過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

子連れの取材、そしてお寺を訪ねる

昨日は、軽度認知症を克服した方の取材。雨の中、気分転換になると思い、妻と子を連れてでかけた。取材される方は、子連れできたので驚いたろう。取材を終えて、次に近くの親しいお寺さんを訪ねる。まずは禅寺の金地院さん。枇杷の葉療法発祥の寺。昭和の名…

軽度認知症を乗り越えた方の取材に

きょうは、軽度認知症を乗り越えた方の取材にでかける。その方は、認知症と診断され、「海馬が萎縮している、運転は即やめなさい」。医者から言われた。しかし、そこから一念発起。いろいろなことに挑戦。一年後、見事に回復したと医者から診断された。いま…

『法華経』は信を強調するのだが

さきほど、たまたま書籍の整理をしていた『法華経』が出てきた。ひらいたところがこれだった。 ───────────────────────── 此の経に於ては信を以て入ることを得たり。己が智分に非ず。若し人信ぜずして、此の経を毀謗(きぼう)せば、則ち一切世間の仏種を断…

ほたる舞う 山の上には お月さま

ほたるは7時半〜8時半くらいがいちばんよく出てくるようだ。あと10日間くらい、見られると思う。ほたるを見に来る人が足元が危なくないように、地域で太陽光のランプをつけた。その光が眩しい。かえってホタルの仄かな光が見えにくい。ざんねんなこと。今夜…

地面に寝転がってみて、身体が覆う面積の分だけ一日に働けばいいさ

「地面に寝転がってみて、身体が覆う面積の分だけ一日に働けばいいさ」。そんな気持ちで、働いている。きょうは涼しいし、すこし元気。筋トレも兼ねて肉体労働にはげんでいる。事務処理ばかりしていると、頭は、いっぱいいっぱいになってウツになりそう。た…

ホセ・ムヒカ 世界で一番貧しい大統領のことばから

「どこであろうと、私は好きなように生きているだけだ。自分は貧しくなんかない。貧しい人間というのは、いつもカネばかり追いかけ、それにとらわれている人間のことを言うのさ」。「挫折から起き上がること。人は生きているとかなりの回数の挫折を経験する…

インドで布教40年の森田上人(ムンバイの日本山妙法寺)をお迎えします

6月3日に開催します。インドで布教40年の森田上人(ムンバイの日本山妙法寺)をお迎えします。鴨江アートセンター14時から。東インド出身の横田スワルナリさんもお話してもらいます。参加費は、ドネーション。 https://www.facebook.com/events/121451718725…

山里暮らしの大きなネックは、高齢になったとき、病気になったときの医療

いつも教えを受けている大先輩の奥様がドクターヘリで運ばれて1か月。まだ入院は続いている。脳出血であった。言葉は発することができない。半身不随。まちなかの病院なので、見舞いに行くだけでも、クルマで往復2時間半。やはり一日仕事になる。退院された…

そうした便利な団地もいいなあ

ひさしぶりに電話した友人が、明日、松戸の公団に引っ越すという。その団地、敷地が50万坪。4階建て中層公団住宅170棟。住民4,800世帯。そうして、高齢化率はなんと40%ちかく。歩いていける駅が2つもある。大きな公園はある。ショッピングセンター・集会所…

おもしろいキャラが次々現れるので

日大の記者会見。おもしろい。アメリカと北朝鮮の会談の行方とか、シリアの戦争とか、TPPP、種苗法とか、水道民営化とか、原発再開発とかと、もっとたいせつな論議しなくちゃいけないことたくさんある。けれど、こういうことに、みんなの関心が向く。おもし…

軽度認知症から脱却した人の取材をしている

生きがい特派員というのを、ボランティアでやっていて、軽度認知症から脱却した人の取材をしている。なんとも時間が取れなくて、まだ訪ねていない。とはいうものの、締切が近い。さてどうするか。ネットと電話であらかた聞いて原稿にして、あとは写真撮りの…

リズムにさえうまく乗せれば、見たこと、感じたこと、書こうとしていることがうまく文章になっていく

「自分でつくったリズムが体の中にある。そのリズムにさえうまく乗せれば、見たこと、感じたこと、書こうとしていることがうまく文章になっていく。そのように司馬遼太郎は語っている。司馬遼太郎の文章はわかりやすい、読みやすい、心に伝わりやすい。巨視…

現実的で具体的な「目標」あるいは「ターゲット」

人生の目的は「幸せになること」。すこし具体的に言うと、「好きなことができて、満足があって、しかも人の役に立つ」。「他人に依存しないで、自分のペースでゆうゆうと暮らす」。「好きなことを言って、行動し、人の迷惑にならないで、みんなに喜ばれる」…

司馬遼太郎の文章アドバイス

「入学試験に出題される現代文」みたいなものこそが、いい文章と思っている時代があった。なので、若いときはわかりにくい観念的な文章ばかり書いていた。いまはできるだけ、読みやすい、わかりやすい文章づくりを心がけている。文章を書くにあたってのアド…

なにごとであれ、真実を述べること。ごまかさないこと。理由を事実のように言わないこと。

「アメフトに限らず、自分の意志に反することはやるべきではないなと思いました」日大のアメフトの記者会見でかれは、そう言っていた。自ら記者会見を開いた。顔出し、実名公表、テレビ生中継というものすごいプレッシャーだったろう。しかも、民事や刑事の…

