過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2014-01-01から1年間の記事一覧

セルフビルドの達人たち

うちの近所の友人には、ひとりで家を作ってしまう人が何人もいる▲青木さんは、3棟も建てた。家と店とギャラリー。松本さんは2棟建てた。ログハウスと洋間の家だ。松本さんのすごいのは、間伐材を谷底から引き上げては、自分で製材してはつくりあげたというと…

コーヒーの焙煎

子供のころ、コーヒーといえば、ネスカフェの粉末コーヒー。熱湯を注いで、砂糖をたくさん入れてクリープをいれて飲んだ。それは、かなり甘かった▲学生時代になって、焙煎コーヒーをドリップする人たちが現れて、ちょっとカッコよくて、ぼくも真似してはじめ…

山里と都市部をむすぶという事例の発表

昨日は、市民協働センターで話をさせてもらった。山里と都市部をむすぶという事例の発表▲これまで企画してきた「北遠山里めぐり」や「空き家を移住希望者につないでいく試み」について話をさせてもらった▲NPO法人を設立して一年、わざわざ人前でかたるほどの…

人前で話をする機会

今年は、人前で話をさせてもらう機会が多くなった。葬式の挨拶、中学校での講演会、団体の総会、企画提案のプレゼンテーションなど▲人前で話すというのは、なかなかストレスフルなことだ。やっぱりそれは、〈背伸び〉があるからだと思う。上手に話そう、いい…

ランが堂々と部屋に入ってくつろいでいる

夜になるとランを放してあげる。ひろい敷地内(1700坪もある)を勝手に散策して用を済ますと、すぐに帰ってくる。部屋に入ってきては、ぼくがパソコンに向かう後ろで、いつも寝そべっている。ネコのガネちゃんがいるときには、いつもぼくのそばにいた。だが…

京丸の伝説

先日、いまや数世帯のみという石切の集落を訪ねたとき、村人と思って声をかけたのが、町から来て京丸山に行く道を探していた方で、曽布川さんという▲聞けば、この方の曽祖父が、曽布川藤次郎という宮大工の棟梁で、明治時代に王子製紙の工場を建設したという…

どてら

寒くなってくると、朝は頭から冷水シャワーを浴びて乾布摩擦したりをはじめる。わがやの暖房は、基本、湯たんぽと炭の掘りごたつ。あいかわらず薪ストーブは煙突工事をしてなくて、玄関先に置いたまま。今朝から綿入りのドテラを着てみた。これは古着市で買…

コーヒーは浅煎りにすると酸味が効いて美味しい

珈琲の焙煎を工夫している▲いままでは、焙煎しすぎだったことがわかった。イタリアンからフレンチの極深煎り状態。こげ茶色になるまで焙煎すると、油脂成分が出てピカピカになる。そこまでやればいいと思っていたが、それだと苦味はあるが酸味に欠ける。豆の…

山里にはこんなにいい物件があるよ、ということで

まるで不動産屋みたいだけど、知り合いからの物件の紹介▲山里にはこんなにいい物件があるよ。都会で高い家賃をかけて暮らすよりも、ローコストで自己表現の世界が広がる山里も視野に入れてみたら、ということで。けっして仲介しているわけじゃなくて、まった…

乾布摩擦のスタート

朝は10℃をきるようになってきた。いまはだいたい6〜7℃くらいか。こうなると、いつも始めるのが乾布摩擦▲すっぽんぽんになって、乾いたタオルでゴシゴシと全身を5分くらい摩擦する。で、もっと寒くなると、頭から冷水シャワーを浴びて、その後に乾布摩擦とい…

早寝早起きにトライするか

ひさしぶりの早起きは、なんと4時。外はびゅーーーー、ごおーーーとすごい木枯らし。バラバラ、ギギギーーとにぶい音がする。トタン板を載せただけの薪小屋からだ▲外は真っ暗。しかし、闇がすこしずつ明けていく雰囲気もいいものだ。10時くらいに就寝した。…

鈴木重子さんのコンサート/アレクサンダーテクニックのこと

東京に暮らしていたときには、よくコンサートに出かけていた。国立音大も近くだったので、生のオーケストラ、一流の演奏家、声楽家のコンサートを聴くことができた▲山里に越してからは、ほとんどそういう機会はなくなった。鳥の声、川のせせらぎなど自然の音…

日本の山村・山林問題を考えるというフォーラムで事例発表

雨の中、はるばる愛知県の東栄町から、NPO法人・ボランタリーネイバーズの高田さんが打ち合わせに来られた▲都市と農山をむすぶフォーラムの企画で、事例発表を依頼されていた。浜松NPOネットワークセンターの井ノ上さんが、ぼくのことを紹介してくださっ…

珈琲も奥が深いね

目の前で美味しい淹れ方をおしえてもらった。このマスターは、珈琲店を経営して40年余だという。修行時代を入れると50年ちかくだ。いろいろと教えてもらった▲トラジャコーヒーが酸味が効いて美味しかった。ぼくは生豆から焙煎してネルドリップでいれて15年余…

山で放してやると戻ってこないラン

リフトアップの四駆のジムニーを買ってから、山道を踏破している。いつもランを連れていく。適当な川原や山奥でランを放してやる。ランは持ち前の甲斐犬の運動神経のよさで、垂直のような崖でもずんずんと登っていく。川の中にも入っていく。こういう山奥に…

