過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「いない」と「ない」

「いない」と「ない」。この区別もむつかしい。 どちらも、存在していないことをいう。「不在」と「非有」。いるべきなのに、いない。あるべききなのに、ない。 「かーちゃん、いない」と、あかりはよく言う。でも、ものにたいしても言う。 クレヨン「いない…

こんなことできるようになっていた

いつの間にか、こんなことできるようになっていた。びっくり。そのうち、器械体操でも習わせようかな。しかし、この踏み台。子どものおもちゃになるね。https://www.facebook.com/ichirin123

「突然」にシフトするというありよう

子供を観察していると、「突然」にシフトする。ある日、突然、できるようになる。「突然」立ち上がる。歩きだす。ことばがつながる。身体の動きがつながる。そういう面がある。 植物が少しずつ成長していくみたいに、いつの間にか……というところも、たしかに…

子供の言葉を覚えていく過程 助詞

外国人が日本語を習得するとき、むつかしいのは、たぶん助詞だと思う。いわゆる「てにをは」である。ウラルアルタイ語族(モンゴル、朝鮮、日本語など)はおんなじ語順なので、スラスラ行くと思うけど。単語を当てはめていればいいからね。ところが、インド…

子供は「即実行」「いますぐやる」

子供というのは「まったなし」「いますぐ」。「さんぽいくー」、と言いだしたら。あとでね、とはならない。ゆるしてくれない。即、行かなくちゃいけない。最初は「いやー」「さんぽいく、いやー」と行っていたのに、突然、「いくー」と言い出す。おふをはい…

次々と怒涛のなかで進むしかない

昨日は春野の産業祭に出かけた。物産を買うというよりも、出展者の暮らしぶり、展望などをいろいろ聞かせてもらった。すこしずつ紹介させてもらう。きょうは、東京で移住説明会のチラシの完成と印刷手配。明後日は、臨済宗方広寺派のお坊さんの研修会の講師…

東京で「田舎暮らし入門講座」を開催

田舎暮らし入門講座。国立市の公民館で開催。12月13日の14時から。定員20名。無料。要予約。講師は、池谷。「いつか田舎暮らしをしたい」……さて、どこがいいのか。田舎で暮らしていけるのか。費用は。空き家は。仕事は。地域とのつきあい。子育て。いろいろ…

断酒によって人生は変わる

酒が大好きでほとんど栄養も摂らずに、ガリガリに。ついには腰の骨が折れて動けなくなった。ぼくが見つけて、救急搬送を手配。 一か月後。入院暮らしで酒もタバコも絶ち、栄養もつけて、とても元気になった。コルセットで支え、歩行器をつかって歩けるように…

信貴山真言宗の千手院の寺報を

信貴山真言宗の千手院の寺報をつくらせてもらうことになった。だいたいの原稿を頂いて、読みやすいように手直し。レイアウト、小見出しつけたり、写真の配置などのデザインして印刷手配まで行う。こういうふうに、かたちにしていくというのが、好きな仕事の…

こんな山里にもわざわざ訪ねてくださる方がいる

毎日、ちと過剰なほど、自分の暮らしの発信している。多くの方に読んでいただいているのはありがたいこと。ネットを通して、アメリカや南米、ヨーロッパ、東南アジアの方とも交流できる。そうして、こんな山里にもわざわざ訪ねてくださる方がいる。今年は、…

かくして、田んぼは日本からなくなっていく

きょうは700キロのお米の籾摺(もみす)りの予定だった。でも、農機具屋さんの準備体制が外れて、うまくいかなかった。来週に延期となった。こんどは、無理をお願いして義父のところでやってもらう。往復3時間以上かけて、軽トラで持ち込む。来年のこともあ…

こういう山里暮らしも、活気があっていいね。

早朝のラン散歩のとき、山崎さんと立ち話。移住して5年余。山崎さんは、大きな石ころだらけの広大な土地をせっせと耕してきた。ブドウも大豆も里芋も、いろいろと栽培している。花も咲く。右に見える四角い建物が住まいだ。となりが小学校の体育館。むかし…

一即多、多即一。華厳の世界。

すでに霜が下りていた。草たちに霜がかかっている。日が出てくるとキラキラと輝く。朝の気温は7℃。ひとつの草が大宇宙。露の一滴が大宇宙のような。一即多、多即一。華厳の世界。

ああ、もう10年早く移住していれば、もっと可能性がひらけたのになあ

いま農業やっても、食っていくのは難しい。多くの農家は、大量の肥料と農薬、そして大型機械を入れて、なかなか収益が上がらない。農協だけ儲かる仕組みという見方もできる。 これからの方向としては有機農業がいい。食の安全と安心が求められてくるので。で…

炎と向き合った一日だった。

庭にある薪の露天風呂にゆっくりと入った。これからの季節は、まさに露天風呂がいい。芯から温まるのは、なんともありがたい。焼却炉を空き地に持っていって、たまっていたダンボールやら、栗のイガやら、枯れ枝をたくさん燃やした。ごおーーっと真っ赤な炎…

