過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

シカの解体

ずいぶんと大きなシカだ。仕留めたシカは3頭。シカたちは河原で撃たれた▲猟犬が森のなかでシカの匂いを嗅ぐ。吠えつづけて追っていく。シカは必死で逃げる。体力を使いはたす▲獣たちには汗腺がないので、身体が熱くなる。体を冷やすために川まで逃げるのだ。

そこに猟師が待ち構えている。シカは川にざぶんと入って体を冷やす。そして立ち上がる。そこをズドンと撃ったのだ▲仕留めたシカは、川で血抜きをする。そして、仲間の小屋に運んで、みんなで解体する。

シカを獲ったよ、見においで、と天野さんから電話をもらった。坂本君が解体の現場を見たいというので、でかける▲高杉という集落の猟師たち8名がシカを解体していた。よく切れる手製のナイフで、手際よく解体していく。最後まで解体の様子を見せてもらった▲みなさんほとんど50年以上というベテランたち。いまは猟の解禁の季節で、2月までほとんど毎日、猟に出るという。