過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2014-01-01から1年間の記事一覧

シルバー川柳の入選作を眺めていた

俳句もいいけど川柳もいいね。季語とかうるさくないし。笑えるものがいい。で、シルバー川柳の入選作を眺めていた。こんなのがあった。いろいろとおもしろい▲円満の秘訣は会話をしないこと▲恐妻を天使に変えた認知症▲新聞を電車で読むのはオレ一人▲同時期に…

ドラム缶の露天風呂の再開

寒くなってきた。寒くなるほどに快適なのが、ドラム缶の露天風呂だ。三つの楽しみのステージがある▲第一のステージは、焚き火。湯を沸かすまでの焚き火がとてもいい。火を眺めていると飽きない。まったりと深い瞑想に入れる。芯に届く暖かさで、風がビュービ…

光を浴びてじっとしている

朝日あび まどろむネコの 背の細さガネは、朝からこうして光を浴びてじっとしている。夕方になると電気毛布の上に移る。たまによろよろと水を飲みに行く。食事はもうできない。こんなにも細くなってしまった。ときどき、にゃおにゃおと苦しそうな悲しそうな…

勝坂という集落

ここから車で30分、明神峡というすてきな景勝地がある。その手前が、勝坂(かつさか)という集落だ。写真はかつての小学校で今は廃校▲400年近くも続く勝坂神楽の里でもある。この祭は、男衆が化粧して女の着物を着て神楽を舞う▲その神楽で太鼓をたたき歌をう…

延命でもなく、そうして看とりでもない

いまうちのネコは逝きそうで、もうほとんど食べない、日向ぼこと電気毛布で寝てばかり。もう看とりケアに入っている▲今朝はSkypeで介護の仕事をしている友人と話した。かれは夜勤明けで、これから寝るのだという。下の世話もあるし、看とりもあるしたいへん…

もうこんなに細くなってしまった

老猫のガネちゃんは、もうこんなに細くなってしまった。注入器で栄養剤を口の中に入れてはみたものの、もうヨロヨロだ。いまは電気毛布のうえで、ひたすら寝ている。まだ自力でトイレには行ける。明日はプロポリスが届くので、それを与えてみよう。

近くの明神峡の紅葉

近くの明神峡にドライブした。車で30分も走れば、こんな風景がみられる。これは十一面観音かな。そして、ブナの木がすがすがしい。急峻な土地のために植林がされていないので、見事な広葉樹がひろがる。

竜頭山から

こんなふうに、山々が青く重なるような風景を眺めるのはひさしぶりのこと。遠くに御嶽山が見える。もう夕陽が沈んだ。ここは、わがやから車で50分、竜頭山の近く。標高は1200くらい。宿泊できる無人の山小屋もある。たまに訪れては瞑想したり、ランを放した…

山住神社を参拝

標高1200メートル。山住神社を参拝。入り口には対のヤマイヌが。杉の巨木は樹齢1300年だとか。わがやからここまで、40分くらい。17日が大祭なので、ふたたび参拝させてもらう。

ネコのガネちゃんが

もう推定20歳を越えているネコのガネちゃんが、急によぼよぼになってきた。ほとんど食事をしない。目やにをいっぱいためて、うつろな表情だ。注射器型フィーダーと栄養剤を買ってきて、口の中に栄養剤を入れている。だいじょうぶかなぁ……。もうそろそろ寿命…

ひとつひとつ、風を通してきれいにしておかねば

うちに滞在している小林くんに軽トラを貸してあげることにした。引佐の久留女木までそばの収穫に行くという。運転初心者なので、無事に行って帰ってきてくれるのか、ちと心配。なので、まずは軽トラをしっかりと洗浄してもらった▲なにしろこの軽トラ、ほとん…

ジムニーで近くの川に

ジムニーで早速、近くの川にランを連れていった。4WDでリフトアップなので、ラクラクと川原を走ることができる。これは楽しい。ランを川原で放して自由に遊ばせた。ぼくは、しばし夕日を眺めて瞑想していた。

アートの力が地域を変える?  工房見学バスツアー&座談会

浜松市の文化財課の依頼で、ぼくが案内人を務めることになった。11月24日。「アートの力が地域を変える?」工房見学バスツアー&座談会」▲こんな謳い文句だ。「春野には、他地域から多くの方が移住してきており、陶芸、アトリエ、木工をはじめとした数多くの…

奥三河の田んぼ

奥三河の設楽(したら)の集落をドライブしていたら、こんなに美しい田んぼがあった。ほんらい植林がされていなければ、村というものはこんな景色なんだなあ……。日本昔ばなしの世界だ。いっぽうわが山里は、植林されて放置された鬱蒼とした杉と檜の森ばかり…

四十九日法要はまちなかのホテルで

母の四十九日法要は、わがやでやればいちばんいい。けれども、ここはあまりに山奥すぎて親戚の人たちが来られない。片道2時間近くもかかる。ので、まちなかで行うことにした▲できれば納骨する墓の近くが便利なので、霊苑近くの葬儀社の式場をと思った。が、…

