過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

長尾先生のこと(2)

先生が、ぽつりと言った言葉が、いまでもいろいろと心に残っている。 ある巨大宗教団体の機関紙を見せると、そこには「邪悪と立ち向かえ」というようなタイトルがでかでかと出ていた。それを見てつぶやいた。「邪悪なんていうのが、あるんかいなぁ……。〈わた…

長尾先生のこと(1)

かつて宗教や心霊的なことを教えてくれた長尾先生という方がおられた。もう亡くなられたが、四国の多度津にお住まいで、真言宗醍醐派のお坊さんだった。いわゆる仏事や法事を行うお坊さんではなくて、霊的な直感力にすぐれていた。その種の相談事を受ける方…

川の水はキラキラ輝いている

春だなぁ。川の水はキラキラ輝いている。石ころを川に放り投げる。ドボン!ボチャン!という音を楽しめるようになってきた。あかり1歳7か月。

夢をかたりたい、膨らませたいだけということがある

あれをしたい、これをしたい。いまの仕事が終わったら、こんなことしたい。定年退職したらこういうことやる。政治はこうでなくちゃいけない。こうすべきだ。ああすればいいのだ。……などと、夢を、企画を、プランを、政策をかたるひとがいる。たくさんいる。…

薪釜の露天風呂づくり

露天風呂を作っているところ。もちろん家に内風呂はあるのだが、やはり露天風呂じゃないとおもしろくない。体ポカポカ、頭爽快というのがいい。家に温泉があるようなものだ。これが不思議なのだが、ガスで沸かした風呂とは、薪で焚くと暖かさが格段にちがう…

「神社・寺カフェ」レポート(3)「宝珠寺」

「神社・寺カフェ」レポート(3) 2月26日「宝珠寺」(ほうしゅうじ・臨済宗方広寺派)。お経(般若心経、延命十句観音経)と坐禅、厄除け・開運・安産のご祈祷。住職みずから抹茶を立ててくださる。そして、懇談会。ぼくは参加できなかったが、稲垣住職から…

「神社・寺カフェ」レポート(2)「正晨寺」

「神社・寺カフェ」レポート(2) 2月25日「正晨寺」(しょうしんじ・本門佛立宗)。住職による短歌の講義と参加者の作品の添削指導。13名の参加。丸山住職は、宗門の大学の教師をされていて、短歌の研究がライフワーク。万葉集から古今、新古今。さらには、…

「神社・寺カフェ」レポート(1)「盛福寺」

「神社・寺カフェ」レポート(1) 2月24日「盛福寺」(せいふくじ・曹洞宗)。お経と坐禅と懇談会。参加者は4名。お茶を飲みながら、阪野(ばんの)住職との語らい。このお寺は、檀家60軒とけっして裕福ではない。というか、それだけの檀家数では、お寺の維…

「神社・寺カフェ」と浜松市の文化事業の企画提案

「神社・寺カフェ」がすでに始まっている。主催者なので、当日のイベントにはすべて顔を出さなくちゃいけないなあ。でも、物理的にむつかしい。なにしろ浜松市はものすごく広い。わが家からまちなかに行くだけでも、往復かるく100キロ超える。そうして、寺ご…

戒名についての、ぼくなりの結論

戒名についての、ぼくなりの結論。戒名などなくても問題なし。来世があるとしても、戒名の有無、高下とは関係ない。俗名でもまったく問題なし。 戒名をつけてもらいたいひとは、つけてもらえばいい。だが、いくら立派な戒名をつけてもらっても、そのひとの来…

「法名戒名大字典」のはなし

戒名こぼれ話。「法名戒名大字典」。K出版社のS社長は就業時間が終わると、一升瓶をもってきてコップに冷酒で飲む。社員もお客さんも加わって、毎日の飲み会、談笑会となる。そこでいろいろな企画が浮かんでは、結構ベストセラーをつくりだしたりする。当…

日本の仏教において、いちばんヘンだなあと思うのが、戒名だ

ほんらい戒名とは、「仏弟子となって戒律をたもって仏道を歩みます」という人につけられるのもの。日本の仏教において、いちばんヘンだなあと思うのが、戒名だ。大きくは次の三つが素朴な疑問。一、死んだあとにつけられるのはオカしい(生前にもらう人もあ…

寺檀制度の背景 御条目宗門檀那請合之掟

葬儀は仏式で、お坊さんにお経をよんでもらう。戒名をつけてもらう。それが、世の常になっている。その起源はどこからきたのだろうか。徳川幕府は、キリスト教が弘まって異国の植民地になることを恐れた。そこで、キリシタンの蔓延を防ぐために、ひとびとを…

パのことばで、どんな単語がありますか

パのことばで、どんな単語がありますか。お姉さんが利用者のみなさんに問いかける。あかりは、「パ、パッ」とこたえていた。いつもパイパイといっておっぱいを飲むので、パはおなじみの言葉だ。あかりの言葉、手を叩く仕草ひとつで、みなさん喜んでくれる。…

絞り込んだテーマにする

絞り込んだテーマにする。それが、本が売れるポイントだなあと思う。もちろん、タイトル、内容、装丁のデザイン、広告も出版社の力もある。「どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法」という本が、なんと100万部を超えているとか…

