過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

夜空に光りものが現れて、役人が恐れて斬ることができなかったという話

日蓮が、江ノ島の竜口で斬首されそうになった時、夜空に光りものが現れて、役人が恐れて斬ることができなかったという話がある。

そういうこともあるかもしれない。しかし、「講談師 みてきたような嘘をつき」かとも思っていた。

この映像を見ると、そういうことも起きたかもしれないと思う。
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この体験は、法華経に示された諸天善神の守護であり、日蓮は、自分こそが末法の『法華経』の行者(すなわち上行菩薩)である証左であるという話になっていく。

日蓮正宗創価学会は、この事実をもって発迹顕本(ほっしゃくけんぽん)すなわち、日蓮が本仏(究極の宇宙の真理仏、釈迦よりもはるかに偉大なレベル)であることを示したものという。

崇拝する存在が、もっと偉大であると信じたい、強く主張したいのがあらゆる宗教の特徴だとは思う。
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日蓮があらわしたとされる遺文(種種御振舞御書)。真偽未決の書だが、全編じつに名文だ。

「江のしま(島)のかたより月のごとく光たる物、まり(毬)のようにて辰巳(たつみ)のかたより戌亥(いぬい)のかたへひかりわたる。十二日の夜のあけぐれ(眜爽)、人の面(おもて)も見えざりしが物のひかり月よ(夜)のようにて、人人の面もみなみゆ。太刀取目くらみ、たおれ臥(ふ)し兵共(つわものども)おぢ怖れ、きょうざめ(興醒)て一町計りはせのき、或は馬よりおりてかしこまり、或は馬の上にてうずくま(蹲踞)れるものあり。」

https://twitter.com/i/status/1370801702853480449