過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「川合花の舞」と「勝坂神楽」

きょうは夜から佐久間町に伝わる「川合花の舞」を観に行く。夕方から明け方の4時くらいまで、夜通しで舞が奉納される▲冬に行われるいわゆる「霜月祭」の流れで、太陽の光が次第に弱くなっていく中で、ふたたびエネルギーを満たそうという神事らしい。「死とよみがえり」がテーマなんだと思う。

そして明日は、地元に400年近くにわたって伝えられる「勝坂神楽」(かつさかかぐら)を観に行く。男衆が化粧をして神楽の面をかぶって奉納する神事である▲たんなる観光や物産だけではおもしろくない。また、たんにフェスティバルとなっているイベントのような祭も、そうだ。こうして数百年にわたって続けられてきた神事こそがおもしろい▲南信濃から北遠州、奥三河のいわゆる「三遠南信」地方は、こうした祭の宝庫だと思う。