過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

雨が降ろうが、風が吹こうが、そのリアリティにしっかりと立つ

人は信念とともに若く、疑惑とともに老いる。
人は自信とともに若く、恐怖とともに老いる。
希望ある限り若く、失望とともに老い朽ちる。
――サミュエル・ウルマン

あまりに有名な詩で、人口に膾炙しすぎて新鮮さはない。けれど、やはりいい言葉だ。

ぼくには、それほどの信念も自信も希望もあるとはいえない。このまま老い朽ちていくことになるんだけど……。滅びを受け入れるというのも、とってもたいせつな生き方。

まあしかし、ちょっとしたひらめき、手応え、これはいけそうだ、うん・おもしろいことになりそう……その程度のことでも、元気になるものだ。

そしてまた、あ〜だめだ。うまくいかない、心配だ、不安だあということで、いとも簡単に、疲れる、落ち込む、元気がなくなる。

そんなことで、右往左往するという生き方ではある。

希望も信念もたいせつと思う。まあしかし、雨が降ろうが、風が吹こうが、嵐になろうが、日照りになろうか、それがそのまま現実そのもの。そのリアリティにしっかりと立つというところでいきたい。