過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「神社・寺カフェ」レポート(3)「宝珠寺」

「神社・寺カフェ」レポート(3)
2月26日「宝珠寺」(ほうしゅうじ・臨済宗方広寺派)。お経(般若心経、延命十句観音経)と坐禅、厄除け・開運・安産のご祈祷。住職みずから抹茶を立ててくださる。そして、懇談会。ぼくは参加できなかったが、稲垣住職から報告してくださった。参加者は午前の部が20名、午後の部が10名。おおむね参加者は60〜70代。

昨年参加した人が、友人を誘ってまたきてくれた。電車とバスを乗り継いで、いろいろなひとがきてくれた。求めてきてくれる参拝者たちばかりなので、ありがたい、と言う。ひとり一人の来訪を喜んでくださっている。

懇談会の話題。故郷に先祖の墓があるが浜松に移住したので、どのように供養していったらよいのか。終活のはなしなど。

稲垣住職は、とても真摯。丁寧。誠実。腰が低い。ひとを大切にする。来訪した方には、ちゃんとお手紙を出されている。ぼくが訪問した際にも、住職が色紙に描いた絵を下さった。縁を大切にするという姿勢が、貫かれている。地域の自治連合の会長もされたりして、地域貢献にも努めている。こういうお寺さんとのつながりが増えていくのは、うれしいことだ。

江戸時代の天井画。白隠禅師と山岡鉄舟の墨跡など拝観。開創は安土桃山時代。江戸期には寺子屋。明治には「上新屋学校」、大正から「二葉会日曜学校」。地域の子供たちはこの寺で学び修養した。 浜松市東区上新屋町212-3 TEL053-463-5673 稲垣邦圓