ち合わせだった▲数年前、ぼくの短気で社長とケンカ別れしてそれっきりだったけど、ありがたいことに先方から声をかけてくれた。話していると次々と企画が浮かぶ。ああそれもいいね、うん、それもいけそう▲ということで、期…

浜松まちづくり公社主催 二俣のまちの視察

きょうは、浜松まちづくり公社主催の二俣のまちの視察。市会議員、市の職員、公社の理事、まちづくり団体のメンバーなど39名▲尾張屋旅館で1時間くらい、楽舎の活動の講演をさせてもらって、みなさんをお連れして二俣の町をぞろぞろと歩いた。時間がなくて…

稲刈りとブルーベリーのご案内。

稲刈りとブルーベリーのご案内。 稲刈りやります。昔ながらの稲架掛け。 11/7と11/8の土日。9時スタート。 ご参加くださる場合には、池谷邸に8時半までに。 お好きな時間に参加されてもオッケーです。 お弁当持参。11/10は、こんど管理することになったブル…

いろいろと質問してくれるので

感心して聞いてくれる友がいると、次々と話が発展していって楽しい。頭のなかも整理されるので、ありがたい▲ぼくはだいたい、いつも聞くほうの人なんだけどね。この数日、炭焼き窯作りと、稲刈りなどで坂本くん、藤田くんが手伝いに来てくれている▲かれらが…

来年はアイガモ農法はどうだろうか

アイガモ農法っておもしろそうだ。来年、トライしてみたいな▲なにしろ除草剤を使わない稲作のたいへんさは、雑草とりだ。この真夏の頃には、毎朝、休まずに一か月半、草取りをしていた。早起きの習慣と筋トレになって、とてもいい体験だったけどね。でも、来…

稲麹、稲霊

うちの田んぼで発見。この黒いのは稲麹(いねこうじ)、稲霊(いなだま)ともいう。コウジのカビの塊だ。この稲麹から天然の麹菌を採取して培養できるようだ。昔は、この麹菌からお酒や味噌を仕込んでいたという。うちの田んぼは、完全無農薬だからできたん…

巨大な稲架掛け

いよいよの稲刈りだ。5月に休耕田を起こして6月に田植え、真夏には毎朝、休まずに草取りをした。その田んぼがやっと収穫という運びになった▲もち米のほうは先週、手刈りで完了。きょうからはうるち米。2反(600坪)もあるので、一日では終わりそうもない…