過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「こころ」ってなあに?と聞かれて

あかり:「こころ」ってなあに?
おとうちゃん:「こころ」っていうのはね、さみしいとか、かなしいとか、いやだーとか、うれしいとかね。そういうのが「こころ」なんだよ。
あかり:じゃあ、ココアとどうちがうの?
おとうちゃん:ココアは甘くておいしいのみものだよね。あかりちゃんが大好きな。

「こころ」もココアみたいに甘くてうれしいときもあるし、おとうちゃんが大好きなコーヒーみたいに、にがいときもあるんだよ。

……というような会話をした。わかったかなあ。わからないだろうなあ。心を説明するのは、難しい。あかり3歳。

ヘレン・ケラー自伝」に、Waterが水だという気づきが書かれている。いま触っているそのものがWaterだ。モノには名前があるんだという大発見。そこから、この世に存在するものには、すべて名前があることがわかる。次々と、名前を覚えていく。

ところが、心の働きにまで名前があるところまで、理解が進まなかった。

あるとき、ヘレンが考え事をしている。「考え」とサリヴァン先生が教える。

その時、考えとthinkが結びつく。そうしてやがて、愛ということも気づいていく。心の働きにも、名前があることが体得されるのだった。

https://ichirindo.hatenablog.com/entry/2019/01/30/105828