95歳まで生きるには夫婦で2千万円の蓄えが必要。
そのように試算した金融庁金融審議会の報告書(金融審議会市場ワーキング・グループ「高齢社会における資産形成・管理」報告書案)。
年金がない人は、さらにとんでもない額が必要になるわけで、おそろしい。
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もひとつ怖いのは、健康面だ。認知症だ。報告書では、こういうことも書かれている。
65歳以上の4人に1人が、認知・判断能力に何らかの問題を有している。
80歳から84歳では認知症の有病率は、男性は約6人に1人、女性は約4人に1人、85歳~89歳ではこの割合は倍ほどに増加し、以降の年齢でも認知症の有病率が増加している。
さらに、今後の高齢化と相まって、2025年には認知症の人は約700万人前後まで増加すると推計される。これは65歳以上の約5人に1人が該当することになる。
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さて、どうしたものか。
報告書の書かれていることは、とくに目新しいことではない。政府のありようを問題視し批判する世界もあるが、ひとつの冷厳な事実として、「わがごと」として捉えていかなければと思う。
まあ、こういう資金面と健康面から見ると、田舎暮らしは、生活コストが押さえられる(しかし、仕事はないが)、医療面も厳しい。
人混みが少ないのでストレスは少ない(地域とのストレスはあるが)、田んぼや畑仕事、川遊び、木工やら食品加工など(体力がいるが)、やることはたくさんある。
工夫次第で五感を働かせて活性できる世界ではある。