過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

日本は石油のために戦争をし、石油のために敗れた。

日本は石油のために戦争をし、石油のために敗れた。アメリカから石油の八割を輸入していた日本が、アメリカに戦争を仕掛ける愚かさ。石油が止まれば、軍艦も飛行機も戦車も輸送船もトラックもすべてが鉄くずでしかない。アメリカからの石油の輸入が止まった…

山里のM&A、その後の進捗

1.地主との融和を図る。争いは避けたい。取り持つ実力者を探す。地主を直接訪問する。会って話せば道は開ける。2.「建物」を賃借して事業を継承する。「土地の転貸」ではないので、地主は拒否できず。「賃貸借契約」と「 借地権付建物売買契約書(停止条件付…

地主が譲渡(借地権の名義変更)を認めない

事業を継承をしようとしていた(いわばM&A)。法人も設立した。9割方進めていて、「さあ、これでいける」と踏んだ。しかし、地主が譲渡(借地権の名義変更)を認めない。そこから進まず。経営者も、白紙にしたいという。土壇場で覆された。-----------------…

隊一次大戦中、フランス軍で活躍した日本人パイロット

戦争というと、日露戦争と太平洋戦争だ。日本にとって「第一次世界大戦」は、関わりが少ない。ドイツの領土の青島(チンタオ)を爆撃したくらいか。さらに、背景となるヨーロッパ事情は複雑なので、たいして関心がなかった。-------------------「日本人のた…

「未済」をもって終わりとするところに古代の知恵の深さが

尊敬する学者に河合隼雄さんがいる。河合隼雄さんを通して、心理学、とくにユングの思想を学んでいる。河合さんの講演とフルートのコンサートを一番前の席でお聞きした。13年前のことであった。その1か月後、河合さんは脳こうそくで倒れて、一年後に亡くなっ…

ひとりで、洗面器の水で顔をあらえるようになった

あかりは、ひとりでお風呂に入れるようになった。「お父ちゃんとは入らない」と言い張る。恥ずかしいからじゃなくて、「お父ちゃんは。ちゃんと遊んでくれないから」という。ぶくぶくと溺れないように、心配なので、外から見守っているが。 ひとりで、洗面器…

たくさん笑って、たくさん泣く。

子どもは、いつも遊んでいる。たくさん笑って、たくさん泣く。 風船を膨らせませてあげた。遊んでいる時に、パチンと割れた。びっくりした。─あかりちゃんは、びっくりしなかったよ。─それは、すごいね。たくましくなったね。おとうちゃんは、びっくりしたよ…

日本海軍の脆さ。百田尚樹「永遠の0」から

日本海軍の脆さ。作戦を考えた大本営や軍令部の人たちにとっては、自分が死ぬ心配が一切ない作戦だった。兵隊が死ぬ作戦なら、いくらでも無茶苦茶な作戦を立てられる。ところが、自分が前線の指揮官になっていて、自分が死ぬ可能性がある時は、逆にものすご…

百田尚樹の「永遠の0」から知る戦争の状況。ガダカナルの悲劇。

「立つことの出来る者は三十日、座ることの出来る者は三週間、寝たきりになった者は一週間、寝たまま小便する者は三日、ものを言わなくなった者は二日、まばたきしなくなった者は一日の命」百田尚樹の「永遠の0」から知る戦争の状況。昨日に続いて。今回は、…

百田尚樹「永遠の0」読了

百田尚樹「永遠の0」読了。神風の特攻で散った祖父の最期を知りたいと、その孫が祖父の戦友を訪ねて聞いていく。530万部も売れたという。映画化もされた。ストーリーそのものは、そんなにおもしろいとは感じなかった。ただ、戦争のさまざまな事実の記述にお…

常に相手に重要感を持たせること。

常に相手に重要感を持たせること。相手に誠実な関心を寄せること。あなたのことを知りたいと思っていると行動に表すこと。------------------人間の行為に関して、重要な法則が一つある。この法則に従えば、大抵の紛争は避けられる。これを守りさえすれば、…

議論に勝つ最善の方法は、この世にただ一つしかない

議論が好きなぼくとしては、耳が痛い。----------------------議論に勝つ最善の方法は、この世にただ一つしかないという結論に達した。 その方法とは――議論を避けることだった。毒蛇や地震を避けるように議論を避けるのだ。 議論は、ほとんど例外なく、双方…

デール・カーネギーの「人を動かす」

デール・カーネギーの「人を動かす」は世界的な超ベストセラー。-------------------人に嫌われたり、陰で笑われたり、軽蔑されたりしたかったら、次の条項を守るにかぎる。 一、相手の話を、決して長くは聞かない。 一、終始自分のことだけをしゃべる。 一…

大企業は、大学名によって入社選抜を行っている

「しっかり勉強して、いい成績をとる」。それは、「いい学校に行くため」。「いい大学に入るため」。それは「いい会社に入るためのパスポートになる」。「いい会社に入れば、カッコいいし安泰。勤めあげれば老後も安泰」と。-------------------大企業は、大…

4人の子を連れて、満州から命からがら帰国した母を描いた作品

この作品が目にとまる。なんというセンスの良さ。「母の一生」というタイトルが付けてある。 ちょうど皮革工芸作家の森脇弘子さん(73歳)さんがおられたので、お話を聞くことができた。 これは、母親の生涯をイメージして制作した。母親は円満な人で、まる…

