過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

シカやイノシシの皮の活用

ああ、もったいない。シカを仕留めて解体するとき、皮を捨ててしまう。なめして革にすればいいのにと思う。が、それはワザがいる。業者に依頼すると一頭2〜3万円する。皮を取るために猟をしているのではなくて、獣害駆除のためなのだが、それにしても、皮を捨ててるのはもったいない。なにしろシカの革は高級品だ。

そして、イノシシだ。獣害駆除で捕獲されたイノシシは、食肉にもならずに多くは廃棄処分となっている。土に埋めたり焼却されたり。となり町では年間100頭余も。これもなんとも、もったいない。ジビエ料理の素材にしたり、燻製にしたり、生ハムにしたり、そして、革にして活用できたら、と思う。

解体を見てせもらった集落では、食肉加工所を許可をとって、ジビエとして販売するために手続きをすすめている。過疎化のすすむ山里の「なりわい」の道として、シカやイノシシの肉の活用、皮の活用の道はあると思う。(写真はランとイノシシ。数年前のもの)