過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

農体験をしたい方 募集

農業を体験したいということで、近ごろ、よくアクセスがある。きょうは、とにかく体験してみたいということで訪ねてくれる人がいる。海のほうから子連れて来られる方もいる。

ぼくはとくに、農業をしているわけじゃあないけど、アイガモ農法の田んぼのことは、頻繁に発信しているので、ブログを読んでくれる人が、関心を示してくれている。

農作業は、とにかくたくさんの仕事がある。たとえば……。

これからは稲刈だ。まず、天日干しのための架台をつくる。あるいは竹を切ってきて運んで組み立てる。

稲は稲刈り機で刈る。刈られて稲の束を抱えて天日干しの架台にかける。機械で刈にくいところは、鎌で刈る。それから、大豆の収穫がある。大豆は引っこ抜いて土を落として、天日干しをする。

それらは一ヶ月くらいかけて、干すことになる。太陽の光で自然とゆっくり乾燥させるとおいしくなる。それから脱穀だ。稲は藁が取れて、籾のまま出てくる。それを籾摺り機にかけると玄米ができる。

できた藁は細かく裁断して、田んぼの肥料にする。今年は、冬でも水を張っておく。微生物がたくさん発生して、豊かな田んぼになる。いろいろな生物も暮らすことができる。そのため、畦を固めての土木作業もある。ドジョウを飼ってみようかとも思う。

そうして、大豆の脱穀。足で踏んで回転する機械で、豆をとる。それから、唐箕(とうみ)という風を送る機械で、豆とゴミを分ける。こちらは、手で回す。いずれも、すごく体力がいる。今年は、もっと楽ちんに大型機械でやろうかと思っている。

味噌も作る。今年は、自家製で、麹をつくりたい。豆を煮て、杵と臼でつぶす。そして、麹と塩をいれてかき混ぜて、保管しておく。さらには醤油もつくりたい。

さらには、アイガモたちが45羽もいる。冬まで飼うことにする。しかし、これから少しずつ、みんなで解体していくことになる。頸の骨を折って、羽根をむしり、内臓を取り出して、肉を分ける。

……など、これから農業体験はたくさんある。人手もほしいところ。関心を持ってくださるかた、スポットできてもらうと助かります。くわしくは、チラシかホームページを作ります。いつ頃、どんな仕事があって、どんなふうに関わってくれるとありがたいか、など。