過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

ジビエと縁のある日だった

ジビエの販売について、教えてほしい」。そういう電話があった。「ええ? どうしてうちになんですか」。「新聞で見た」。それは、春野の「山の村」のことじゃないですか、と聞くと、そうだ、という。でも、ネットで春野を検索したら、楽舎が出てきたので電話したのだという。

まあこれも縁と思い、いくつか紹介した。まず、春野の「山の村」。浜松市中山間地域まちづくり事業に採択されて、最近、食肉加工所を整備した。集落で狩猟をしているので、シカやイノシシを解体して、ジビエを展開することになっている。新聞に載ったのは、こちらだ。

燻製にしているのは、森町の「創藝舎」の入沢さん。あるいは、くんまの「たべや」さん。ともに農家民宿を経営している。そんな電話の受け答えをした。

それからしばらくして、近所の食品店の方が訪ねてきた。「おたくがジビエに詳しいというので聞いてきた」という。なにかしらないうちに、そんな話が伝わっているらしい……。不思議だ。アイガモを解体するということから、そんなことが伝わったのだろうか。

昨日は、ふたりの猟師の方と立ち話をしたばかり。いま獣害駆除の解禁日で、75日間、猟ができるという。シカを森から追い込んで、河原で仕留める。だが、いまの季節、鮎の友釣りのひとが多いので、散弾銃を撃つと人にあたりそうで、危ない。それでとても難しいと言っていた。ともあれ、そんなことでジビエと縁のある日だった。