過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

つまるところ、国家ってなんだろう

あかりが、「パン屋さんごっこやろう」という。──はい、ドーナツパンね。はい、ぐるりんぐるりんパン。──お客さんのところに、パンを届けてね。「はーい」。──あれれ、お金はもらってきたの。「あ、忘れてた」。「はーい。もらってきた」。 などとやっている…

競売物件の閲覧室に立ち寄った

裁判所に用事があって出かけた。帰りがけに、競売物件の閲覧室に立ち寄った。物件情報をパラパラと見ていた。おや、こんなすてきな古民家が最低落札200万円、おお、こんな山の中の広大な森が、おや、神社付きの古民家とはおもしろそう……。現況調査、聞き取り…

「ジジイの片づけ」沢野ひとし著 より

この本を読んで、よし早起きして掃除やるぞ。片付けやるぞ。箒と雑巾がけだ。という気になっている。 じつは、数日前からやっているんだけど、とてもいい。箒と雑巾がけで部屋の空気感が違ってくる。気分もすっきりする。 掃除はまさに日々の修行に。修行=楽…

年に10回くらい離発着する

施設(みんなの家)の隣は、スポーツ広場。そこにドクターヘリが下りた。ここへは、年に10回くらい離発着する。桜が美しいだけに、搬送される方、そして家族の思いは……。ちなみに、うちの利用者さんはありませんけど。

二人の柔道の金メダリスト

二人の柔道の金メダリストを取材したことがある。 その一人、古賀稔彦さんが亡くなった。53歳。「柔道着を着て死んでいくんだ」という言葉を思い出す。 雑誌の取材で道場をお訪ねした。16年前のことだ。第一印象は、分厚い胸板、太い腕、さわやかな笑顔。 「…

この制限と自由というところのせめぎあい、緩急なところが

「おとうちゃん、将棋おしえて。もっとほんとうの将棋をやりたい」。将棋崩しやはさみ将棋じゃ面白くないようだ。おとうちゃんもやっていて、そんなに楽しくないし。 ──でもね、あかりちゃん。将棋って、とっても難しいんだよ。途中で難しくていやになって泣…

ホワイトボードからマインドマップづくり

畳一枚ほどのホワイトボードを置いた。妻と今後の方針をあれこれ論議するとき、持ち出してきた。論議が混乱しないためだ。来客があって、語り合うときにもホワイトボードは便利だ。話が生産的になる。 文字や図形として可視化されると、頭が整理される。関連…

きょうは助成金の企画書づくり

激しい雨と嵐。あかりもいないので、事務処理に集中できる。きょうは助成金の企画書づくり。 「高校生と作る天竜の魅力AtoZ」(三菱みらい育成財団)「山繭の伝承と魅力発信」(ポーラ伝統文化財団)「異文化での暮らし方・付き合い方」(多文化共生国際交…

そうだ!馬頭琴(モリンホール)

ドとソ(5度の相対音階)の開放弦を弾くだけで、だいたいほとんどの曲の伴奏ができる。昭和歌謡も演歌も、フォークも、童謡も。 かつては、インドの楽器(タンプーラ、シュルティボックス、スワルマンダール)で、インドの祈りの歌を歌っていた。 それから…

自主保育、自主幼稚園、フリースクールというものが視野に

うちの施設では、昨年から介護施設内を区分けして保育事業を行っている。山里には保育所がないので、「保育ママ制度」を活用した事業である。 「保育ママ制度」は、おなじ山里の区の住民でないと利用できない。保育ママ一人に対して幼児は三人しかみられない…

創作あやとりだ

「将棋崩しやろうよー」なんどかやっていたが、あんまりおもしろくない。「将棋でもっとほかのあそびないのー?」──あるけど。あかりには、難しいからなあ。そうだ、はさみ将棋やろうか。ルールを教えながら始めたが、あんまりおもしろくない。そのうちあか…

拝んだ人はなんからかの結果、体験が現れる。それをシェア(わかちあう)する場を作る

「坊さんの仕事は、自らが拝むこと。そして、信徒に対して拝むことを教えること」と言う。 しかし自ら拝むお坊さんは、なかなかいない。所作や儀礼的にはお経を読み法要は行う。けれどもほんとうに信仰心があり、神仏に拝み祈っているかというと、さてどうだ…

竹炭、竹酢液、素焼、縄文式土器もできそうだ

石の地蔵を彫りにきてくれている左近さん。きょうもテラスでひたすら石を刻んでいた。彼の本業は炭焼師である。見事な窯をつくっている。「火をつければ、まちがいなく見事な炭ができる」という秘伝の窯。これまで、何度も炭焼のビジネスのことは教えてもら…

ミツマタの群生

一昨日、わがやの近くで発見したミツマタの群生。なかなか大木だ。美しい、香りも優雅。そして、和紙の材料となる。地主の方には、いつでも使ってくださいと言われた。ありがたい。

