過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

暁雲窯と大洞院をたずねる

「炭素循環農法」の講習会があるというので、森町まででかけた。7分の遅刻だったが、もうみなさんすでに畑めぐりに出掛けてしまった後だった。あとは12時からの講演だ▲それまで3時間もあるので、時間つぶしに森町をドライブした。秋の野山の美しいこと。のどかなこと。

森山焼の暁雲窯の看板をみつけた。庭を眺めていると、鈴木惠山さんが快く応対してくださった。この森山焼きの赤い色がなんともステキだ。過疎化のこと、お寺のことなど話しあった(2枚目、3名目の写真が暁雲窯)▲さて、次はどこにいこうか。しばし運転すると、大洞院があらわれた。ここは、全国に3,400もの末寺をもっていた曹洞宗の古刹である。

本堂があいていたので、あがり込んで坐らせてもらう。ひろい本堂でただひとりの坐禅。だれもいない、だれもこない。蝉の鳴き声と風の音だけ。ただ坐り、ときに立ち上がりウォーキング瞑想。そしてまた坐る。こんな感じで坐るのは久しぶり▲いいなぁ。だれにも邪魔されず。きょうはここで日がな一日、座っていたいような気持ちになった。ときどき訪れては坐らせてもらおう▲たいせつな講習に遅刻して失敗したと思ったけど、とってもいい時間を過ごすことができた。