過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

薪釜の露天風呂づくり

露天風呂を作っているところ。もちろん家に内風呂はあるのだが、やはり露天風呂じゃないとおもしろくない。体ポカポカ、頭爽快というのがいい。家に温泉があるようなものだ。

これが不思議なのだが、ガスで沸かした風呂とは、薪で焚くと暖かさが格段にちがう。水温はおなじなのに、どうしてだろう。遠赤効果だろうか。ともあれ、体の芯から温まるので、湯冷めしない。朝まで暖かさが体感がつづく。

これまでドラム缶風呂を愛用してきたが、いろいろ問題があった。まず、やはり火災の心配がある。風が強いときは危ない。どうしても煙が周囲にひろがる。臭いも強い。山里といえども、やはりそんなひとはいない。ご近所に嫌われる。わが家は立て付けのよくないので、部屋の中に臭いが充満してくる。妻には顰蹙だった。

そこで、いよいよ薪釜を取り付けることにした。煙突があるので、煙のひろがる心配はない。長府製作所の薪釜は、ネットで5万円くらい。水槽代わりにして金魚を飼っていたステンレス浴槽に取り付けた。ホルソーで穴を空けるのが、すこし手間だった。ゴム製のジョイントを取り付け、煙突をつけた。

たすかるのは、間伐材は無限にあること。薪はタダだ。ダンボール処分などの焼却炉の役もはたす。外からの目隠しに、竹でかんたんに柵を作ってみた。ぼくのことなので、速いけどザツなつくりだけど。しかし、用ははたしている。屋根もちゃんとある。

あとは、風呂の周りにレンガを積んで雰囲気作り。ウッドデッキをつくる。そうなると、芯から温まったところで、星を見ながらのヨーガとストレッチ、坐禅をたのしむことができる。朝からでも露天風呂に入って、読書もできるというわけだ。