いろいろと移住相談やら

毎日、いろいろと田舎暮らしについての問い合わせがくる。まるで、不動産屋みたいなんだけど。暇をみては空き家を見つけたり、希望者を案内したり、大家さんにつないだりしている▲もちろん、仲介手数料などいっさいもらってない、すべてボランティアの持ち出…

炭を一俵いただいた

わがやの暖房は、火鉢と掘りごたつと湯たんぽ。炭をたくさん使うので、経費節減にはならない▲きょう、先日、森を買いたいという方が、わざわざ炭を一俵もってきてくれた。この方は、広大な敷地に大きな炭焼き窯もあるようなので、そこで炭を焼いてもらってい…

限界集落の紅葉

勝坂の帰りに訪ねてみた「石切」(いしきり)の集落。こんなに見事な紅葉が見られる。わがやから車で20分▲すでに10世帯という高齢化した限界集落。空き家もたくさんある。若い人が一人でも二人でも、移り住んで暮らすようになれば、集落は維持できると思うが…

友人が暮らすことになった勝坂の山荘

こんなステキなところに友人のW君が住むことになる。左のほうには広葉樹が生い茂る山々、すぐそばには清流が。これはうらやましいぞ。みんなで寝泊まりしては、焚き火パーティができそうだ。ここはわがやから20分、勝坂(かつさか)という集落。400年続く勝…

四十九日の法要をすませて納骨

昨日は、母の四十九日の法要をすませて、三方原の市民霊苑に納骨となった▲法要の会場はホテルの和室を借りて、祭壇をしつらえた、小さいテーブルに白い布を覆い、遺骨と位牌と遺影を置いた。そして、燭台と香爐。通夜と葬式のときとおなじく、ぼくがお経をよ…

気田川の川原と石切の集落

ジムニーが快調だ。近くの気田川の川原に出かけて、川の流れを眺めては珈琲タイム。水の流れはみていて飽きない▲先日は、石切の限界集落を訪ねる。ランは垂直のような崖も軽々と登ってしまう。呼んでも帰って来ないので、しばし瞑想して時をすごす▲この集落…

白倉峡の滝がいい

龍山町の白倉峡に出かけた。わがやから車で1時間。紅葉の名所だが、それよりも、滝がよかった。こんな滝がいくつもあるんだよ▲冬は凍るかもしれない。見てみたい。歩いてみたい。新緑の季節はさぞや美しかろう▲そして、この滝。滝行をしたくなるではないか。…

山を売りたい人、買いたい人

春野町に持て余している山林、17町歩を売りたいと友人から相談されていた。1町歩が3000坪、その17倍。夫が買ったときには、4500万円だったとい う。森林組合にいまの相場を聞いたら、400〜500万円とのこと▲あちこちに山を買っている知人のTさんがいて、その…

葬儀の相場を調べていたら、価格.comにもあったが

葬儀の相場を調べていたら、価格.comにもあった▲有名どころではイオンの葬儀だ。〈お布施は本来「喜捨」であり「標準化」や「統一」すべきものではないけれども、「目安が分からなくて困っている」という意見が多い〉ということで、メニューを載せている。た…

戒名によってお布施の額が違うんだそうな

きょうお会いした方から聞いたはなし。葬儀の時にお坊さんへのお布施は、いったいどれくらいかかるのか。▲こちらの地域では、戒名によってお布施の額が違うそうだ。「信士」が60〜65万円、「上座」が80〜85万円、「居士」が100万円、「院号居士」が120万円以…

掘りごたつをはじめた

この寒さのおかげで、まったりと暖かさを味わえるしあわせ▲一昨日から掘りごたつをはじめた。ドラム缶の露天風呂でできた消し炭をつかい、その上に備長炭レベルの長もちする炭を載せる。これで掘りごたつがセット。炭は半日くらいはもつ▲炭の掘りごたつは、…

花はなんのはな つんつん椿

ガネちゃんを埋葬した。わがやの庭の片隅。椿の花を活けた。 五木の子守唄の一節を思い出した。 花はなんのはな つんつん椿 水は天から もらい水

ガネちゃんが逝った

きょうの夕方、ガネちゃんが逝った▲ぼくは今朝から出かけていて、夕方帰ってきた。ガネがいない。いつもいるはずの電気毛布の上にいない。おかしいな、どこか温かい場所を見つけて移動したのかなあ、それともどこかで倒れているのかなあと、心配していた。そ…

シュラフと湯たんぽ

きょう訪問した春野陶房と松本さんの家では、もう薪ストーブが焚かれていた。まことに芯から温まる、というか暑いくらいの充ち足り感だ▲で、わがやだって薪ストーブ本体は買ってある。でも、いつ煙突を付けるかなあ、ここに穴をあけてこうしてああして、と考…

ガネちゃんの看とり

ガネちゃんの看とり期間に入ってきた。もうかなり弱ってきている。それでもぼくの机によじのぼってきて、膝に座ろうとする。冬になると、シュラフに湯たんぽを入れて、温まって仕事している。その中にガネちゃんをいれている。