過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

炭焼き窯を内側から焼いていく仕上げの日

炭焼き窯を内側から焼いていく仕上げの日。朝から火を入れて窯の中を燃やしていく。一気に燃やしぎると窯に亀裂が入るので、少しずつ。焚き口を閉じて空気の出入りを少なくする。窯の中は煙で燻され、煙突からもうもうと煙が吹き出てくる。窯は高温になって、厚さ30センチもある釜の土が乾いて焼かれてくる。こうして夜通し、燻して焼き固めていく。

90歳になる天野富二男さんが、指導に来てくださった。うまくいっているよ、と。新聞で見たよと近所の人たちが、見に来られた。飯尾さん、坂本さんと三人で火の見守りをしながら、アプローチの土留と手すりを作ったり、小屋を作ったりしてくれた。ぼくは焚き火しながら瞑想。心地よい時間をすごす。明日になれば、炭焼き窯は完成ということになる。