毎日、炎の瞑想がたのしめる

ドラム缶風呂(煙突付き)にしたおかげで、毎日、炎の瞑想がたのしめる。時間を忘れる。外で坐っていても、遠赤外線効果でとてもあたたまる。

祝詞とお経をおもいきりとなえ、護摩を行い、滝行のできる道場に

わがやのすぐそばにある神社(教会)。神仏混淆の教派神道。祝詞もあげれば護摩も焚く。真言もとなえる。お経もよむ。宮司も信徒も高齢化して、催事はおこなわれなくなってきた。建物も老朽化している。そばを沢の水が流れて滝行のできる場がある。いまはつ…

夜空に光りものが現れて、役人が恐れて斬ることができなかったという話

日蓮が、江ノ島の竜口で斬首されそうになった時、夜空に光りものが現れて、役人が恐れて斬ることができなかったという話がある。 そういうこともあるかもしれない。しかし、「講談師 みてきたような嘘をつき」かとも思っていた。 この映像を見ると、そういう…

月に一度の買い物ツアー

あかりは、れいなちゃんと遊びまわってた。やはり子どもは子ども同士がたのしい。れいなちゃんのお父さんが遊んでくれた。休日なので、80代の利用者の皆さんとあかりを連れて、二俣ツアーだった。百均と山の市で買い物。マルカワの蔵でお弁当。和服をリフォ…

ミツマタの群生地

ミツマタの群生地を発見した。旧わがやの近くだった。今年は、ミツマタを使って和紙づくりを始められるか。

ここの暮らしを深掘りしていくしかない

思えば移住して10年。2011年の2月3日に東京から春野町に引っ越し。3月11日。この山里でもゆらりと揺れた。すこしめまいがした。 そうして、原発の爆発、放射能の噴出と降り注ぎ。東京脱出してよかったんだなあという思いがあった。こちらの山里でもお茶など…

休みがなかった。休みができた。

デイサービスの事業をはじめて、1年3ヶ月になる。それまでは「休みがなかった」。事業を始めてから「休みができた」。 どういうことか。30年余、フリーランスで編集と執筆の仕事していたので、毎日が日曜日。土曜だろうが日曜だろうが関係ない。インドに13…

真っ赤になった炭を眺めてあたたまる

毎夜のドラム缶風呂の幸せ。こうして真っ赤になった炭を眺めてあたたまること。あかりも、一緒に眺めてた。焼き芋もできる。アルミホイールに包んだ玉ねぎなど、とってもおいしい。なにしろ薪は無限。廃材も流木も間伐材もたくさん。ちかくの製材所が廃材を…

ダンボールおえかき

「おとうちゃん、ダンボールおえかきやって」。──はいよ。なにから描くの?「たぬきん。それから、ちょうちょ。かまきりがいて……」──はいよ。じゃあ、ラン(うちのワンコ)もかくね。「おとうちゃん、外でお風呂沸かしてるでしょう。それをかいて」。──ドラ…

禁固10ヶ月、執行猶予3年

友人の裁判の件、どうなった? とよく聞かれるので、報告まで。友人は赤信号なのに、つい出てしまいバイクと衝突。被害者は全治三ヶ月。起訴されて有罪となった。禁固10ヶ月、執行猶予3年。たった一回の審理。公訴事実も争わず。ただ、赤信号に入った時、時…

春野図書館の催し 絵本とシャンソン

子守の一日。あかりと図書館に出かける。普段はほとんど誰もいない図書館に、10組くらいの親子。どうしたんだろう?めずらしい絵本の展示と弾き語りのイベントが行われていた。残念ながらメインの講師の方が東京在住で、コロナ緊急事態宣言で、来られなくな…

1ヘクタールほどある土地を、どう活用したらいいか

この1ヘクタールほどある土地を、どう活用したらいいか。この道沿いに数百本の桜を植えてきたKさんを連れて、視察してみた。友人のTさんが管理している土地だが、80代と高齢のため、今後の活用法を考えているところ。近くに駐車場もトイレもある。キャン…

葛布を織る

葛の繊維を紡いだ糸からつくった葛布(くずふ、かっぷ)。肌触り、布の輝きがすてきだ。むかしの武士のカミシモなどは、葛で織られていた。 4月ころから、葛の蔓を煮て水に晒し、発酵させて繊維を取りだす。これを紡いで布を作る。そのお手伝いをすることに…

石の地蔵さん彫りを開始

彫っていると、余計な考え、過去のこと、先のことなど、全く考えない。ただ、彫ることに集中できて、頭がまことにスッキリするという。左近さんが、うちの施設のオープンデッキで石の地蔵さん彫りを開始。週に一度は来てくれて、彫り続けることになる。希望…

ドラム缶風呂を沸かした

こんな大雨でもドラム缶風呂を沸かした。乾いた薪をたくさんもらったので、一気に燃やしてみた。煙突がモクモク。炎の勢いが強烈で30分もしないうちに、湯が熱くなった。熱くなりすぎて、4時間たっても、まだ入れない。

日干し煉瓦づくり

玉砂利を敷くか。河原から運ぶのはたいへんなので、建材屋から10トンくらい玉砂利を運んでもらうか(運賃込みで3万円くらいかかる)。 あるいは、煉瓦を敷くか。煉瓦は大量に必要。買ってきて運ぶのも、掘って埋めるのもたいへん。 いま考えているのは、「日…