過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

3Dプリンタによる仏像の複製

ここのところ、お寺さんとのやりとりが増えた▲いま「神社・寺社カフェ」を企画しているので、浜松市内の100の神社と寺院に参加してもらうように、うごいているところ▲参加オッケーの寺は、現在14か寺。せめて50。できれば、108のお寺と神社が目標。年末から…

ドローンを使ったビジネスはどうだろうか

小林くんと「山里でのナリワイの道」との語らい▲こんな過疎の山里だからこそ可能なビジネスがあるのでは、というところ▲アイデアも、収益にむすびついたら迫力がでる、長続きする。ナリワイにもっていけば、すばらしい▲山里では大きく稼がなくてもいいし、そ…

そのデザイン力は秀逸、情報感度もすばらしい

小林くんが来訪。かれは20代の若者で、大学院を卒業したばかり▲この春から、うちに滞在して楽舎の仕事を手伝ってもらうつもりでいた。けれども引佐町の地域おこしの協力隊の募集があり、そちらに採択された▲かれは棚田の研究が大きなテーマなので、棚田のあ…

廃屋になりそうな空き家がたくさん

この山里には、廃屋になりそうな空き家がたくさんある▲家主がたまに帰ることもあるし、遺品の整理がおわってないから、とそのまま放置されている。そんな所有者から、「土地も家も売りたい」と相談を受けていた▲「家を壊して更地にするのに100万円くらいかか…

エンジンがオーバーヒートして水蒸気が

ジムニーは、リフトアップの4駆で、山道や川原を走るのに便利だ。昨年、名古屋から買ってきたんだけど、20万キロもの走行距離。どこかおかしくなっても不思議はない▲こないだ運転していたら、突然、エンジンルームから、ブルンブルンと異音がした。ヘンだな…

お母さんと子どもの主体のイベントという企画

今回のイベントで、お、いいなと感じたのは、子どもを連れたお母さんたちの交流だ▲会場では、子どもたちが大の字に眠っていた。体育館の中を走り回っていた。叫んでいた。子どもの元気でイキイキとしたエネルギーがつたわった▲交流会では、大人も子ども太鼓…

有機農業というと

地元の春野で開催された有機農業者の集い「ラブファマーズカンファレンス」が無事、終了した▲「有機農業」というと、特別なものに感じられるかもしれない。なにか「特別な」哲学、「特別な」ワザ、「特別な」人たち、変わった人たち。なので、すこし壁がある…

「ラブファーマーズカンファレンス」が無事に完了

「ラブファーマーズカンファレンス」が無事に完了した。有機農業を実践し、探求し、関心ある人の集い。寝食を共にした交流というところがポイント▲9月3日から6日まで、春野の山の村で行われた。参加者はざっと300名、延べ人数にすると500名を超える思う▲地元…

「有機農業と地域社会の明日を考える」というシンポジウム

ラブファーマーズカンファレンスの3日目。「有機農業と地域社会の明日を考える」というテーマのシンポジウムの司会進行を急きょ仰せつかった▲有機農業を30年も40年も継続して、集落をあげて有機農業の村にしてしまったという埼玉の小川町の霜里農場の金子美…

盛りだくさんの講座とワークショップ

ラブファマーズカンファレンスの2日目。ぼくは、午後の講座の2つを受け持たせてもらう▲「アートフルな山里暮らし」というテーマで、春野町という山里の課題と魅力。山里で創意工夫に満ちた暮らしをしている方たちを紹介した▲ぼくが司会をしながら、石猫つ…

ラブファマーズカンファレンスの2日目

ラブファマーズカンファレンスの2日目。よく晴れて涼やかな風のとおる心地よい一日だった▲午前中は、歌手の加藤登紀子さんや農民詩人の星寛治さん、霧里農場の金子さん、大地を守る会の方たち、有機農業の実践者たちのシンポジウム▲午後は、3つ講義棟で講座…

「ラブファマーズカンファレンス」の第一日目

「ラブファマーズカンファレンス」の第一日目。春野町、山の村で▲午後は加藤登紀子さんのトークイベントと歌。夕方は食事しながらの交流会。有機農法の美味しい手料理がすばらしい▲雨が降り続く中、200人以上の方が参加してくださった。東京の方からは、バス…

