過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

中山間地域Welcome集落事業   その申込率4%

この山里は過疎化が著しい。この10年で20〜30%の人口減少率だ。このまま手を打たなければ、どんどんと過疎化がすすむ▲その過程で、インフラの整備は遅れるし、災害の復旧もままならぬ、買い物も不便、学校も廃校になる。ガソリンスタンドも郵便局も、店もな…

竹チップつくり

竹チップつくりに関心がある。竹は細かくチップにすると、堆肥になる。土壌の改良につながる。草抑えにもなる▲先日、炭素循環農法の研究会で各地の畑を見学させてもらった。竹チップを堆肥にすると、野菜の栽培にかなりよさそうだという感触を得た。山里には…

移住者を受け入れたくないという集落もある

「自治会としては、移住者を受け入れません」。二日前、家主に、地元の自治会からそういう連絡がきた▲過疎化が著しいこの山里に、移住者がくるのは、活気が出て集落の消滅に歯止めがかかり、とてもいいことだと思う▲しかし、「よそ者が来てもらっては困る」…

呼吸に根を下ろす

呼吸に根を下ろす。それは、あちこちとさまよう心を、しかとつなぎとめることになる。どこにつなぐ?「いま・ここ」だ▲こころは、「いま・ここ」にいない。過去と未来に行ったりきたりする。瞬時も休むことはなく、さまよう▲憂い、悩み、苦しみは、過去を悔…

炭焼窯をつくることに

炭焼窯をつくることにコミットした。とはいうものの、さてつくるかあ、というシロモノじゃあない。まったくなんにも知らないぼくには、とっても難しい▲材料の調達(赤土や大量の間伐材)、作り方を教えてくれる人さがし、一緒に手伝ってくれる仲間、パワーシ…

三界は虚妄にしてただ一心の作なり

だめだなあ、どうしようもないなあと悲観的になる。あいつのせいでこうなったなどと、被害者意識をもちやすい。さらには、悪いのはあいつだと、他罰的になりやすい。暗くて刺々しくなっていく。すべてが、おもしろくなくなっていく▲自分のいのちのエネルギー…

暁雲窯と大洞院をたずねる

「炭素循環農法」の講習会があるというので、森町まででかけた。7分の遅刻だったが、もうみなさんすでに畑めぐりに出掛けてしまった後だった。あとは12時からの講演だ▲それまで3時間もあるので、時間つぶしに森町をドライブした。秋の野山の美しいこと。の…

「ひとこと」で言うとなんだ?

プレゼンをする機会が多くなった。シンポジウムやら自治会の集いやら、行政への企画提案やら、講座やら▲こういうのは、100の練習よりも1つの本番。それを体験すると、度胸もつく、余裕がでてくる▲肩に力が入ってないと、聞いている人はラク。すると共感がえ…

長岡式酵素玄米法で炊いている

「粗食のすすめ」の幕内秀夫さんが言っていた▲子どもがお腹が空いたというと、大人はケーキやジュースをあげようとする。そうなると糖分過多になる。ケーキなどは大人が食べたいからであって、子どもには、腹もちのいいおむすびがいいんだよ、と▲やはりお米…

お米を自分たちでつくる道

お米は安い。安すぎる。米作農家が、農協に買ってもらう時の値段だ。昨年は一俵(60キロ)あたり8000〜8500円。ことしは天候不順のために、2割アップして、9600〜10500円あたりの模様▲大人が一年に食べるお米の量は、一俵(60キロ)。そうすると、一日あた…

鈴木重子さんから聞いたアレクサンダー・テクニックのこと

ジャズボーカリストの鈴木重子さんから聞いた話。ふんわりした話し方で、温かい波動が伝わる。とっても好感がもてる▲かのじょは、よく声を響かせるためにいろいろなメソッドを探求している。そのひとつが、アレクサンダー・テクニック。このメソッドは、なに…

天竜サイクルツーリズムがやってきた

楽舎が定住促進の拠点として、古民家と店を借りている。〈らくあん〉と名付けた。講座やコンサート、移住相談などを行う。ほたる公園の近くにある。そこの駐車場がかなり広い。今朝は、草刈りに小一時間、汗を流す。すると、次から次へと自転車がやってくる…

さて玄米の保管方法は

田んぼの見まわり。稲穂が実ってきて頭を垂れてきた▲10月下旬〜11月初旬に稲刈りだと思う。目論見としては、2反の田んぼで10俵(600キロ)くらいの収穫だ。大豆も逞しく育っている。あと10日もすれば枝豆が食べられる▲さて、問題は玄米の保存だ。わが家は湿…

スギ・ヒノキのほしい方は

玉木さんは、昨年、この山里に移住された。土地探し、農家資格の取得など、お手伝いさせてもらった。いま一緒に田んぼと畑づくりをしている。機械に詳しいので、いろいろと教えてもらっている▲広葉樹の生い茂る眺めのすばらしい土地に家を建てた。薪ストーブ…

くるみ割り

勝坂の大石さんから山胡桃を頂いた。日本古来の天然和胡桃で、鬼胡桃ともいう▲さっそく金槌で割ってみたが、とても硬くて割りにくい。強く叩けば、飛び散ってしまう。中の身を穿り出すのも難しいので、しばらく食卓の上に飾られていた▲先日、専用のやっとこ…