空を見上げたら上弦の月だった

ほたるが少しずつあらわれだした。ふんわり・ふんわりと光っていた。空を見上げたら上弦の月だった。月がちょうど半分になる。俳句では、上弦の月は秋の季語らしい。まあ、季語にしばられないで五七五と練習しているんだけど。─────────────────────ほたる舞…

Macが大不調

パソコン(タワー型のMac G5 8年前のもの)が大不調。しばらくつかうと、突然、電源が落ちる。再起動を繰り返す。こうなったのは、分解して掃除したためだ。どこか傷めたらしい。原因を調べているが、どうもCPU(中央処理装置=もっとも中核の部分)が発熱し…

パソコンが大不調

パソコンが大不調。朝、マザーボードやらメモリーやらグラフィックボードのホコリを取ってきれいにした。ところが、システムがやたら落ちて、再起動を繰り返す。どこか接触が悪いのか、どこか傷めたのか……。もしかして、たいへんな不具合になりそうな予感。…

元型としては、「おかーちゃんたすけて」という叫びにあるような

心身がつらいときがあると、運転していて「おかーちゃんたすけて」と、叫んでみた。ときに、心のなかで叫ぶ。亡き母が、救ってくれるわけもないのだが、そう叫ぶことで、心身ともににホッと安らぐことがある。なにか救われるような気がしてくる。おかーちゃ…

あかりと遊びながら仕事するために座り机に

パソコンで仕事していると、あかりがきて、一緒遊ぼう!と思いきり手を引っ張る。全体重をかけて引っ張る。その手を離すと、勢いで転んでしまうのがこわい。あかりが腕を痛めたこともあるので、仕事中でも中断して遊ぶことになる。そこでフィギュアを使った…

今夜、ホタルを3匹見つけた

ふわあ〜、ふわあ〜と光っていた。今夜、ホタルを3匹見つけた。ホタルがそろそろ出る頃かと、親子三人で、毎夜、散歩に行く。まだ、出てこない。結局、懐中電灯で影絵ごっこをして帰ってくるのだった。やっとあらわれた。これから、すこしずつホタルが増え…

いまの葬儀における戒名というのは、やっぱりいろいろ無理がある

薬師寺の貫主、村上太胤氏の女性問題(ホステスとの不倫を週刊誌に暴露される)で辞任というニュース。こないだ書いた川柳だけど、 ───持戒せぬ 僧の授けし 戒名ぞ ───戒律を 授ける僧侶 戒もたず戒名の大きな矛盾は、自ら戒律を保っていない僧侶が、他人(…

諭吉の「ナンコウゴンスケ論」

──「ナンコウゴンスケ論」というのを知っているかい。 木下恒雄さんに聞かれた。よく遊びに行っては、教えをいただいている郷土史家だ。84歳。──さあ、知りません。ナンコウといえば、楠木正成。それが、ゴンスケみたいなものだという説でしょうか。──まあ、…

大自然の中の影絵舞台だ

そろそろホタルが出るのではないかなぁ。毎夜、ほたる公園を歩く。ひとつとして光は現れない。あたりのまったく闇の中。あと10日くらいしたら、あらわれてくるのではなかろうか。妻とあかりで、夜の散歩。とにかく山里は、まったくの闇だ。1メートル先が見え…

宗教の中核にあるものは、ほとんどが「フィクション」だ。仏教はどうか。

宗教の中核にあるものは、ほとんどが「フィクション」だ。フィクションを中核にしない宗教があるだろうか。それは宗教といえるのだろうか。宗教=神話、物語、フィクション。たとえば、ゴッドが世界を創造した。天之御中主が世界を作った。神とイエスは一体で…

「戒名」についての川柳を

「戒名」について、川柳をいくつかつくってみた。生前の 親のつけたる 名前捨て 死んでなぜ 別の名前を つけたるか死して後 戒名もらうは どんな意味 仏弟子に なりたる証が 戒名か 仏弟子に なる気がないのに 戒名か持戒せぬ 僧の授けし 戒名ぞ 戒律を 授け…

雨が降ろうが、風が吹こうが、そのリアリティにしっかりと立つ

人は信念とともに若く、疑惑とともに老いる。 人は自信とともに若く、恐怖とともに老いる。 希望ある限り若く、失望とともに老い朽ちる。 ――サミュエル・ウルマンあまりに有名な詩で、人口に膾炙しすぎて新鮮さはない。けれど、やはりいい言葉だ。ぼくには、…

「インドで布教40年」(仮タイトル)。6月3日(日)14時から

「インドで布教40年」(仮タイトル)。6月3日(日)14時から、浜松市鴨江アートセンターで開催予定。インド仏教の布教をされてこられた森田上人(ムンバイの日本山妙法寺住職、70歳)が来日された。かのインドで40年間も出家生活し、お寺を運営し、布教活動…

クレーン車が、去った

鯉のぼりを吊っていたクレーン車が、去った。この重厚感は、クレーン車というよりも、起重機だなぁ。────────────── 起重機に 吊るされ 鯉は天高く 起重機が 川の畔に ひとりいて 起重機や 夕暮れ時に 川の音 役目終え 起重機ひっそり 去りにけり

水たまりの宇宙に遊んでいた

雨つづきだった。ピーポーピーポー。外で救急車のサイレンが鳴る。あかりが見に行きたいという。外に出る頃には、もう救急車は通りすぎていった。じゃあ雨の中を散歩しようか。雨合羽に着替えさせて、長靴履かせる。手を繋いで歩き出す。ツバメがたくさん低…