過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

稲麹、稲霊

うちの田んぼで発見。この黒いのは稲麹(いねこうじ)、稲霊(いなだま)ともいう。コウジのカビの塊だ。この稲麹から天然の麹菌を採取して培養できるようだ。昔は、この麹菌からお酒や味噌を仕込んでいたという。うちの田んぼは、完全無農薬だからできたんだと思う。

調べてみると、この稲麹カビは病気とし扱われ、農薬をまいて根絶してしまうようだ。この菌が収穫時に混ざるとお米が緑色に汚れてしまうからだという。けれども、なんとかこの稲麹を培養して、自然な形で麹菌をつくってみたいものだ。麹を自分のところで増やして、それで味噌や甘酒をつくりたい。