過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「ひとこと」で言うとなんだ?

プレゼンをする機会が多くなった。シンポジウムやら自治会の集いやら、行政への企画提案やら、講座やら▲こういうのは、100の練習よりも1つの本番。それを体験すると、度胸もつく、余裕がでてくる▲肩に力が入ってないと、聞いている人はラク。すると共感がえられやすい。無理して頑張っている人のことばって、つたわりにくい▲で、だんだん上手になっていくとはいうものの、たんに場数を踏むだけでも進歩はない。近ごろ、すこし気づいてきたことがある。

まず「ひとこと」で言うとなんだ?メッセージを明瞭にする▲あれもいいたい、これも伝えたい。しかし、メニューがたくさんすぎると、聞いている人は迷う。アタマを素通りしていく。あれ、そもそも何を言いたいんだ? ということになる▲伝えたい、わかってもらいたい、理解してもらいたい、協力をお願いしたいためにプレゼンを行うわけだ。そこには「伝えたい」というメッセージがある。それは、「ひとこと」に集約される▲たくさん長く喋っても、ホシは明快に「ひとこと」で言えなくちゃいけない。

もうひとつ。たとい短くても長くても、まず「全体の概要」を伝える。どんなことを言いたいのか、どんな流れで説明しようとするのか。まず目次のようなもの、全体手のマップを示す▲そして、話している途中で、いま全体のどこの部分を話しているのかを、示す。そして、最後に、もういちど全体を振り返って、おさらいをする▲プレゼンだけじゃなくて、文章でも人に対してなにかを伝えるときにも生かせると思う。