過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

こんな山里にもわざわざ訪ねてくださる方がいる

毎日、ちと過剰なほど、自分の暮らしの発信している。多くの方に読んでいただいているのはありがたいこと。ネットを通して、アメリカや南米、ヨーロッパ、東南アジアの方とも交流できる。

そうして、こんな山里にもわざわざ訪ねてくださる方がいる。今年は、大阪や東京、山梨、長野、そして浜松のまちなか、近郊の市町のから。

今日は東京からのお客さん。コメの籾摺(もみす)りの準備をしているときに、電話があった。え?知らない人だ。なになに、もう春野に来ていると……。

突然なことだけど、縁のある人かも。……そう思ってお迎えすることにした。ぼくは基本、縁とひらめきによって行動を起こすことにしている。

ちょうど籾摺りが、今日は中止。来週に延期となったので、待ってもらって事務所に戻る。

聞けばフランス・ドイツ・スペインなどに、長く暮らしていた方であった。お話すること2時間余。農業のこと、林業のこと、山里暮らしのこと、宗教のこと、仏教のこと、音楽のこと、いろいろ話をさせてもらった。東京の家を売って、山里に移住したいという意向もあるようだ。

ぼくのブログをいつも読んでくれている。ので、話が通じる。毎日、発信しているので、暮らしぶりをわかってくれている。

人との出会いは、相手の生き方に啓発されるとともに、自分自身がどういう対応をして、どういうことを話して、話す内容によって、どういうエネルギーになっていくか。瞬間瞬間、縁によって変化していく自分。そこを観察していく機会になる。

そのことで、自分自身のありよう、これからの方向性や生き方などが見えてくる。自分自身を見極めていくことにもなる。出会いによって、なにかがまた起きていくことになる。そこがまあ、人生の妙味といおうか。