田河内の常夜灯

曲がりくねった森の道を30分あまり、田河内(たごうち)におすまいの林業家の森下さんを訪ねた。道沿いにこんな常夜灯があった。たいそう立派なものだ。文化財としとてたいせつに保存したいものだ。かつては、街道沿いにたくさんあったと思う。夜道の安全の…

天浜線 とってもいいよ

名古屋に車を取りに行くので、行きは天浜線に乗って行った。天竜二俣駅から新所原まで。単線の電車に70分。いちばん前に立ってずっと動く景色を眺めていた。いつもは車で移動しているので、ひさしぶりに新鮮な体験だった。浜名湖の近くを通るときには、カモ…

ジムニーをとりに名古屋まで

ヤフオクで落札したジムニーをとりに名古屋まで行ってきた。17万キロとかなり使い込んでいるけど、車はとてもきれい。もちろん4駆、リフトアップ車。2年車検付きで20万円だった▲難点は、エアコンの利きが悪いこと、サスペンションがキュンキュンと鳥が鳴くよ…

あしたはジムニーをとりに名古屋まで

明日は、名古屋まで車を取りに行くことになった。じつは山道と河原などの悪路を走るために、ジムニーがほしいとおもっていたところ、Yahoo!のオークションで落札した。ま、どうせ落札しないだろうと、適当に入札してほうっておいたら、ある日、落札されてし…

葬式でよむお経って、いろいろとおもしろい

ぼくは母の葬儀でみずからお経を読ませてもらった▲お経をよむ前に、なぜお坊さんをよばずに在家のぼくがお経をよむのかをすこし説明した。そして、これからよむお経(法華経の自我偈)とお題目(南無妙法蓮華経)、そしてインドのお経の説明をしてから、よま…

さて四十九日法要だ

母の葬儀が終わった。その後でも、やることがたくさんある。香典の計算をして住所録をつくり、香典返しの準備。役所への届け出、名義変更などの諸手続き。そうして、四十九日がそろそろやってくる▲さて、法要はどこでやろうか、親戚のだれを呼ぶ、会食はどこ…

豆腐ステーキ

豆腐ステーキづくりを覚えた。かんたん。木綿豆腐でも絹ごしでもいい。キッチンペーパーで包んで重しをして半日くらい水切りをする。水切りをした豆腐を適当に切って、オリーブオイルで炒める。表面がキツネ色になるくらいまで。あとは、刻んだネギをかけた…

賛美歌もいいね

いつもインドの歌をうたっているけど、昨日から部屋の片付けをしながら、賛美歌を歌い出した。スワルマンダールというインドの弦楽器でびよよーんと響かせながら。歌っていると心が落ち着いていくる。とくに、この賛美歌が美しい。伸びやかな声の響き。これ…

勝坂の空き家

春野町の勝坂の祭・勝坂神楽の帰りに、空き家をみた。こんな空き家があちこちにありそう。限界集落になりつつある土地だ。家の前に清流がながれて、景色はいい。東西に山がそびえ立ち、日当たりはよくない。冬はかなり寒そうだ。家賃は月に3〜5千円でどうで…

近くにこんなに美しい場所が

勝坂神楽の帰りに訪ねてみた春野町の「石切」という集落。10世帯という限界集落。みなさん高齢だ。清流がながれ、広葉樹の森が美しい。滝もあった。わがやから車で30分くらい。近くにこんなに美しい場所のあったことを再発見した。

「川合花の舞」と「勝坂神楽」

きょうは夜から佐久間町に伝わる「川合花の舞」を観に行く。夕方から明け方の4時くらいまで、夜通しで舞が奉納される▲冬に行われるいわゆる「霜月祭」の流れで、太陽の光が次第に弱くなっていく中で、ふたたびエネルギーを満たそうという神事らしい。「死と…

静かに満足して逝くにはどうしたらいいか

母の看取りをしたのは、二週間前だ。母はほとんど食事をせず、一日にスプーンに3口、5口程度。末期にはほとんどなにも口にしなかった。点滴で栄養をつないでいたが、やがて針もとおらなくなり、点滴もやめた▲どこが痛いとか、どこが苦しいということもなく、…

広葉樹、雑木の森がすばらしい

南信州を旅して、つくづくいいなあ、うらやましいなあと思ったのは、その森だ▲広葉樹、雑木の森がすばらしい。いい具合に曲がった大木の風情がとてもいい。森は明るい。下草も生えていて、動物たちもたくさんいそうだ▲さくさくと森の中に入って、しばし瞑想…

大鹿村歌舞伎

飯田の今田人形座を観た翌日は、長野県下伊那郡の大鹿村に移動。途中の道は、南アルプスを望む美しい景観。広葉樹がいっぱいの森が朝日に輝いていた▲着いたのは9時前。しかし、すでに整理券は配りおわっていた。朝の3時から並んでいる人がいたのには驚いた。…

飯田の今田人形座に出かけた

ということで、仲間4人で出かけた南信州の旅。まずは、飯田の今田人形座。これは、大宮八幡宮秋季祭礼に奉納される神事である。境内にある建物で行われる。照明はロウソクの灯りだけというのが、すばらしい。人形を扱うのも、大夫も三味線も、みんな村人。た…