元気になったら、自宅で漢詩の講座をひらいてもらう

春野の山奥でひとり暮らし。久しぶりに訪ねたところ、身動きできなくなっていたMさん。救急車を手配。となり町病院に入院となって1か月。腰骨が折れていたのだが、コルセットを着けて歩行器で歩けるまで回復していた。さすがに入院しているので、好きな酒…

いろいろ失敗つづきの蕎麦の栽培

うちの農地で水野さんたちと蕎麦を栽培している。おもな労力は、ほとんど水野さんたち。ぼくはすこし手を貸す程度。だが、いろいろ失敗つづき。まず友人から頂いた種を播いたものの、まったく発芽せず。種がよくなかったのか、こちらの保存が悪かったのか。…

過疎地の春野のなかでも、かなりの限界集落

紅葉はこれから。清流がすばらしい。うちからここまで約7キロ。クルマで20分。デイサービスの送迎のクルマとすれちがっただけ。石切(いしきり)という集落。いま6世帯が暮らしている。ほとんど高齢者。過疎地の春野のなかでも、かなりの限界集落だ。清流…

グリーンツーリズムとしての田んぼ体験は可能だろうか

なんとか田んぼは続けたい。完全無農薬・無化学肥料のあり方は、変えない。しかし、経費と労力がかかりすぎる。なんとかならないか。経費が捻出できて、たのしく農作業ができる方法はないか。グリーンツーリズムとしての田んぼ体験は可能だろうか。なんとい…

なにごとも思いがままにならない。そのことを基軸に

人生、いいことが起きたほうがいい。期待していると、外されることが多い。なあんだ、がっかりと。いっぽう、まったく期待していないと、いいことが起きたりする。ならば、期待しないでおこう。期待しなければ、がっかりすることもない。思いのほか、いいこ…

春野にほたる公園がある 水を引くという問題

春野にほたる公園がある。毎年、6月頃にはたくさんのゲンジボタルが舞う。ビオトーブになっている。ホタルの餌は、カワニナという巻き貝の一種で、これは岩本さんという方が、あちこちに行って探してきて、水辺に放している。この公園は気田川から水を引い…

みていてハラハラするんだけどね

階段の昇り降りが大好きになっている。身体能力は日増しにレベルアップしていく。手を貸そうとすると、振り払って一人で挑戦しようとする。みていてハラハラするんだけどね。

サバイバルゲーム

うちの田んぼの近くに、突如クルマが200台以上。戦闘服の男たちが、銃を構えている。いったい何事と思いきや、これはサバイバルゲームだ。 川の畔や森林の中で、銃器で撃ち合う。銃器はかなり本物に近い。目に当たれば失明、歯に当たれば折れてしまほどの威…

ススキを穂を刈るおばあちゃん。なんと87歳。

楽舎の田んぼの隣の畑。ここでススキを穂を刈るおばあちゃん。なんと87歳。とっても元気でいつも感心する。鎌の手入れがいいので、スパスパ切ってゆく。農家にとってススキは、貴重な堆肥となる。他の雑草は刈り取っても、ススキだけは残しておくものだ。ま…

きょうでやっと脱穀が完了

こうして家族が交流しながら、子どもたち同士が遊び友達になっての農作業。まちなかから、1時間余かけて手伝いに来てくれるひともいる。きょうでやっと脱穀が完了。稲穂と籾(もみ)を分ける作業だが、脱穀機がやはり不調。分解したり点火プラグを掃除したり…

脱穀はやっと半分というところ

脱穀機を納屋から運び出す。エンジンはかかった。快調に脱穀は進む。けれども途中で燃料切れを起こして、ぷすぷすと止まる。そのままギアに稲束を食い込んだまま停止。燃料を入れても動かない。稲束をなんとか取り出したものの、もう動かなくなる。分解掃除…

自らを磨いていくしかない

人に出会うのがいい。その人の生き方に触れる。生きざまに触れる。そこがおもしろい。学びになる。自分の歩む道の糧になる。政治がどうの、行政がどうの、国際問題がどうの。そういうことも、たしかにたいせつ。しかし、自分ではどうしようもない世界とも言…

とくに仏教分野。そこにエネルギーを集中していかなくちゃ、と

田んぼ(3000平米)に大豆畑2,000平米。それから、ブルーベリー畑(100本)に栗畑(50本)。ほかに農地は1300坪。こちらは友人が蕎麦と麦に挑戦中。これだけでも、ちゃんとやっていたら、専業農家。まあ、できない。いちばん手のかかるのが、田んぼ。土を耕…

脱穀機のエンジンかからず

脱穀しようとしているが、脱穀機のエンジンかからず。添加系か燃料系に問題だと思う。キャブレターをオーバーホールしてどうの、点火プラグがどうの、というけれども、どこがどうなのかさっぱりわからず。あとでまたトライしてみる。ダメなら機械屋に修理を…

要するに、一言でいうと、なにを伝えたいのか、と。

たびたび講演会に行くが、わがごとで聞くようになった。自分だったら、どう話したらいいかなあ、と。講演を依頼されたり、企画する機会が増えたので、そんな聞き方になる。以前は、内容を学ぶだけというところしか意識はなかった。つまらなければスルーだ。…