玄米焙煎のミルク粥

アタマをつかうと甘いものが欲しくなる。といっても、お菓子もない。ひらめいたのが、ミルク粥。お釈迦さまが長い断食の後、苦行はあきらめて沐浴する。そして、村の娘のスジャータが捧げたのが、ミルク粥といわれる。こちらは、玄米焙煎のミルク粥。まず、…

第2回「神社・寺カフェ」のプレイベント

きのうは「第2回神社・寺カフェ」のプレイベント。13時から15時半。鴨江アートセンター301教室。40名の方が参加してくれた。池谷から、参加する神社とお寺28箇所をスライドをもとに解説。3人の僧侶による話。市川隆子住職(日本山妙法寺 浜松道場)は、出家…

鐘の音がごお〜〜ンと響くのがおもしろいようだ

お祈りしているわけじゃなくて、鐘の音がごお〜〜ンと響くのがおもしろいようだ。チベットでつくられた鐘なので、とても精巧。ものすごく長く低く振動する。ろうそくの灯りにも興味が。

ふたりの年の差は95年

ふたりの年の差は95年。すごいね。何度も顔をあわせているけど、まだこわいようで泣き出した。デイサービス「みんなの家」で。

移動式の歩行器を動かすのに熱中していた

きょうは移動式の歩行器を動かすのに熱中していた。自分が乗るよりも動かすことが楽しいようだ。デイサービス「みんなの家」に日参している。利用者のお年寄りがよろこんでくれる。みんなが体操したり歌うのを、興味深そうに眺めている。一緒に手も振るよう…

今日から長岡式酵素玄米法の復活

今日から長岡式酵素玄米法の復活。20年ちかく前から実践しているんだけど、しばらく飽きて白米にしていた。一升の玄米を炊く。3〜5日目くらいに、炊いた玄米の味が充実してくる。いつでも温かい玄米があるというのが、ありがたい。なにしろ、自分がつくった…

仏教の実践からマインドフルネスにいたる道を探求

2月19日に「神社・寺カフェ」のプレイベントがある。はるばる東京からきてくれるMさんは、マインドフルネスを通して仏教に親しむワークショップを考えているという。ティク・ナット・ハンからメンタルヘルスまで、いろいろなマインドフルネスを体験しながら…

ただ自分のために心地よくがんばる

ひろはまかずとし、というひとの言葉が、なかなかいい。いつもいく歯医者においてあった。世のためひとのため、などというあり方だと、肩にチカラが入ってしまう。なんかこう、犠牲的なあり方というのか、つかれる。そのうち、うまくいかないと、怒りが湧い…

「出火責任法」と「自己破産」について

人に迷惑をかけたら、償うこと。損害賠償の責任があることが民法の原則だが、例外がある。すなわち、「公共の福祉」のために、それは制限される。で、ぼくの友人・知人の間に起きた最近の事例が二つ。そのひとつが、親友がもらい火によって全焼。しかし、出…

2月19日(日)「第2回神社・寺カフェ」のプレイベント

2月19日(日)「第2回神社・寺カフェ」のプレイベントを行います。 13時〜15時。会場:鴨江アートセンター301。参加無料。予約不要。今回参加する28の神社とお寺の一つひとつを池谷が案内します。 お坊さんも参加してくれるので、いろいろ仏教全般、仏事・法…

言葉はちゃんと分かってきている

まだ喋ることはできないけど、言葉はちゃんと分かってきている。あかり1歳と6か月。わがやでひとり元気いっぱい。あかるさを発している。まあ、父ちゃんと母ちゃんは、くったくただけどね。https://www.youtube.com/watch?v=50MPeBHaYRg&feature=youtu.be

法と暮らしの実態

友人の延焼火災。出火元には、法的に損害賠償が請求できない。泣き寝入りしかない。しかし、なんとしても、悔しすぎる。残念すぎる。なんとかならないのだろうか。いろいろなひととにきいてみた。Tさん。法的には無理なんですよね。そういうときは、困った…

隣家の出火によって全焼させられた。出火元は責任を負わない。

隣家の出火によって全焼させられた。出火元は責任を負わない。では、泣き寝入りしかないのだろうか。民法の基本は、他人に迷惑をかけた際には、その責任を負う。 損害賠償しなくてはならない。しかしこれ、火事の場合には、適用されないのだ。出火元は、他人…

プレゼンの制作中「納得のいく〈看取り〉と〈おくり〉を考えよう」

二次審査に向けてプレゼンの制作中。2本が一次審査に通っている。こちらは「納得のいく〈看取り〉と〈おくり〉を考えよう」。生と死の際のところに、どうかかわるのか。かなり宗教的、というか宗教そのものといえる。そんなテーマになる。連続シンポジウム展…

プレゼンの制作中「神と仏のオープンカレッジ」

二次審査に向けてプレゼンの制作中。今回は、ぜんぶ文字だけ。PowerPointよりもKeynoteがつかいやすい。5分のプレゼン、質疑応答15分。「神と仏のオープンカレッジ」。講師は、仮に入れている。採択されたら交渉。市内の神職、僧侶、聖職者もなど。