「タルムード」のレイアウトはすごいな

「タルムード」のレイアウトはすごいな。文字ばかりのものよりも、このようにデザインすると、よみやすい。伝わりやすい。印象に残りやすい。「タルムード」は、「旧約聖書」とともに、ユダヤ教徒の生活・信仰の基となっている。モーセが伝えたもう一つの律…

クロッキーがすばらしい

クロッキーがすばらしい。だいたい3分か5分で描ききる。まったくの集中。対象と一体となる。 きょうは、女性の陶芸家の岡田千賀子さんを訪ねた。80歳。これまでの作品、これからの生き方と死に方。一日、一日、生きていられることの感謝。 楽しいやり取りで…

ささっと描いた作品

陶芸家の岡田千賀子さんを訪ねる。むかし描いたスケッチを見せてもらう。旅館に泊まる時、こうしてささっと描くのだそうな。

すべて暮らしの風景だ。ひとつひとつに、生きた物語がある。

阿多古和紙作家の大城忠治さんに、ばったり会った。大城さんは、こんなにステキな人形も作られていたとは驚いた。紙漉きの工程も人形にしてある。すべて暮らしの風景だ。ひとつひとつに、生きた物語がある。 「これだけでも、十分に作家としてやっていけたじ…

阿多古和紙作家の大城忠治さん(89歳)の面の作品も

阿多古和紙作家の大城忠治さん(89歳)の面の作品も見せてもらう。懐山の「おくない」という祭りに使う面だ。 幽玄で味わい深い。「すごいものですねー」と感心すると「そんなもんかいのー」と意に介さない。 和紙も作る。人形も作る。面も作る。田んぼもさ…

作家さんを訪ねる旅になった

きのうは、はからずも作家さんを訪ねる旅になった。竹細工、陶芸、和紙、人形、布絵。みなさん80代後半。 作品も、もちろんすばらしいが、その生き方、お人柄そのものがすばらしい作品だ。感銘することしきりであった。 こちらは、竹細工の鈴木さん。89歳と…

布絵作家の竹山美江さん(83歳)が、仏像とお地蔵さんを

布絵作家の竹山美江さん(83歳)が、こんどは仏像とお地蔵さんを制作しておられた。作品の一部。8月に阿多古の家で個展。日々、創作に励んでいる。 次のテーマとして、高島野十郎のろうそくの絵のようなものも提案してみた。帽子と脚絆をいただいた。

築91年の木造校舎

築91年の木造校舎。入り口の二宮金次郎の像もすごい。元の石神小学校。少子化で廃校が相次ぐ。廃校になると、次々と壊されてしまうのだが、こうして民間にまかせて活用している貴重な事例である。 校舎内では、地元のヒノキ材を使って、子どもたちの机と椅子…

「日本民芸館に置いたらさぞや」

それこそ「日本民芸館に置いたらさぞや」、柳宗悦がみたら、おお!というような骨董品があった。それを一つ一つ、拝見させてもらいながら、いろいろな語らいを楽しんだ。 きのうの阿多古のアーティストめぐり。骨董屋の三の市も訪ねた。ここのおかみとは、い…

人に会うのは「一期一会」だなあ

ほんとに、人に会うのは「一期一会」だなあ。もう二度と会う機会はない。これが最期かも。そう思って接したいものだ。 相手は死んでしまっているかもしれない。なによりも、自分が死んでしまうかもしれない。豊かな生き方、見事な生き方、際立った生き方をし…

中国AIを駆使したパワー、まことに恐るべし

AIについて探求している。中国の経済・軍事的な脅威もあるが、AIを駆使したパワー、まことに恐るべしの感を持った。 以下、野口さんの「AI入門講座」(東京堂出版)から、興味深いところを、すこしピックアップしてみる。-------------------AIを駆使した中…

「眠れないんです」と言うと、「では、電気羊が一日、電気羊が二匹」と

「眠れないんです」と言うと、「では、電気羊が一日、電気羊が二匹」とえんえんと喋ってくれる。「今日の天気は?」と聞くと「午後から雨になりそうです」と答えてくれる。 「浜松駅に行きたい」と言えば、いまの場所から目的地までの地図が示され、道順と時…

ひとつの冷厳な事実として、「わがごと」として

95歳まで生きるには夫婦で2千万円の蓄えが必要。 そのように試算した金融庁金融審議会の報告書(金融審議会市場ワーキング・グループ「高齢社会における資産形成・管理」報告書案)。 年金がない人は、さらにとんでもない額が必要になるわけで、おそろしい。…

縁があれば採択されて、事業は進む。採択されなくても、自力のネットワークで。

「企画はどんぴしゃで、求められているものなんです。でも、事業の継続性が気になります。いかがですか」。「継続するには、コーディネイトする人が必要になると思いますが、そのあたりはいかかですか。池谷さんひとりでがんばるのですか」……と問われた。「…

「こころ」ってなあに?と聞かれて

あかり:「こころ」ってなあに?おとうちゃん:「こころ」っていうのはね、さみしいとか、かなしいとか、いやだーとか、うれしいとかね。そういうのが「こころ」なんだよ。あかり:じゃあ、ココアとどうちがうの?おとうちゃん:ココアは甘くておいしいのみ…