過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

水たまりの宇宙に遊んでいた

雨つづきだった。ピーポーピーポー。外で救急車のサイレンが鳴る。あかりが見に行きたいという。

外に出る頃には、もう救急車は通りすぎていった。じゃあ雨の中を散歩しようか。雨合羽に着替えさせて、長靴履かせる。手を繋いで歩き出す。

ツバメがたくさん低空飛行で飛んでいた。道には水たまり。あかりはしばらく水たまりの宇宙に遊んでいた。

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水たまり 踏み出す一歩 別世界
水たまり バシャバシャ踏んで 宇宙揺れ
水たまり 空も若葉も 浮かんでる
踏み出せば 鏡が揺れる 水たまり

初つばめ 低く飛んだり 水たまり
初つばめ ひとりあそぶや 水たまり