わかっていないので書くということ

「書く」ことで発見がある。なにかについて書こうとすると、それまで漠然としていたことが、みえてくる。わかっていないこと、あいまいなことがあらわになる。そこを詰めていこうとするので、ものごとが明瞭になっていく▲普通は、「わかっているので書く」の…

気分は選択できるか

気分によって自分という存在は大きく支配される▲バカにされた、軽視された、無視された、叱られた、罵倒された、期待されなかった、誤解された……など、そういうことがあるとかなり落ち込む。ときには、数日、いや数ヶ月、ひきずることもある。いっぽう、喜び…

「ラブファーマーズ・カンファレンス」が春野町の山の村で開催

明日(9月3日)から、「ラブファーマーズ・カンファレンス」が春野町の山の村で開催される。有機農業をめざす人たちの全国の集い▲15時半から加藤登紀子さんのお話と歌。無料▲18時半からは、食事付きの交流会。こちらでも加藤登紀子さんがお話と歌▲春野町の人…

空き家はあるのだが

山里は、空き家はたくさんある。一人暮らしのお年寄りが多いので、これからも増える。その空き家を若い人たちに貸せば、山里も活気づく。お年寄りの見守り支援にもつながる▲ぼくがこの3年間で移住相談を受けたのは、100人を超える。広報したら、その数倍の人…

赤ちゃんは、みんなを元気にして、やさしい心にする

赤ちゃんは、みんなを元気にして、やさしい心にする力があるね。一か月検診で医大の帰り、二俣の町、あさの洋品店に寄った。おばさまたちが、みんなでかわいがってくれた。

幼い子には、聖霊がつねに訪れている

父親にとって、女の子は可愛い。メロメロになるわよ。幼い時には、うちの子は神童じゃないかって思うんですよ。……そう言われた。一か月検診の帰り、銀行振込の待ち時間、あかりを連れて行ったあさの洋品店で。ぼくには、そんな期待もメロメロ感もない。それ…

雨音を聴きながら、自分の心をたずねてみましたか

雨音を聞くといつも思い出される。それは、ぼくの心のお師匠さんのはなし▲その方は、毎月18日になると、庵で一人ひとりに出あって声をかけてくだ さる。ときには大勢の方が訪れると、深夜になってしまうこともたびたび。けれども、いくら深夜になっても、一…

〈急ぐ〉ことと〈速い〉ことについて

〈急ぐ〉ことと〈速い〉ことについて考えてみた▲スピード感のある人とのやりとりは、心地よい。仕事の速い人とは、一緒にやっていて気持ちがいい▲急 いでいる人とのやりとりは疲れる。そうして、自分が急いでいる時、相手にプレッシャーを与えている。相手は…

ちかくの空き家探訪

ブルーベリー園の近くに、空き家が2軒。見に行ってみた。ひとつの家(2枚目の写真)は草ぼうぼう。窓はアルミサッシで、なんとか住めそう。屋根は補修が必要かな▲もう一つの家(3枚目、4枚目の写真)は、すばらしい。そのまま住める。ぼくが越してきて住み…

山の中腹から赤土を運んで炭焼窯に

真夏の頃、除草剤を使わない田んぼには、すごい勢いで雑草が生えていた。炎天下では仕事ができないので、毎朝、5時から1時間半、4名で草取りを続けていた。休まずに2ヶ月連続だった。いまはもう収穫を待つばかりなので、週一の作業だけ▲収穫時期は、もち…

この煩わしいこと、邪魔なことこそ、じつは自分の人生そのもの

やらなくちゃいけないことが、あれもこれも山ほどある▲片付かない。おわらない。こんなときにかぎって、なんて手間のかかるんだ。これがなかったらラクでいいのになあ。なんとかならんかなあ、そんなものが多い。まあしかし、この煩わしいこと、邪魔なことこ…

備えあれば憂いなしという生き方で見失うもの

朝から雨が降り続く。田んぼも畑も心配。水が引かなければ根腐れする。日が当たらなければ穂が実らない▲〈備え〉をしなくちゃいけない。とはいうものの、大自然のながれはどうしようもない。仕方ない。おまかせである。ぼくたちの生き方というのは、〈備え〉…