過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

夢をかたりたい、膨らませたいだけということがある

あれをしたい、これをしたい。いまの仕事が終わったら、こんなことしたい。定年退職したらこういうことやる。政治はこうでなくちゃいけない。こうすべきだ。ああすればいいのだ。……などと、夢を、企画を、プランを、政策をかたるひとがいる。たくさんいる。

まあ聞けば、なかなかたのしそうではある。しかしこのひと、ほんとうに実行するのかな、実現できるのかな。そういうところからみると、話をきくのは時間のムダってことがおおい。

こちらが「実現の構造」を詰めていくと、相手は逃げてしまう。立ちはだかる現実を超えていくのがいやなのかもしれない。すなわち、夢をかたりたい、膨らませたいだけであって、ほんとうは実現したくないのかもしれない。いまの現実に目をそらしたいために、夢をかたり企画をかたっているのかもしれない。

実行するひと、実現するひとというのは、やることを着々と粛々とこなしていく。あれこれとかたらない。そして、「やりたいこと」と、「やれること」とはちがうことを、よく知っている。

ぼくも、やりたいことたくさんある。やれると思っている。企画してある程度まで煮詰めて、出発する。しかし、あれこれと手を広げすぎて、中途半端になる。やがて集中力が萎えてきて、雲霧参照してしまうきらいがあるなぁ。