過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

長尾先生のこと(2)

先生が、ぽつりと言った言葉が、いまでもいろいろと心に残っている。
ある巨大宗教団体の機関紙を見せると、そこには「邪悪と立ち向かえ」というようなタイトルがでかでかと出ていた。それを見てつぶやいた。

「邪悪なんていうのが、あるんかいなぁ……。〈わたしが正しい〉というのは、宗教とはいえんなあ……。ほんとうの宗教というのは、〈わたしが、まちがっていました〉というようになるんじゃないんかなあ……。」