過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

炭焼き窯に火を入れて、窯そのものを焼いていく

きょうは朝から、炭焼き窯に火を入れて、窯そのものを焼いていくという作業にはいる。焚き口のところで薪を焚いて、煙で内側から暖めていく。その過程で窯に亀裂が生じたら、ペタペタと叩いては土を固めていく。窯本体までは焼かない▲明日は、窯本体まで焼いていく。おそらく1000度以上の温度になる。中にぎっしり詰めていた間伐材を焼き通してしまう。一昼夜焚いていくと、土が焼き締められて、崩れない炭焼き窯になる。それからやっと、炭焼きがはじまる。

都田自然学校の加藤さんが来られて、一緒に演奏したり、燃焼に関する該博な話を聞いて、みんな感心していた。さながら加藤ゼミみたいな雰囲気▲炭焼き窯の前で作業していたら、突如、叩きつけるようなものすごい雨。みんなしてトタンの屋根の下に入って語り合っていた。窯が暖められて、次第に熱を帯びて水蒸気がでてくる。バチバチバチ、どどどどーとトタン屋根を打ちつける雨音。