かつて宗教や心霊的なことを教えてくれた長尾先生という方がおられた。もう亡くなられたが、四国の多度津にお住まいで、真言宗醍醐派のお坊さんだった。
いわゆる仏事や法事を行うお坊さんではなくて、霊的な直感力にすぐれていた。その種の相談事を受ける方だった。知識で物をいうひとではなくて、感性と体験を通して教えてくださった。
神霊科学に造詣が深く、新興宗教からも学ぶ方だった。「宗教は外側からみたんじゃわからん。内側からみないとわからんよ」と、じかにその本部や集いに出かけていった。
立正佼成会の法座はいいよ、真如苑のひとを大切にする姿、礼拝する姿はいいよ。ほんとうの神道を学ぶには、玉光(たまみつ)神社に行くとその雰囲気がわかる、と。ということで、ぼくもあちこち、実際に出かけていくようになったのだった。