いろいろな山里暮らしの補助

山里暮らしをしてみたい、という人に。まずは「いいこと」ばかりあるよ、という情報。仕事、買い物、地域とのつきあいとか、いろいろ「ややこしいこと」もあるけど、それはまた別の機会に。まず「おためし住宅」▲いきなり移住はできないという人は、ここで暮…

稲の刈り取り

バリバリと実った稲を刈っていく。刈られた稲は束になると、ひょいと自動的に紐で結ばれて、ぽんと排出される。その稲の束を集めては、木で組んだ棒に架ける。これを稲架掛(はざかけ)という▲かつての農作業というと、みんなで鎌で刈り取っていたが、いまで…

子育て日記は続く

畑仕事のおかげで早起きは続いている。明け方は20℃。かなり肌寒くなってきた▲あかりがぐずりだす。京子は睡眠不足でヘトヘト。そこでぼくが抱きかかえて寝かしつける。それが難しい▲抱きかかえてスクワットすると、すこしウトウトしだす。それで安心して寝か…

だめな自分を愛することができてはじめて

人を愛することはすばらしい。愛こそが大切なものである。宗教はそう説くことが多い。そうして、そのことを実践しようとすると、愛するのが難しいことがわかる▲憎たらしい人、自分に敵意をもっている人、危害を加えようとする人を愛することは至難だ。しかし…

葛が繁茂している

葛が繁茂している。いたるところに。どんな荒れ地でも逞しくツルを伸ばして広がっていく生命力がすごい。樹木にも絡みついて覆いつくす。ついには枯れさせてしまう▲ツルは、真夏には一日で1メートルも伸びるとか。エンジン草刈機で刈るときに、ツルが絡んで…

赤ちゃんを揺らす、そしてスクワット

とにかく、赤ちゃんはよく泣く。眠ったかと思うとまた、ぐずりだして泣く▲おっぱいがほしい、おむつ替えてくれ、あつい、不自由、抱っこしてほしい……いろいろなメッセージを発しているわけだ。あかりは、火のついたようには泣かないので、そこは助かる▲けれ…

赤ちゃんの学びというところから

子育ての日々なので、赤ちゃんの学びというところから、考えている▲世の中の学びというのは、「正しい」ことがすでにあって、それをちゃんとやることが、いいこととされる。反復練習して身につけて、がんばってやりとおすことが、すばらしい▲勉強って、強い…

ラブファーマーズカンファレンスの振り返りの集い

きょうは、ラブファーマーズカンファレンスの振り返りの集い。〈らくあん〉にて▲有機茶、はちみつ、アクセサリー、固定種の苗、石猫、トウガラシ、有機野菜などの販売をしてくれた人たちが参加▲昼食のお弁当を頂いて、フリーディスカッションした。食事しな…

赤ちゃんの学習ということ

学習というと、まず「正しいもの」があって、それを修得するという意味合いがある。先生がいて、お手本があって、それを真似て自分のものにしていく過程。それが学習▲語学でいうと、正しい発音があって、それを真似て発音していく。パソコンの操作は、マニュ…

春野町の空き家をテーマに卒論を書きたい、と

春野町の空き家をテーマに卒論を書きたい。地理情報システムを活用して空き家の分布をまとめたい。──先日、愛知学院大の学生の小柴さんが来訪した。昨年、東栄町とのシンポジウムで、ぼくの講演を聞いたことがきっかけだ▲空き家の実情、なぜ空き家が増えるの…

竹のアーティストのゲンさんと平沢さんが、移住相談に

竹のアーティストのゲンさんと平沢さんが、移住相談に来訪した。平沢さんは、水窪在住、NPO法人Willの理事長として活躍。ゲンさんをぼくに紹介するために同行された▲ゲンさんは、竹を編んでバッグを作っている。横浜タカシマヤ、石川県立伝統産業工芸館、ス…

お米も大豆も順調

やっと稲の穂に白い花がついてきた。これが受粉して実るわけだ。大豆も大きく育ってきた。豪雨にも問題なかった▲あとは、お米も大豆も収穫を待つばかり。お米は2反で20俵(1200キロ)、大豆も2反で200キロと、獲らぬ狸の皮算用だけど▲田んぼは収穫が終わっ…

人が動くとはどういうことかという探求

赤ちゃんを観察していると、人が動くとはどういうことかという探求につながる▲あかりは、まだ生後一か月なので、首がすわっていない。抱きかかえるとき、手で首を支えないと、前に後ろにぐらっと倒れてしまう▲いつも寝ているばかりだが、手足はよく動かせる…

音声の入力と読み上げがすばらしい

パソコンが、読み上げてくれる。喋れば入力してくれる。きょうの大発見だ▲Macの音声入力と音声読み上げを試してみた。まず、音声の読み上げ。Googleのニュースを読ませてみたが、ほとんど問題なく読み上げる。聞き苦しくない▲友人が送ってきてくれた、住民監…

赤ちゃんの抱き方を教えてもらう

「もう話していますよ。話しかけていますよ。いまはお父さんの後ろの人にむかって話をしていますよ」▲もちろん、生後一か月の赤ちゃんが話すはずがない。けれども、先生には、あかりがもう、ぼくにむかって話しかけているのがわかるようだ▲うん、いろいろと…