過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

軽度認知症を乗り越えた方の取材に

きょうは、軽度認知症を乗り越えた方の取材にでかける。

その方は、認知症と診断され、「海馬が萎縮している、運転は即やめなさい」。医者から言われた。しかし、そこから一念発起。いろいろなことに挑戦。一年後、見事に回復したと医者から診断された。

いまは、奥さんとペアで、アコーティオンを引いて絵を動かすパネルシアターなど、各地で公演されている。

近くに、友人のお寺があるので寄ってみる。お寺の空間、そして仏教の実践など、軽度認知症の克服によさそうだ。そんな話を、いま尼さんとしていたところ。

亡くなった後の供養もたいせつ。しかし、生きている人の暮らしの改善、生き方の発見、能力開発、まさに認知症の克服の実践の場などに、お寺が活用できたらすばらしい。

お経を読んで学ぶ。坐禅。念仏や真言護摩。そ仏教は晩年の生き方に、いろいろなヒント、素材、宝があるように思う。

なにしろいま、認知症患者は460万人、その予備軍は400万人、合計800万人もいると言われている。他人事にあらず。認知症予防にお寺あり、というひとつのとらえ方。