「坊さんの仕事は、自らが拝むこと。そして、信徒に対して拝むことを教えること」と言う。
しかし自ら拝むお坊さんは、なかなかいない。所作や儀礼的にはお経を読み法要は行う。けれどもほんとうに信仰心があり、神仏に拝み祈っているかというと、さてどうだろうか。
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友人の僧侶は、インターネットを通して、多くの相談事を受けている。心理学もきちんと習得し、いわば仏教カウンセラーでもある。
多くの人の相談を受けながら、次の3つがポイントになるという。
①故人の供養をしたい。それは亡き両親であり、わが子であったり。
②けれども、どういう供養をしたらいいのか。なにをしたら供養になるのかわからない。
③ほんらい供養は自分が行うこと。それはわかる。しかし、自分だけでは足りないと感じる。その自信がない。
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かれは相談者とやりとりをして、その人に応じた供養の仕方を教えている。一緒に拝むことを伝えている。
そのことで、拝んだ人はなんからかの結果、体験が現れる。それをシェア(わかちあう)する場を作る。すると、そのシェアを通して、信徒は新たな気づきと励みと癒しになる。